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【Vol.1】 テクノロジーの力で再エネの可能性を広げたい ~アイ・グリッド・ラボCTO岩崎インタビュー~

今回は当社のエネルギーマネジメントプラットフォーム「R.E.A.L. New Energy Platform®」を開発を担当している株式会社アイ・グリッド・ラボでCTOを務める岩崎哲さんに入社したきっかけや仕事観について聞いてみました!!



アイ・グリッドで今手がけていることは何ですか?

AIによる情報管理・制御可能なエネルギーマネジメントプラットフォーム「R.E.A.L. New Energy Platform®」の開発推進を手がけています。2020年10月から開発を行い、実証実験を経て2022年6月に商用化が実現しました。グループ会社である分散型の太陽光発電施設のエネルギーの発電、需要予測を行い、全国にある国内最大規模の太陽光発電施設のエネルギーの適正化を行っています。

現在では、本格的にグリーントランスフォーメーション(GX)を進化させるため、プラットフォームおよびアプリケーションの改良をメインに行い、このプラットフォームを通じて、再生可能エネルギーの最大活用の推進を図っています。

再生可能エネルギーの最大活用というのは、アイ・グリッドグループで構築した「余剰電力循環モデル」を活用したエネルギーの最適化のことですが、施設の屋根で発電した太陽光を施設内で使うだけでなく、余った電力をアイ・グリッドが買い取り、地域内の別の電力利用者に供給するという仕組みです。

R.E.A.L. New Energy PlatformのAI技術をさらに精度を高めさせ、余剰電力を生み出す仕組みを広げていくことを今の最大のミッションとして事業推進を図っています。


アイ・グリッドにジョインしたきっかけは?

ジョインしたきっかけは前々職のころにアイ・グリッドと取り引きがあり、アイ・グリッドの電力使用量のデータ解析なども私の方で担当していました。そのころは代表の秋田さんとはそのころからの知り合いで。

転職を考えていた時に、たまたま声をかけてもらいました。もともとアイ・グリッドの事業は知っていたことと、再生可能エネルギーの可能性と分散型エネルギーの情報活用にはとても関心が高かったので。これからの日本にとって重要な役割を果たす業界になるんじゃないかと思ってジョインしました。

もともとエネルギー関連のデータ解析を行っていたわけではない?

大学院時代、AIベンチャーにインターンとして勤務し、卒業と同時に同企業に約15年勤め、その後流通小売り向けのAIベンチャーに勤務していました。

AIベンチャーでは主にWebマーケティングデータの分析を行うことが多く、メールマーケティングや営業プロセスの最適化などを行っていました。

流通小売り向けのAIベンチャーでは、どの商品をどう配置したら売れるかであったり在庫をAIが管理して自動発注させたりする仕組みを作っていました。ここでは当然ながらスーパーマーケットやドラッグストア等のクライアント様が多かったため、業態や商習慣などを現場で感じることができ、その経験は今もとても生かされています。


ベンチャー企業で働くという選択をした理由は?

大学院で博士号を取得したため、社会人になる頃の年齢は27歳。自分のキャリア形成を考えた時、早いスピードで結果を残したい。と考え元々インターンで働いていたベンチャー企業でそのまま働いていくことを決めました。

大手企業への就職ももちろん考えましたが、インターンでの会社の働き方がとても心地よかった。学生の私にでもいろいろ任せてくれる。そんな楽しさを味わってしまったので笑

あの時の選択は間違ってなかった。小規模な会社だったので開発以外にもいろいろな部門でのマネジメントにも関わることができました。

実はインターンから本採用になったタイミングで役員のポストが用意されたんですよ笑

少人数なのにホールディングスにするということになって、人員が足りない。なんてことで。ベンチャーならではですよね。本当にいろいろなことが経験できたのでよかったと思っています。

学生の頃からベンチャー志向が強かったのですね。何をメインに研究を行っていたのですか?

大学時代は工学部で精密機械(ウェアラブルコンピュータ-)を研究していましたが、当時の研究室の教授が新設された新領域創成科学研究科というところに移ることになったので、一緒に移ることにしました。

新領域創成科学研究科は、文理融合で、環境問題への対応や生体情報やヘルスケアといった人間の環境などを研究するところで、私の立場としてはコンピューターの技術をいかに活用していくかという視点で関わっていました。

環境という観点では、当時京都議定書があったり、MDGs(SDGsの前身)と言っていた時代で、そのあたりも含めて環境の勉強はするようになりました。


どのような姿勢で仕事に臨んでいますか?

まずは、ビジネス全体を理解するというところを大切にしています。

AIというとデータやシステムを扱う仕事と捉えられ、その分野だけに特化して仕事をしがちですが、業界や自社のビジネス全体を理解してから仕事をすることが重要だと思います。

前職ではいろいろな業種のクライアントがいたので、プロジェクトに関わる前は業種に関連する本を読んだり、お客様とのコミュニケーションを密にしたりと、まずは「相手を知ること」に注力しています。

データというのは、ビジネスの結果として表現されたものであり、ビジネスを知ったうえでデータを見ることで、ビジネスがより深く理解できると思います。


一緒にやっていく方に何を求め、どんなチームにしていきたいですか?

一人一人が強いプロ意識を持ちながら、自走し、チームとしては同じベクトルで仕事を進めていくのが理想です。DXの時代において、グロースハックに必要な人材として、データサイエンティストとしてデータの視点から事業開発をしたり、デザインシンキングの能力を持ったりする人々のプロ集団を作っていきたいと考えています。


穏やかな口調で語る岩崎さんですが、エネルギーの未来に並々ならぬ情熱をお持ちの方です。『出る杭は引っ張り上げる。出でよ、出る杭!』とやる気のある人をどんどんやる気にさせてくれるマネージャーです。まずはどんなことをやっている会社なのか、見てみたい!聞いてみたい!という方はお気軽に話を聞きに来てください!




R.E.A.L. New Energy Platform®について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

前編:R.E.A.L. New Energy Platform®が必要な背景 気候危機回避の勝負の10年間
後編:R.E.A.L. New Energy Platform®が実現する地域の再生可能エネルギー循環とは

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