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メンバーインタビュー #07 | エンジニア Jouko&Ville「良い世界に変えていくことを支えるシステムを、僕らは作っている」

写真右:
開発本部 エンジニア Jouko Karvonen(カルヴォネン・ヨウコ)

University of Oulu (フィンランド)情報処理学専攻学士 日本学副専攻(日本語・日本文化)卒業。
2006年に留学で来日し、2008年に再来日してから現在まで日本在住。オウル大学時代はエンジニアとしてインテリア業界のスタートアップで勤務。来日後はフリーのエンジニアとして、MA(マーケティング・オートメーション)やアドテックのスタートアップなどに参画。その後、ゼロボード設立前の2021年7月にジョインし、zeroboardの初期開発を手掛けた。現在はフロントエンドを担当。
フィンランド、カヤーニ出身。趣味はパソコン、ゲーム、散歩、料理。得意料理はシナモンロール。5歳と1歳の男の子のパパ。

写真左:
開発本部 エンジニア Ville Kohonen(コホネン・ヴィッレ)

Turku University of Applied Sciences(フィンランド) 情報技術学部卒業。
3歳の時に「となりのトトロ」を観て、日本のアニメに魅了され、日本に興味を持つ。
2016年に来日してから、エンジニアとして3社を経験。2022年4月、ヨウコさんの紹介でゼロボードにジョイン。ゼロボードでは、フロントエンドとバックエンドのウェブ開発を担当。
フィンランド、トゥルク出身。趣味は散歩、ポッドキャスト(ニューロサイエンス関連)を聴くこと、体内時計を整えること。2m超の長身(!)。2歳の女の子のパパ。

フィンランド出身のお二人ですが、実は日本のオペラ公演で偶然に出会ったそう。そしてヨウコさんがヴィッレさんを誘うかたちでこれまで2社で一緒に働いてきたといいます。今回はゼロボードの開発チームとは?エンジニアとは?について、プライベートでも仲が良くお茶目なお二人に、ざっくばらんにお話しいただきました。ちなみに、このインタビューは全て日本語で行いました。お二人の日本語力は素晴らしいです!

ー 2人の出会いは?

Ville:2011年、私が19歳の頃日本に初めて来た時にJoukoと出会いました。インターネットで知った日本人オペラ歌手のコンサートに行きました。そうしたらその歌手の方が、他にもフィンランド出身の友達が観に来てるよと教えてくれて、そこに来ていたのがJoukoでした。歌手の方を介して出会ったんです。

Jouko:そうそう、そこからもう10年以上の友達です。しかも面白いのが、僕たちの親戚が飼っている猫同士がたまたま親戚だったんです。びっくりだよね(笑)僕のお姉さんが飼っている猫が、たまたまvilleの家族の猫のいとこだったんです。ブリティッシュショートヘアなんですけど、家系図を辿ってみたら親戚だった。出会ってから知りました。

ー 出会いの偶然もすごいし、猫ちゃんが親戚だったとは縁って面白いですね。
さて、お二人がエンジニアの道を進んだきっかけを教えてください。

Ville:フィンランドでは一般的に、エンジニアを目指す時、高校ではなく専門学校に行く人が多いです。中学生で先生に将来の夢や勉強したいことを伝えて、一緒に適切な学校を探します。僕はゲームが大好きで、ゲーム開発を勉強したかったのですが、当時フィンランドにはゲーム開発の専門学校は1校しかなくて、しかも家からとっても遠かったんです。15歳の僕はとてもじゃないけどそこに引っ越すのは無理だったので、実家の近くにある情報技術(WEB系)の専門学校に入ることにしました。
卒業したらゲームの学校に行く予定はあったのですが、途中で日本に行く夢ができたし、WEB開発はとても僕に向いていると思えたので、そこからずっとエンジニアをやっています。

​​Jouko:小学生の頃、家にパソコンが来たときから、プログラミングにハマってゲームを作ったりしてました。独学がメインで友達に聞いたりもしました。趣味の延長で、自然に情報処理学を大学で学ぶことを選びました。

ー お二人とも子供の頃からパソコンやゲームが好きだったんですね。フィンランドと日本の働く環境って違いますか?

Jouko:フィンランドでは今の日本では当たり前になったリモートワークが2008年頃にはありました。それに1日の終業時間がはっきりと決まっていたので定時で帰れました。一方、来日して働き始めた頃は、まだ毎日オフィスに行かなければいけない環境でしたね。

Ville:フィンランドはエンジニアの仕事に限らず、ワークライフバランスをとても大事にしていて、普段1分でも残業になったら大問題になります(笑)
仕事開始が早い分、終わるのも早かったです。定時が17時だとしたらみんな16時55分には帰る準備をしていました。ミーティングは午前中のみで、時間もしっかり守られて延びるなんてことはなかったですね。

▲いつも楽しそうな2人。インタビュー中もこんな感じでした(笑)

開発本部長の熱い話でゼロボードにハマった。今の僕があるのはJoukoのおかげ。

ー やはりそうでしたか。北欧にはそのようなイメージを持っていました。
それではお二人の歩みやゼロボードに入社された経緯を教えてください。

Jouko:僕はサステナビリティや脱炭素などの業界に関わりたくてエージェント経由で探していました。というのも、その分野で働いている友人がいて、自分も関わりたいなって思ったんです。特に自分が父親になってから子どもたちの将来のために何かをしたいと思い始めたのがきっかけです。ゼロボードがまだ正式に設立される前に紹介されて参画しました。

Ville:僕はJoukoに紹介されて入社しました。実は前職もJoukoが誘ってくれたんです。僕がこうして働けているのもJoukoのおかげなので、とても感謝しています。
16歳の時に自分でチャットを作って、それを日本人のオンライン友達に見せたことがあります。すると彼は「すげー!これ自分で作ったの?実は僕はIT会社の社長だから一緒に働こうよ」と言ってくれて、それがキッカケで僕は今日本にいます。そして、19歳の時に出会ったJouko。彼がいなければ僕はどうなっていたか分かりません。

ー Villeさんはいつ頃から環境や脱炭素に興味を持ったんですか?

Ville:フィンランドに住んでいた頃から地球温暖化の話はよく聞いていて、認識はしていました。ゼロボードに入社する少し前からJoukoからサステナブルの話を聞いていましたし、最終的にはゼロボードの面談で、我が開発本部長の本間さんの熱い話を聞いてハマりました(笑)その時の本間さんの会社紹介はとても熱がこもっていて、今でももう1回聞きたいくらいです。

僕たちが作っているものは、良い世界に変えていくことを支えるシステム

ー 私もその時の本間さんの話を聞いてみたいです。さてその本間さんを中心とした開発チームはどのような雰囲気なのでしょうか?

Jouko:みんなのモチベーションやスキルレベルが高くて、一緒に働くのが楽しいメンバーです。基本的にみんなリモートワークが多いけど、毎朝の定例ミーティングで顔を合わせています。
2週間に1回、機能のアップデートを行った後にオンライン飲み会をするのが恒例。きちんと仕事をした後には労い合うメリハリのある関係です。gatherというバーチャルオフィスを使ったりもして、みんなコミュニケーションを積極的に取っていますよ。スキルの高い方ばかりですし、明るい雰囲気でやっています。

Ville:僕が入社して感じたのは、人生で初めてやりがいのある仕事を見つけたな、と。本当に良い方々が集まっていて、一緒に働くのが楽しいなと思いました。また、リーダーシップがとてもしっかりしていて安心しました。

ー 楽しそうな雰囲気ですね。機能開発スケジュールなどもしっかりマネジメントされている印象があります。お二人が感じるゼロボードで働く醍醐味とはなんでしょうか。

Ville:社会や企業にとって意味のある、必要とされる機能が提供できるのは嬉しいですね。システムアーキテクチャが良くできていて、開発が楽しいです。エンジニアのみなさんは本当にプロフェッショナルで、毎日勉強になります。

Jouko:少しずつ良い世界に変えていくことを支えるシステムを、スピーディーに実装していくことにやりがいを感じます。チームも良い方ばかりで、同じ目標を持っていることを感じます。
システムに対するニーズも多く、どんどん話が進みます。今すぐに気候変動に影響を与えられるわけではないかもしれないけど、長い目で見るとやりがいがあると思います。

Ville:誰にゼロボードの話をしても、必ず好意的に受け取られます。それにこのメンバーと一丸となって、大切なことのために働くのはやっぱり幸せですね。

ー 逆にお二人が感じる難しさはなんでしょうか。

Ville:今までにない新しい分野なので、ドメイン知識を深めなければならないことですね。

Jouko:Villeの言う通り、やはりドメイン知識ですね。環境指標、算定ルール、業界知識など、母国語では分からないので日本語で情報収集しています。そしてそれは常にしていかなければならないことです。

僕にとってナンバーワンの会社。これから「脱炭素化プラットフォームといえば、ゼロボードだよね!」を目指したい。

ー どんな方がzeroboardの開発に合うと思いますか。

Ville:この分野に興味を持つことが大事ですね。そして今はバックエンドエンジニアでもフロント側コードを触る必要があるので、フロントを恐れない人(笑)
フロントはデザインセンスが必要なので、苦手な人は苦手なんですよ。そこを恐れず挑戦して学び続ける人であって欲しいです。

Jouko:Villeが言ったように、まずは環境問題や脱炭素に興味があるのが前提になるかな。正直、興味がないとつまらないと思う。エンジニアスキルももちろん必要で、ユーザーの目線になれたり、さまざまな角度から見ることができたり、より良い方法を見つけて提案してくれる方だといいですね。
ある程度のスキルは必要ですが、まだこれだと決まっているわけではないので、フロントエンドの場合はユーザー視点で考えられるというのが重要だと思います。

ー 最後にお二人がゼロボードとして目指していることを教えてください。

Jouko:僕は母国フィンランドで過ごした経験から、母国の慣習を取り入れながら自分らしい生き方で生きています。高校生の頃から夢だった日本。それから時が経ち、最近の夢や価値観は、子どもたちにとってどのような育て方や教育環境が良いかに重きを置くようになりました。これからもエンジニアはやり続けたい。zeroboardが、さらに多くの方が触れるシステムになるよう、そしてより便利に色々な機能を提供できるようにしたいです。僕の目指すこととゼロボードのミッションはすごく合っています。

Ville:みんなが「脱炭素化プラットフォームといえば、ゼロボードだよね!」と言ってくれるような素晴らしいサービスを提供したい。個人的にはできるだけ自分の能力を生かしたいし、まだまだ弱いところを磨いていきたいです。
僕にとってはナンバーワンの会社です。ミッション・ビジョン・バリューを含めてね。
興味ある方はぜひ応募してください!

ー ありがとうございました。これからの機能開発にも期待しています。

▲ムードメーカーのお二人は、なんでも楽しんでやってくれます。仕事とのメリハリがすごい!

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