こんにちは!AICEの広報担当です。
未経験でAI領域へ飛び込み、いまはプロジェクトマネージャー(PM)として課題の言語化から設計、社会実装までやり切ることに向き合っている岩田さん。原点は、看護師として立った医療現場で芽生えた「現場を変える側に回りたい」という思い。
未経験からでも越境し、AIを現場で使われる形に届けきる、その仕事のリアルを掘り下げます。
目次
プロフィール
助ける実感 — 看護師として医療現場に立った日々
作る側へ — 電子カルテが変えた進路
現場起点 — 医療知識を武器に複数PJを動かすPM
話せる空気 — 年齢も経験も越えて“分け隔てない”チーム
任される存在へ — 官公庁領域の専門化とスキルトランスファーの仕組み化
最後に
プロフィール
岩田 章汰(Iwata Shota)/ PM
看護師として医療現場に立った後、IT領域へキャリアチェンジ。Webエンジニアやデータサイエンティストなど複数の役割を経験し、現在はAICEでPMとして複数プロジェクトを推進している。
根っこにあるのは「働くのが好き」という素直なスタンスで、忙しさの中でも前向きに楽しめるタイプ。3児のパパとして家庭の時間も大切にしつつ、AICEではプロジェクトを前に進める要としてチームを支えている。
助ける実感 — 看護師として医療現場に立った日々
看護師を目指したきっかけは?
高校時代の希望進路は、人の役に立つ仕事をしたいという気持ちから「看護師になるか、自衛隊に入るか」の二択でした。母が看護師だったこともあって、看護師という仕事はずっと身近で、自然と選択肢に入っていましたし、現場で働くイメージが持てたのも大きかったと思います。
看護師として働いてみて、どんな日々でしたか?
実際に現場に立ってみると、毎日は想像以上に濃く、緊張感のある場面も多かったです。体力的にきついと感じる日もありましたが、それでも私の中にいちばん強く残っているのは、目の前で人が助かっていく瞬間に立ち会えるなかで、「自分はいま人のためになれている」と感じられたことです。その感覚があると、忙しさや大変さがあっても踏ん張れたし、前向きでいられました。看護師としての時間は、そういう手応えを少しずつ積み上げていった日々だったと思います。
作る側へ — 電子カルテが変えた進路
看護師からエンジニアというキャリアチェンジを考えたきっかけは何でしたか?
転機になったのは、勤めていた病院が紙カルテから電子カルテへ切り替わっていく流れを、現場で目の当たりにしたことでした。システムベンダーの方とやり取りをしたり、画面が少しずつ形になっていく過程に触れたりする中で、「使う側として慣れていく」だけではなく、自分も変化をつくる側に回ってみたいという気持ちが強くなっていきました。
そこからITへの関心が一気に高まり、未経験の世界に踏み出すことを現実的に考えるようになりました。不安がなかったわけではありませんが、看護師資格があることは自分の中で大きな支えでした。戻ろうと思えば戻れるところがあるという感覚があったからこそ、思い切って新しい道を選べた部分は大きいと思います。
未経験から、エンジニアとしてどのようにキャリアをスタートしましたか?
最初はWebエンジニアとして実務に入りました。最初から準備万端だったわけではなく、現場で必要になったことをその都度キャッチアップしていく形だったと思います。仕事を進める中で必要に迫られてPythonを学んだり、OCRやデータ分析に取り組んだりしながら、次第にデータサイエンス寄りの領域にも関わるようになっていきました。
また並行して、PMとしてプロジェクトを前に進める動きも担うようになり、少しずつ役割が広がっていく感覚がありました。そうした経験を重ねる中で、現場に価値を届けるところまで自分の手で関わりたいという思いが強くなり、さらにステップアップしたいという気持ちがはっきりしていきました。
AICEを知ったきっかけと、入社を決めた理由(魅力的に感じた点)は何でしたか?
AICEを知ったのはスカウトがきっかけでした。調べていくうちに、データサイエンス業界でも名前を見かけていたということもあり、純粋に面白そうだなと思うようになりました。
やり取りをする中で印象的だったのは、会話や意思決定のテンポが圧倒的に早く、コミュニケーションが取りやすいと感じられた点です。挑戦を続けるうえでは、こういう環境の差がそのまま前進力になると感じました。複数の選択肢がある中でも、最終的には「ここなら自分の役割を広げながら、前向きに走り続けられる」と思えたことが、AICEに決めた一番の理由です。
現場起点 — 医療知識を武器に複数PJを動かすPM
AICEでは、どんなプロジェクトを担当していますか?
PMとして、複数のプロジェクトや規模の大きいプロジェクトを、スケジュール通りに前へ進めていくことが中心です。言葉にするとシンプルですが、実際は「前提が毎回違う」ので、同じやり方がそのまま通ることはあまりありません。官公庁系、医療、物流、食品関連……領域が変わるたびに、関係者の立場も、判断の優先順位も変わります。
だからこそ私がいちばん意識しているのは、節目ごとに認識を揃えて、合意を積み上げていくことです。「合意を取りながら前に進める」。結局ここが、PMとしての土台になっています。
医療領域では、看護師としての経験がどう生きていますか?
医療系のプロジェクトでは、ドメイン知識があるかどうかで、最初の理解の速さやコミュニケーションの密度が大きく変わります。例えば医療系の音声認識モデルの開発に関わったときも、データセットを作る段階で「何をどう扱うと現場で使える形になるか」をイメージしやすく、仕様を考える場面でもスムーズに会話を進められました。
相手と同じ目線で話せることで認識合わせの摩擦が減り、結果として検討や意思決定が現実に寄っていく。そういう意味で、看護師として現場にいた経験は、「医療の解像度を持ったまま進められる」という強みにつながっていると思います。
プロジェクトを前に進めるうえで、いちばん大切にしていることは何ですか?
いちばん大切にしているのは、合意形成やコミュニケーションを丁寧に設計することです。状況によっては、PMとして進行を回すだけでなく、ソースコードを書いたり、モデル構築やファインチューニングに関わったり、LLM活用の相談に入ったりもします。すべてを自分で抱えるというより、「止まりそうなところに手を伸ばして、前に進める」感覚に近いです。
そうやって役割を越えて関わることで、実装も運用も現実に寄せていける。私はそれが、価値提供の質を上げる鍵だと思っていますし、届けきるための仕事だと思っています。
話せる空気 — 年齢も経験も越えて“分け隔てない”チーム
AICEの「ここが好き」と感じるポイントは何ですか?
いちばん好きだと感じるのは、コミュニケーションの取りやすさです。年齢の幅も広がってきている中で、誰とでも自然に話せる空気があって、経験や立場に関係なく 分け隔てなく会話できる。それが「いい会社だな」と思う理由のひとつになっています。
仕事の話だけでなく、ふとしたタイミングでプライベートの悩みを話すこともあって、その振れ幅があるのもAICEらしいところだと思います。そういう関係性があるからこそ、日々のやり取りも前向きに続けられているんだと思います。
AICEのスピード感や空気感は、佐藤さん・高橋さんのどんなところから生まれていると感じますか?
AICEのスピード感は、日々のコミュニケーションそのものに表れていると感じます。選考の段階でも「やり取りのテンポが早い」と感じていましたが、入社してからもその印象は変わりません。
空気感でいうと、選考過程で佐藤さん・高橋さんと3人でかなり長い時間話した場面が印象に残っています。人生の話も含めて深く話せたことで、「この人たちとなら、腹を割って仕事ができる」と思えました。
言い方は難しいですが、近い距離で率直に話せること自体が、AICEの前進力の源になっていると思います。
任される存在へ — 官公庁領域の専門化とスキルトランスファーの仕組み化
これからAICEで、どんな挑戦をしていきたいですか?
これからは、官公庁領域をしっかり伸ばしていきたいと思っています。社内でも「官公庁系は岩田に任せられる」と言ってもらえるような状態をつくることが、まず一つの目標です。領域として扱う前提や進め方のクセも違うので、経験を積み重ねながら、「任せられる存在」としての信頼を固めていきたいです。
その挑戦に向けて、いま取り組んでいることはありますか?
実務の中で学ぶのはもちろんですが、あわせて資格の取得にも取り組んでいます。たとえばPMPのように、PMとして必要な考え方や型を、改めて体系立てて整理できるものは、経験を補完する意味でも大きいと感じています。自分の中で曖昧だった部分を言語化して再現性を高めていく。官公庁領域でより任せてもらえる状態を目指すうえでも、実務に加えて、基礎を固めることは欠かせないと思っています。
AICEのチーム力を底上げするために、今後どんなことに取り組みたいですか?
もう一つ、強く意識しているのがスキルトランスファーです。PM未経験のメンバーでも、一定レベルでプロジェクトを前に進められる人材を増やしたい。個人の頑張りや属人的な経験だけに寄せず、「こう進めれば前に進む」という型をチームに残していくイメージです。
私自身、これまで役割を広げながら学んできたので、その学び方や進め方を言語化して、次の人が再現できる形にしていきたい。最終的には、未経験でも戦えるPMを増やすことが、組織としての前進力につながると思っています。
最後に
このストーリーを読んでくださっている方へ、メッセージをお願いします!
未経験からでも、学びながら役割を広げていける環境だと思います。大事なのは、できることを最初から揃えることではなく、吸収してキャッチアップし、次に活かす——その積み重ねです。
現場の困りごとを減らして、価値を使われる形で届けたいと思う人なら、きっと面白い仕事ができるはずです。一緒に働けるのを楽しみにしています!
岩田さん、インタビューへのご協力ありがとうございました。
岩田さんの強さは、看護師として現場で培った感覚を土台に、必要であれば役割を越えてでもプロジェクトを前に進める実行力にありました。その一つひとつの積み重ねが、仕事の解像度を高めるだけでなく、AICEの前進力そのものを支えていると感じています。
AICEは、「AIの力で日本の生産性を10倍にする」という目標のもと、業界知見を持つ専門コンサルタントとAIエンジニアが連携し、現場起点の伴走型AIパートナーとして企業変革を支援しています。
課題整理から設計、実装、運用までをワンストップで担い、正解のないテーマに向き合いながら価値を届けていく。そうしたプロセスに面白さを感じられる方と、これからのAICEを一緒につくっていきたいと考えています。
少しでもAICEの考え方や取り組みに興味を持っていただけた方は、ぜひ一度、カジュアルにお話しできれば嬉しいです!