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法政大学の社会人クラスにてゲスト講義を行いました

2022年5月10日(火)、法政大学の長谷川直哉教授の社会人クラスにて、ゼロボードのビジネス本部長 坂本洋一がゲスト講義を行いました。対面で12名とタイからオンラインで1名の合計13名の方が受講されました。2コマで200分というボリューム講義でした。

長谷川教授から紹介され、「昔教師を目指していたので、先生と呼ばれてうれしい😁」と坂本先生(笑)。受講生とのコミュニケーションを交えながら、軽快に進行しました。

▼アジェンダ
1. 自己紹介
2. GHGプロトコルのScope1〜3の説明
3. CO2開示に関わる法令紹介と比較
4. CO2排出量の算定方法
5. サプライチェーン排出量の可視化と「Cradle to Gate」の概念
6. zeroboardの紹介
7. 取り組むメリットと場所を提供!ネットワーク効果が生まれる脱炭素エコシステム
8. zeroboardが目指す世界
9. 演習「Scope3のカテゴリーを選んでみよう」

3の法令紹介では、SBTで1.5℃目標と2℃目標が掲げられていますが、その気温上昇で自然災害が何倍増加すると予測されているかを、クイズ形式で学んでいただきました。

社会人クラスだけあって、鋭いご質問もたくさんあがりました。
・自社にとってのScope1は別の会社のScope3に当たることになるが、データが重複しても良いのか。
・CO2排出量を算定して開示していくと、中小企業は大手企業から切り捨てられる世界になるのではないか。
・CO2排出量は加算されていくが、林業であればCO2を吸収するためマイナス計算されるのか。
などなど。

このような質問から、受講生のみなさんの脱炭素への興味・関心の深さ感じました。また、受講生ご自身が勤務されている会社の脱炭素への取り組み状況や、ご自身で学ばれた知識の共有をしていただくなど、積極的に意見が飛び交う有意義な時間となりました。

後半には、実際にScope3のカテゴリー1〜15までの分類に挑戦する演習タイムを設けました。
意外に(!?)難しいということも実感していただけたようです。

▲受講生に挑戦していただいたScope3のカテゴリー分けの演習問題

▲GHGプロトコルのScope3は上流・下流合わせて15のカテゴリーに分けられています

長谷川教授からは「持続可能な経済活動が大切。今は産業構造が変わるタイミングだと思っている。大きな変わり目にきているだろう。」とお話がありました。

「脱炭素は欧州が先陣を切っているが、日本が遅れ過ぎているわけではいない。日本がルールを作る側に加わることで、アジアを牽引していくことが重要。そのためには、いかに全員が取り組める構図を作るかが肝となる。ゼロボードは、CO2の算定をテクノロジーで解決し、その先のCO2を削減していく取り組みと経済的なインセンティブを、脱炭素エコシステムによって様々な企業がソリューションを提供することでサポートしている。環境と経済の両立を実現しようとしている。」と坂本が講義を締めくくりました。

最後に受講生の方と名刺交換や歓談を行い、和やかな雰囲気の中、講義を終えました。

裏話をちょこっとだけ👂
今回の講義登壇に至ったのは、ビジネスパーソンメディアPerspectivesに掲載された坂本のインタビューを見て興味を持ってくださった長谷川教授とのご縁がきっかけでした。
ご紹介いただいたPerspectivesさまと、貴重な機会をくださった長谷川教授に感謝です。ありがとうございました。

▲長谷川教授(左)と法政大学のシンボル前で記念撮影

法政大学人間環境学部 長谷川直哉教授
専攻分野:CSR論 Business Ethics(経営倫理学) 環境経営論 環境金融論 経営史
https://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/kyoin/hasegawa_naoya/?auth=9abbb458a78210eb174f4bdd385bcf54

Perspectives 坂本のインタビュー記事
https://perspectives.braincenter.co.jp/social-issue/climate-change/zeroboard.html

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