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メンバーインタビュー #06 | 営業部長 八木順也「未来を描くスケジュールメーカー」

ビジネス本部 営業部長 八木 順也(Junya Yagi)

横浜国立大学経営学部卒業。
新卒で株式会社東急エージェンシーに入社し、広告営業として大手コンビニエンスストアチェーンを担当。スカウトをきっかけに転職したプルデンシャル生命保険株式会社では、入社2年目で営業成績上位者としてニューヨークで社長杯の表彰を受ける。その後VR領域のスタートアップ 株式会社Synamonで、事業開発マネージャーとセールスに従事。脱炭素領域に強い関心を持ったことをきっかけに、2022年4月ゼロボードに入社。現在は営業部長としてチームのマネージメントも行う。
趣味は映画鑑賞。好きな映画はSF全般(特にマトリックス、バック・トゥ・ザ・フューチャー)。和歌山県出身。

「インタビューのおかげで初心に戻ることができました」と謙虚に話す八木さん。自身もプレイングマネージャーとしてお客様との商談をしながら、5名(*)のセールスメンバーをまとめる忙しい日々の中「どうしても目の前の業務に縛られてしまうことが多かったです」と素直な気持ちを教えてくださいました。そんな素直で優しく朗らかな人柄で、幅広い年齢層のチームをまとめる営業部長の八木さんに仕事との向き合い方をうかがいました。
(*:2022年12月現在)

カーボンニュートラル達成目標の2050年に自分の子どもはまだ30歳。未来ある子どもたちのために地球をどう守るか。

– 八木さんはさまざまな業界で営業を経験されたそうですね。どのようにキャリアを築いてこられましたか。

はい、まず新卒で多くの人に影響を与えられる仕事がしたいと思い広告業界に入りました。大手コンビニチェーンが取引先の営業部に配属され、テレビCMやラジオCM、新聞などのメディア全般の広告企画、進行などに携わりました。当時”花形”と言われる部署だったこともあり、思い描いていた仕事ができて言葉通りとても楽しく充実した期間でした。

– そこから一転して保険営業の世界に入られたのはどうしてですか。

きっかけはスカウトだったのですが、保険業界を変革するという企業理念と、就業時間がなく給与体系がフルコミッション制(完全歩合制)であるという働き方に魅力を感じました。自分が営業としてどこまで通用するのか試したいという思いから、転職を決断しました。

– 営業成績で表彰され順風満帆だった中、今度はVR領域のスタートアップに転職されました。このきっかけは何でしたか。

保険営業は働き方や給料にも満足していましたが、自分の仕事として60代までやり続けるイメージが湧かなかったんです。2019年にビジネス書を読んでいた時、VRが急激に進化していることを知り、「自分の好きなSFの世界が実現されつつある」と驚きました。VRに関わりたいという思いから企業向けにVRのビジネス活用(会議や研修など)を提案しているスタートアップに飛び込み、営業として新規開拓やメンバー育成を担当しました。コロナ禍もあって需要が伸び、メディアで取り上げられることも多く、とてもやりがいがありました。

– コロナ禍ではVR会議などオンラインツールが話題になっていましたね。そこからゼロボードに転職することになった経緯は?

ある日テレビを観ていたら自然災害の特集で、IPCC※(気候変動に関する政府間パネル)による報告書の内容が紹介されていました。カーボンニュートラルの達成目標である2050年は、自分の子どもがまだ30歳くらいだと気付きました。子どもたち世代が生きていく未来に、より良い地球を残していかなければと思った時、初めて気候変動問題が自分ごと化されました。
その気づきがきっかけで脱炭素領域の会社に転職しようと思い、探し始めました。自分の中で漠然と「CO2ってどうやって測っているんだろう」という疑問を持っていたので、ゼロボードを知った時には「見つけた!ここだ!」って思いましたね(笑)

※IPCC:「Intergovernmental Panel on Climate Change」の略。1988年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)によって設立された政府間組織で、2022年3月時点における参加国と地域は195となっている。

オフィスでメンバーに会える時は雑談しながら近況を報告しあうことも

大切なのは未来のスケジュールを描き、それをお客様に想像させてあげること

– ご自身の子ども達世代のために地球を守っていきたいという思いは親視点ならではですね。続いて今の業務内容を教えていただけますか。

営業部長ではありますがまだチームは小規模ですので、プレイングマネージャーとして新規のお客様対応がメインの仕事です。チームメンバー5名の働き方ははさまざまですが、定例会議、1on1など顔を合わせる機会を多く作るようにしています。

– 八木さんにとって入社前後のイメージの違いはありましたか。

面接時点で企業からの問い合わせが多いと伺っていましたが、想像以上に多く、zeroboardのニーズの高さに驚きました。規模や業種も違う様々なお客様と接することができるのは非常に刺激的で、モチベーション高く取り組めている理由の一つです。これほど幅広いお客様と接することのできる仕事は珍しいと思います。

– 直近の営業状況や、ゼロボードのセールスとしての醍醐味や難しさを教えていただけますか。

昨年10月に有償プラン(製品版)2,000社導入を達成することができました。昨年1月にリリースしていますので、わずか10ヶ月で達成できたことは、ニーズもさることながらお客様に機能や価格に対して納得感を持ってもらえた証拠でもあります。2,000社は一つの節目だったので達成できて良かったです。

お客様から「zeroboardが役に立った」という生の声をもらう時はシンプルに嬉しいですし、やる気に繋がりますね。それにお客様に「〇〇で見たよ」というメディアに掲載された時の反応をいただくのも嬉しいです。最近はzeroboardで算定したCO2排出量を自社のホームページに掲載してくださっているお客様も増えてきており、それを見ると社会にzeroboardが浸透してきていると実感できます。

大きい意味で答えると、 脱炭素は世界共通のテーマであり、その最前線での仕事は非常に刺激的です。自分が関わった仕事が、未来のルールになるかもしれないというのも魅力的だと思います。

一方で僕自身が感じる難しさは二点あります。
一点目は幅広い知識が求められることです。脱炭素の知識はもちろんのこと、業界ごとに課題も違うため、あらゆる業種の事情に精通することが必要です。そのため、お客様との商談前には事前に調べ勉強してから臨むようにしています。
二点目はお客様の未来のスケジュールを描き、それを想像させてあげることです。脱炭素のために何か取り組みたいとお問い合わせをいただいていますが、課題が明確になっていない場合もあります。その時に、お客様の状況に合わせてCO2削減までのスケジュールを引いてあげることでおのずとやるべきことが見えてきます。これは難しさであり、zeroboard営業の醍醐味でもありますね。

– ご自身で取り組まれていることは何かありますか。

プレイヤーの立場としては、先ほど「難しさ」で挙げたように知識を増やすことですね。お恥ずかしい話ですが、お客様の方が知識量が豊富な場合もあります。大企業でSDGs推進室など関連部署に所属されている方は本当に脱炭素に詳しい方ばかりです。その方々と対等に議論するためには、やはり自分自身の勉強は欠かせません。

マネジメントの立場としては、リモート環境下で知見共有の場をつくることです。メンバーそれぞれ担当するお客様の業種によって、業界特有の課題や専門用語などの知識を蓄えています。それを個々のものにするのではなく、チーム全員でシェアできるようにまとめたりしています。

– 知識や情報をみんなで共有するのはとても良い取り組みですね。八木さんは働く環境としてゼロボードのどんなところが好きですか。

非常にフラットな組織で、自分次第でどんな業務にも関われることが魅力だと思います。例えば僕の場合は、脱炭素経営の初級者向けのウェビナーを企画し、毎月講師としても登壇しています。もともとウェビナーは開催していましたが、アジェンダに若干専門的な領域もありました。僕はお客様と接する中で、もう少し易しい「脱炭素ってなに?」からを知りたいニーズも感じたので初級者向けの企画をしました。そういった気づきから自分の考えを提案し、実行までできる環境がゼロボードの良さだと思います。

– 今後どのようなチーム作りをしていきたいですか。

営業メンバーが増えてきたタイミングで業種ごとにチームを分けてさらに専門性を高めていく方向性も考えています。脱炭素においては、浅く広くより狭く深くの方がお客様の伴走には向いているように思います。また、営業部ができたばかりということもあり、売上予測の精度が高くない状態ですので、営業メンバーの行動を見える化し、結果を予測・コントロールできる強い営業部にしていきたいと考えています。

ミッションに対する共感が全ての行動の根幹

– どのような方にジョインしていただけたら嬉しいですか。

経験面で言うと、大手企業に対しての営業経験がある方が来てくださると嬉しいです。大手企業でなくても営業の経験は必須です(営業部の場合)。また、お客様側の窓口になられる方は、サステナビリティ推進室や総務課など女性も多くいらっしゃいますので、対応するゼロボード側も女性の活躍はしやすい環境だと思います。
いずれにしても設立2年目のスタートアップなので全員がプレイヤーです。一緒に頑張りましょう!

スタンス面で言うと、「自走できる方」と「自責思考な方」です。
自走できる方というのは、ゼロボードのミッション【見通しの良い世界をつくる】に共感している方だと僕は思います。ミッションが根底にあるから、お客様の課題解決のために自ら必要な情報を揃えたり体制を整えたり、または自分に足りない知識を補う勉強や調査など他者からの指示を待たない行動が自然とできると思うんです。ミッションへの共感は全ての行動の根幹になるほど重要だと考えています。

後者で自責思考という言葉を使いましたが、ネガティブに捉えないでください!間違っても自分を責めて欲しいわけではありません。ゼロボードはまだ設立して間もないので、組織内の役割も営業に関するオペレーションも手探りでやっていることも多く、未完成かつ未成熟な状態であることは否めません。その中で、これが整っていない、これが作られていないと他者に対して不満を持つのではなく、必要なものがなければ自分が作っていこうという前向きな思考を持てるのが、僕なりの「自責思考な方」という意味です。
何か足りないものを見つけた時に、ご自身のスキルや経験を活かして提案していただけると嬉しいですね。

– 八木さんの意図はきちんと伝わりました。今後の意気込みを聞かせてください。

気候変動問題は世界共通の重要なテーマであり、今後、人類はこれまで以上にこの問題と向き合って行かなければなりません。このままの状態が続くと人類が地球に住みづらくなることは科学的に証明されています。こうした背景から僕は企業や組織が脱炭素に取り組むことには「正義」があると信じています。そして、その脱炭素への取組みの第一歩であるCO2算定・可視化のニーズに応えるサービスがzeroboardです。さらにCO2算定だけでなく、パートナー企業との連携によってさまざまな削減支援まで行えるのもゼロボードの大きな強みの1つです。

ゼロボードが提供しているサービスは地球を守るために正しい対処であると思います。営業部として成長できる目標を定めながら、社会に貢献できるzeroboardを着実に広げていきたいと思っています。
ご興味ある方の応募をお待ちしています!

– これからも営業チームの活躍を期待しています。ありがとうございました。

ゼロボードは2022年1月にzeroboard製品版(有償)の提供を開始し、同年10月に導入社数2,000社を突破しました。今後さらにニーズが膨らむであろう脱炭素領域で、皆さんの営業スキルをぜひ活かしてください。活躍の場がたくさんあります。ご興味をお持ちの方はぜひWantedlyからお問い合わせください。

zeroboard導入企業の声はこちらからご覧いただけます

<参考プレスリリース>
【2022.01.28発表】ゼロボード、温室効果ガス排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」の製品版を提供開始

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