本のジャンルって感情の本棚に似ている
ひとりでいる時間って大切ですよね。
勿論、友達と一緒にランチしたり出かける時間もとても好きです。でも、ひとりの時間が無かったら、私は多分生きていけないと思います。
他の人がどうなのか、それはよく分からないですけど、ひとりの時間=素でいられる時間だと思うんです。
映画とかドラマだと分かりやすいと思うんですけど、さっきまで楽しそうにしていたのに1人になった瞬間に涙が出るとかが正にそれで。
相手に見せたくない感情とか、見られたくない感情が人にはあるんじゃないかなと私は思っています。
新潮文庫のキャラクターでキュンタ君というロボットがいるのですが、皆さん知っていますか?
キュンタ君はロボットなので感情というものを知りません。しかし、本を読むことによって毎日少しずつ感情というものを覚えていくんです。
新潮文庫が2020年の夏読書100冊というテーマで選書を行っていました。そのキャッチコピーが「この感情はなんだろう」なのですが、私はこの言葉にとても惹かれました。
私は本を買うとき何気なく選ぶことが多いですが、大体は表紙とあらすじ、作者からどういったジャンルの話なのかを想像します。詳しい内容までは分からなくても、この本がどんな話なのか想像してその時の感情と合った本を読むのことが私は癖になっています。それこそ、気持ちが沈んでいる時に必ず聴く音楽があるように、私も今欲しい感情によって読みたい本を選んでいるんです。
朝にはあたたかい気持ちになれる本やテンションの上がるもの、夜には青春ものやミステリーなどその日にもよりますが本のジャンルに寄って与えられる感情が違いますよね。普段は何気なくジャンルを読んでいましたが、本のジャンルって感情の本棚みたいだなと思いました。
ドキドキハラハラしたかったらミステリー小説を読むし、キュンとしたかったら恋愛小説を読みます。そう思うと、人はなにかを考えたいときや感じたい時に本を読むのかなとも思いました。
今度は、ジャンル別のオススメの本の話などもしてみようかなと思います。