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映画研究日記 Vol.1「AI崩壊」

本日から、水曜日に映画に関する連載を書かせていただきます。

連載の名前は、映画研究日記

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このブログでは、多くの方に見てもらう事を目的としている為ネタバレが無いように書いています。ネタバレとなるような内容は基本的に書きません。この映画を観てどんな影響を受けたのか、何を感じたのかをメインにお話し出来ればと思います。

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⚫︎「AI崩壊」との出会い

この映画を観たのは6月の雨の日。毎日のように降る雨にさすがに飽き飽きしていたのをとても覚えています。

AI崩壊を私が知ったのは、会社でブログの記事を更新する為のリサーチをしていた時でした。皆さんがご存知かどうかは分かりませんが、私はIT企業にITを全く知らない状態で入っています。それこそ、PCの使い方さえほとんど知らないレベルです。そんな私がその会社でのブログ更新を任せて頂くことになり、少しでも見てくれる方にとって役に立つ記事が書きたいと思ってリサーチをしていました。その時に書いた記事のトピックは「現役エンジニアに聞いたオススメ映画やドラマ」です。
この記事を書く為にリサーチをしていた時、宣伝で流れていたAI崩壊が目に止まったんです。「あ、この映画は絶対観たい」とその時感じたものの、結局映画館で観れずに終わってしまったんですよね。そしたら、つい最近DVD化されたとのことで直ぐに近くのレンタルショップに走って借りに行きました。

⚫︎「AI崩壊」を観た率直な感想

実際に観ている時、私はかなり不安でした。というのも、IT企業でAIを推進する立場にいながら、AIによって世界が壊れかける様子を見て、私たちがやろうとしていることは間違っているのかもしれないと少なからず感じてしまったから。入江監督が作るあまりにもリアルな世界観が、私たちIT企業が理想とした未来を見てるように感じてしまったんです。入江監督の作品はいつも、「この映画での出来事が本当に起こるかも」と感じてしまいます。

⚫︎作品を通して感じたこと

この作品の第一印象は、AIに対する疑心暗鬼でした。本当にAIの技術が進んでいくことは世界にとっていいことなのか。人の為になるのか。本当に必要なのか。ですが、このAI崩壊という映画が伝えたかったことはそこではないのではないかな、と私は感じました。AIの良さは機械的で正確な所と、人の負担が減る所です。逆にいえば、AIは機械的なこと以外はしないはずなんです。なのでもし、AIが世界的な規模で害をもたらすようなことが起こるとしたら、それはむしろAIを作った人に何か原因があるのかもしれないと思いました。このAI崩壊という映画は、AIの危険性の警鐘というよりはAIが使い方次第では人に牙を向ける可能性のあるということを伝えたかったのではないでしょうか。
今後世界では間違いなくどんどんAIが進歩して、近い将来本当にAI崩壊の前半のような人が機械に今より頼るようになっていくかもしれません。その時に、私たちはどう生きていくべきなのか。どうしたら、自分を見失わないでいられるのか。私は、どれだけAIが進歩しても人にしか出来ないことが絶対にあると思っています。機械からは決して得られないもの、それの1つが感情価値なのではないでしょうか。今の私たちに大切なことは、自分の中での感情価値を見失わないことだと私は感じました。

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