前編では、震災の日に乗った飛行機、競泳、コロナ禍の就活、そして不動産会社で「当たり前」を叩き込まれた日々について書きました。後編では、私がSNSの世界に飛び込み、フェリエストに出会うまでの話をします。
良い部屋なのに、借り手がつかない
不動産営業として、コンスタントに成績を出せるようになったころ。ずっと引っかかっていたことがありました。
お客様が持っている部屋は、本当に良い物件なのに、借り手がつかない。空室のままでは、オーナー様はただ損をしてしまう。中には、物件を手放す方もいました。せっかく良いものを持っているのに。
どうにかできないかと考えた末にたどり着いたのが、SNSでした。必要な人が、必要なときに見つけられる場所で価値を伝えられれば、届けられるのではないか。
副業OKの会社だったので、働きながらスクールに通い、実績もない中で、何件かお客様の物件をSNSで発信させてもらいました。
ただ、すぐに限界を感じました。私には不動産の知識しかない。他の業界の企業は、どうやって発信しているんだろう。会社にいる限り、会社が思い描く形でしか発信できない。
もっといろんな業界に触れて、知見を増やしたい。そう思い、フリーランスになりました。
一人で働いて気づいた、寂しさ
フリーランスでは、SNS運用と動画編集をメインに、金融、水泳コーチのアカウント、アニメ、長尺のエンタメ、もちろん不動産まで、幅広い業界のお客様を担当しました。
競泳をやっていたこともあり、一人で黙々と取り組むのは得意で、楽しくもありました。でも、ふと思い出したんです。競泳で何かを達成したとき、私の隣にはいつも仲間やコーチ、家族がいた。
喜びを分かち合える仲間がいないことに、寂しさと違和感を覚えるようになりました。
転職活動での違和感からフェリエストとの出会い
転職活動を始めたとき、あるエージェントさんからは不動産業界ばかりを勧められました。「今まで経験してきたSNSマーケティングを活かして転職したい」と伝えているのに、なぜ不動産なんだろう。
それは、新卒時代に上司から散々教わったことでした。相手の本質を理解したうえで提案すること。目先の得を追いかけないこと。
次にお願いしたエージェントさんは、まさにそれを体現している方でした。何を聞いても、すぐにフェリエストに問い合わせて、スピード感を持って答えてくれる。私が大事にしている感覚と同じだと思い、この方が勧める会社なら受けてみたいと思いました。
そして、フェリエストのミッション・ビジョン・バリューを見て、本当に驚きました。前職の上司から教わってきたこと、フリーランス時代に当たり前としてやってきて、お客様に褒めていただいたり、リピートにつながったりしたこと。それが、そのまま書かれていたからです。
フェリエストの面接で、目にゴミが入った話
今では笑い話ですが、面接中に目にゴミが入ってしまいました。痛いけれど目薬もさせない。どうにか瞬きせずに流そうとしていたら、面接官だった藤田さんにすぐに見抜かれました。
「どうしたの?」
実は私、目にゴミが入ることが比較的多いんです。なので我慢するのには自信があって、友人やコーチにもほとんど気づかれたことがありませんでした。だからこそ、まさか気づかれるとは思わず、本当に驚きました。
そのとき、人の小さな変化に気づけるのは、普段からお客様をよく見て、寄り添い続けているからなんだと思いました。こんな人たちと一緒に働いて、会社と一緒に自分も成長したい。そう思った瞬間でした。
社長の想いを聞いて、鳥肌が立った
社長がフェリエストを立ち上げた理由は、「良いものが、売り出し方を知らずに埋もれてしまうのをなくしたい」というものでした。
私がSNSの世界に目を向けたきっかけも、良い物件をどうしたらもっと良く届けられるか、でした。驚きと共感で、正直、鳥肌が立ちました。
振り返ると、私の経験はすべて一本の道でつながっていました。
震災の日、寄り添ってくれる接客が生んだ、安心できる空間。不動産で、物件の良さを広めて、借りる人も貸す人も幸せになってほしいと願い、寄り添うことで生まれる価値を正しく届けることで、幸せの連鎖が生まれる。
相手に寄り添うことの大切さを、ここで活かしたい。それが、私がフェリエストに入社した理由です。
「40%でいいから持ってきな」
フェリエストに入社後はアカウントプランナー(新規営業)を担当しました。フリーランス時代のお客様はリピートや紹介ばかりで、ポートフォリオの動画を見せて方向性を深掘りし、すぐに初稿を出す流れでした。そのため、提案書を作った経験がほとんどなく、最初は形式から戸惑いました。
何度も社長に見せに行く中で言われたのが、「100%じゃなくて、40%の段階で持ってきな」という言葉です。方向性が間違っていたら、直す時間がもったいないから。スピードを大事にする会社らしい一言でした。
ただ、今度は「どこまでできたら40%なのか」が分からない。悩んだ末に相談したのが、当時CSのマネージャーだった古地さんです。部署は違うのに、「自分も完璧な状態で出したくなるから、気持ちはわかる。40%は、紙に書き出した構想の段階でもいいんだよ」と、親身にアドバイスしてくれました。
研修は実践形式で、先輩方が一つひとつ分かりやすく教えてくれました。感情的に怒る人はいません。その代わり、できるようになるまで一緒に考えてくれる人ばかりです。
不動産の経験が活きた場面も、たくさんあります。お客様との話し方、伝え方、一つひとつに真摯に向き合うこと。新卒のころから、泥臭く頑張ることだけは変わっていません。お客様を想って真剣に向き合ってきた経験は、業界が変わってもちゃんと活きると実感しています。
人事として、昔の自分に出会う
人事を任されたときは、ワクワクと緊張と不安が一気に押し寄せてきました。今は上長や先輩方や後輩の皆さんに助けてもらいながら、毎日試行錯誤しています。少しでも多くの方と、たくさん話したいと思っています。
学生さんや候補者の方と話していると、昔の自分を思い出す瞬間があります。どうしたらいいのか悩んでいる姿。競泳しかやってこなかった自分が仕事に夢中になれるのか不安だったこと。結果が出なくて悔しかったこと。それでも、そこに立ち向かおうとしている姿に、当時の自分が重なります。
社会人になるみなさんへ
これまでの経験は、フェリエストで必ず活きます。毎日SNSに触れているみなさんだからこそ、どんな動画が良くて、どんな動画が響かないのか、感覚で分かるはずです。それを分析し、言葉にしてお客様に届ける。初めての仕事でも、相手のことを考えて動けば、あなたの感覚は大きな価値になります。
転職を考えているみなさんへ
私自身、業界未経験で入社しました。何ができるかより、まずやってみる。飛び込んでみる。泥臭く、自分の価値を高めていきたい人には、とても向いている会社です。営業経験があって、フェリエストの想いに共感してもらえる方と、一緒に働けたらうれしいです。