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4月27日(月)の新潟日報の特集版に「新潟日報LEADERS倶楽部2026」各社代表のインタビュー記事が掲載され、僭越ながら私も紹介していただきました。
新潟の名だたる企業のトップの方々と並んで掲載されることには身の引き締まる思いがありますが、当社を知っていただきたいという思い、そして新潟に少しでも貢献したいという意思の表れとして受け止めていただければ幸いです。
新潟日報さんにはこれまでも、「新潟から世界へ高い技術力を発信」というタイトルで当社の半導体露光装置開発に関する記事などを掲載していただきました。改めて感謝申し上げますとともに、今回の特集では当社の取り組みを広く知っていただく良い機会になったと感じています。
その新潟日報の2月17日(火)朝刊一面には、フラー株式会社の渋谷修太会長の記事が掲載されました。
新潟のイノベーション拠点である「NINNO(ニーノ)」の会合などで渋谷会長とはお会いしており、一面掲載は私にとっても嬉しいニュースでした。「起業家育成 人口増の鍵」というタイトルで、昨年7月に新潟県の企業として初めて東京証券取引所グロース市場に上場し、新潟市のスタートアップを牽引する経営者として紹介されていました。
この記事は「縮む地方 攻めの一手 走りだすスタートアップ」というシリーズの初回で、翌18日(水)には「5年かけ企業の拠点に」というタイトルでNINNOに関する記事も掲載されました。当社が入居しているビルの1・2階にNINNOの施設があり、当社も会員として参画しています。
記事では、主宰者の木山社長をはじめ、入居するスタートアップ企業各社が紹介されていました。当社はキヤノングループの関連会社であり、スタートアップというコンテキストでは必ずしも当てはまらないため、紹介はされていませんでした。
スタートアップではない当社がNINNOに参画した理由は、地元の若い企業と連携することが当社の事業領域を広げるうえで有効だと考えたからです。特に、今行っている研究開発をビジネスとしてレバレッジするうえで大きな可能性があると考えています。また、社員がNINNOに参加することで、若い世代との交流の場が広がることも期待しています。
こうした思いでNINNOに参画してきましたが、今回の記事を改めて読み、スタートアップではない当社の立ち位置について考えさせられました。
先月、ある転職サイトで当社の「やばい度」を調査したというページのURLが送られてきました。私は普段、転職サイトの口コミなどはあまり目を通さないのですが、少し気になり恐る恐るアクセスしてみました。
そこには、、、
「やばい」内容は一切なく、むしろ好意的なコメントが並んでいました。年収、定着率、働きやすさ、休暇、ハラスメント、コンプライアンス、ワークライフバランスなど、いずれも高評価で、新潟企業の中でも“勝ち組”という表現まで使われていました。
口コミや当社関連サイトをまとめたものだと推察しますが、読んで安堵すると同時に、これまで推進してきた施策が評価されていることを嬉しく思いました。
まとめると、当社は「安定志向・ワークライフバランス重視の方には最適な会社」だという評価です。一方で、「最新技術への挑戦やスキルアップを望む人には不向き」とも書かれていました。
NINNOのスタートアップ企業と比べると、確かに後者の点は大きく異なります。スタートアップ企業は、コア技術を早期に確立し、事業を立ち上げる必要があるため、常に最新技術への挑戦が求められます。
当社は大企業グループの一員であり、顧客もキヤノングループ各社が中心です。そのため、比較的安定的に受託を獲得でき、技術開発もキヤノン製品対応が多くを占めています。
しかし、そこに安住してよいかと問われれば、答えは「ノー」です。仮にキヤノングループからの受託が大幅に減ったとしたら、当社の経営は大きな影響を受けます。
6年前のコロナ禍では受注が激減し、当社も厳しい状況に直面しました。もし当時、販売チャネルや技術領域を広げていれば、乗り越えるだけでなく、大きな躍進を果たせた可能性もあります。実際、コロナ禍では個人向けプリンタの需要が急増しました。技術や顧客の選択肢を広げることは、リスクヘッジにもつながります。
当社の将来を考えると、この点は大きな課題だと認識しています。現時点では“勝ち組”と評価していただいていますが、ここに甘んじていては衰退の道をたどりかねません。
次回は、この課題に対する当社の取り組みについて書きたいと思います。
※次号は5月18日(月)リリース予定です。