こんにちは、FLUX人事責任者の鷲田(わっしー)です。
FLUXでは現在、基本的に新卒の採用は実施していません。しかし、2022年4月に1名の新卒メンバーがジョインしました。FLUX創業当初からインターンとして働き、現在ではテクニカルPdM(プロダクトマネージャー)としてプロダクト開発を牽引する小宮さんです。彼がFLUXでインターンを決めたきっかけから、普段の仕事内容、そして正社員としてジョインする決め手に迫りました。
未経験からのエンジニアの挑戦 ーー本日はよろしくお願いします!まずは、これまでの経歴について教えてください。
東京都立大学システムデザイン研究科機械システムコースにて、産業用X線CT装置について研究していました。具体的には、X線CT画像に対して画像処理技術や動画処理技術を応用して 特徴を検出したり、 機械学習を用いた高解像度化などを行いました。
ーーあまりFLUXの事業領域とは共通点がないように思うのですが、FLUXでインターンをすることになったきっかけは何だったのでしょう?
そうですね。実際に、自動車業界などのメーカーへの進学をする人がほとんどです。
とあるきっかけで機械学習に触れる機会があり、IT系の最先端技術を扱う仕事をしてみたいと考えるようになりました。とはいえ、プログラミングなんてやったことはありません。まずはコードを書けるインターンを探すことにしました。そこで当時FLUXでインターンしていた友人に相談したところ、一緒に働いてみないかと誘われて。とりあえず、面談を受けることにしました。
その後、COOの布施さんと、当時青山にあったオフィス近くのスタバで面談。プログラミングへの想いと共に「全く未経験だけど、どうにかなりませんか」と相談しました。厳しい環境ではあると認識はしていましたが、CTOの李さんの近くで働けること、FLUXが創業して1年ほどのタイミングだったため、 制限なく挑戦すること ができるのは僕にとってはとても魅力的でした。
そこでインターンとして、エンジニアの勉強をすることになりました。2019年3月のこと。それから週3〜4、FLUXに関わる生活がスタートしました。
トライアンドエラーの毎日。Quick & Smallに業務改善システムを自作 ーー全く未経験でのジョインだったんですね。実際にどのように業務を進めていったのでしょうか?
当時エンジニアは、僕と僕の友人、そしてCTOの李さんだけでした。ありがたいことに李さんにつきっきりでプログラミングを教わりました。創業して10ヶ月のタイミングだったこともあり、しっかりとオンボーディング体制があったわけではありませんでした。その代わり、インプットしたものを業務ベースでアウトプットしながら学んた経験は大きかったです。想定していたアウトプットが出なかったときは、李さんに聞いて、改善する。トライアンドエラーを何度も繰り返していきました。いつも隣には李さんが。すぐに聞ける環境はとても有り難かったです。
ジョインして2ヶ月後くらいのタイミングで、業務改善の自動化ツールをつくりました。当時はお客様のメディア1社1社に対して、手動でJSタグを変えていたため、それを自動化できないかと李さんに相談したのがきっかけです。スプレッドシートから自動化できるプログラミングを行いました。今から考えると、僕のコードは到底きれいと言えるものではなくめちゃくちゃでしたが、自分で考えたツールが動くことが面白かったですね。
それからプロダクトを利用いただける お客様の数も1年で20社から150社まで一気に増えていきました 。(現在は、800社超)そんな中で、業務改善に積極的に取り組み続け、JSの作成ツールは、これまでバージョンを3回ほど更新しています。はじめは1メディアにつき30分ほどかかっていたのが、現在では3分以内にできるように。実際に数値として表れて、やりがいがありましたね。
ーーインターンをしていて、特に大変だった思い出はありますか?
入社した当初は、FLUXの規模が小さかったこともあり、テスト環境もきちんと整備されていませんでした。コードが1行抜けただけで、メディアの広告配信を止めてしまう可能性もあったため、絶対にミスができないというプレッシャーと隣り合わせであることが大変でしたね。また、メディア広告の問題確認の仕事においても、すでに問題が起きているにも関わらず、原因追求には苦労しました。
ただ、この仕事をやめようと思ったことは一度もありませんでした。 課題は健全 と考えるFLUXでは Quick & Small に改善を繰り返す ため、成長スピードはとても速いんですよね。毎日のように新しいことがどんどん湧いてきたんです。その環境がすごく楽しく、いつしかアドテクにも面白みを感じるようになりました。
ここ1年間ほどで、僕自身もできる範囲が広くなって、プロジェクト全体を見る仕事も任されるようになりました。自分の成長を実感できて嬉しいです。
ーー未経験から成長を実感しているのを感じます!FLUXの教育制度についてはどう感じますか?
アドテクについて、その道のスペシャリストに直接聞ける環境は非常にありがたいと感じています。勉強会も定期的に開催しており、最近ではML関係の機械学習の勉強会もあります。なかなか難しいことも多いですが、非常に勉強になりますね。
決め手は、魅力的な経営陣と成長できる環境 ーー新卒で別の会社に入る道もあったかと思います。新卒でFLUXにジョインをすることを決めた背景を教えてください。
2021年1月頃、布施さんからごはんに誘われました。これまでも1ヶ月に1回ペースでごはんに行っていたのですが、そのときはSVPoEの中川さんもいらっしゃったんです。業務委託から正社員に誘われるケースが多いことは知っていたので、少し察するところがありましたね(笑)。
誘われたとき、僕自身も想定していたことでしたし、特に驚きはありませんでしたが、その後改めて自分のこれからのキャリアについて考えてみました。
よく考えてみると、これから就活をして、周りにどんな人たちがいるのかも知らない状態の会社に入るよりも、すでに人間関係を築けている会社で働けることは大きなメリットだと気づきました。特にインターン時期からともに働いてきた李さんや中川さん、布施さんの人間的な魅力も大きかったですね。 FLUXは成長し続けている会社 です。僕自身、規模が大きくなって、オフィスが何度も移転していく様子をこの目で見てきました。この成長スピードに最初はついていき、FLUXを大きくしていく過程の中で 自分自身も成長できると確信 しました。
ーー誘いを受けて前向きな気持ちだったのですね。逆にFLUXにジョインすることへの不安はありませんでしたか?
もちろんありました。今後会社は成長し続けるのか、そして自分の技術スタックで将来的にやっていけるのかという不安です。僕はFLUXでしか働いたことがありません。本当に自分のスキルが通用するのかは漠然と不安に感じましたね。
その不安に対しては李さんや中川さんと何度も面談し、自分のキャリアについて、ともに考えていただきました。実際に僕のやりたい方向性などもお伝えすると、PdMとしてのキャリアを打診されました。すでに業務効率化など、自らのペインを挙げて、それに対してどんなアプローチがあるか考える経験はできているから、とのことでした。 自分の強みを分かっていただいた上で、キャリアの選択肢を示してもらえたこと がありがたかったですね。2人と何度も話す中で、徐々に不安も解消され、新卒としてジョインすることを決めました。
目標は技術力のあるPdMになること ーー最後にこれからの目標を教えてください。
直近では、AutoStreamの新規事業であるダッシュボードの開発において、PdM的な立ち位置で関わりました。業務委託のメンバーと二人三脚で取り組みましたが、本当に良い経験となりましたね。
僕が目指すのは、テクニカルPdMです。1個技術を極めた上で、全体を見る能力をつけることができれば、FLUXにもさらに貢献できるし、自分のキャリアもより強くなると感じています。
極めたい技術は、データベースです。仕事をする中でも、広告が高く購入される時間などがデータ量で分かるのが非常に興味深いですね。インサイトを出すことに面白みを感じています。
今後は技術だけでなく、ビジネスサイドとのコミュニケーション力を身に付けることで、目的意識をもった開発ができるPdMを目指していきたいです。
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