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【新卒3期生と考える理念浸透-前編-!幕末の教育者 吉田松陰に学ぶ覚悟と20代の生き方】


こんにちは、採用担当の小山です。
今回は久しぶりに対談企画をやっていこうと思います。

ヘルスベイシスでは普段社員が働くオフィスに、偉人の言葉や会社として大切にしたい言葉を額に入れて、社員の目の見えるところに飾っています。
今回は、新たにオフィスに飾る言葉を、新卒3期生の大浦さんに書いていただき、その言葉について対談を行いましたので、ぜひ最後までお読みください!

大浦さんについて

<プロフィール>
名前:大浦理奈
大学:青山学院大学
見ていた業界:IT、教育、人材
出身:千葉県
趣味:カラオケ、帽子集め

また大浦さんが弊社に入社決めた理由など、今後のビジョンについてはこちらの記事でも語っていますので、ぜひご覧ください。

【新卒3期生】「社会貢献」軸の私が、本気でVision達成しようとしていると感じた | メンバーインタビュー
はじめまして!株式会社ヘルスベイシス新卒3期生の大浦理奈です。この記事では、私の人物像、就活の経緯を中心に、最終的にヘルスベイシスに決めた理由をお話しします。こんな方は、ぜひお読みください。✔ ...
https://www.wantedly.com/companies/company_7017771/post_articles/511354

体は私なり、心は公なり


小山:今日は大浦さんが教育や理念共有に関心があるということで、偉大な教育者の1人と言われている幕末の教育者・吉田松陰さんについてお話をしたいと思います。今回はこちらの名言を参考にしたいと思います。


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吉田松陰先生の遺された数々のお言葉を紹介致します。全部で48句掲載しております。松陰神社境内の「学びの道」に設置しております句碑でも、松陰先生のお言葉をご覧頂けます。【公式】松陰神社|山口県萩市鎮座 明治維新胎動之地
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  • 歴史に関する見解に関しては、諸説ありますので誤っている見解の記述があるかもしれませんが、ご容赦いただきますようお願いします。


小山:まずは、こちらの言葉から見ていきましょうか。

“体は私なり、心は公(おおやけ)なり。
私を役(えき)して公に殉(したが)う者を大人(たいじん)と為し、公を役して私に殉う者を小人と為す。”

これは「心」つまり「生きる目的」って誰かのため社会のためにってことなので、自分の欲を満たすために生きてる人には徳がないという話なんだよね。
叔父の玉木文之進さんは、スパルタの教育者で、吉田松陰さんが、勉強をしていた時に、吉田松陰さんの顔に蚊が止まって、蚊を手ではたいたら、「武士として勉強をしているのは、国のためという公のことなのに、蚊を手で叩くという私利私欲のために動くとは何事だー」って怒られるという(諸説あり)話があるんですよね。
この公のために動くという行動が吉田松陰さんの「志」とか、「覚悟」というものに繋がっているんでしょうね。
ちなみに大浦さんは、吉田松陰さんの言葉で印象的な言葉はありますか?


大浦:​​私がいいなと思ったのは、この言葉です。

余寧(むし)ろ人を信じるに失するとも、誓って人を疑うに失することなからんことを欲す。
(私は、人を信じて失敗することがあっても、決して人を疑って失敗することはないようにしたい。
「講孟余話」)


小山:なるほど。これは深い言葉ですね。単に良い言葉かどうか以上に、その時の吉田松陰さんの状況でよくこの言葉を言えるなと思います。
この言葉は、吉田松陰さんが26歳の時。黒船密航事件で捕まって、獄中で、「孟子」の勉強をして、獄中で孟子を教えていた時の講義録の言葉です。「人を信じた方が良い」のだと、、。でも、今、獄中ですよ?普通は、「俺がこんなに正しいことをしているのに、何で世の中はわかんねぇだ。このヤロー」って思いますよね?
例えば、受験生が、受験落ちました。「この問題出るって、先生いったじゃないですか?」「絶対合格できるって言ったじゃないですか?」って、誰かのせいにしちゃいませんか?自分の正義を貫いて、獄中の中で勉強をして、そして「人を信じたい」って素晴らしいメンタリティですよね。

当事者意識。全ての問題は自分の中にあるという思考。

小山:「信じる」ことがなぜできたのか。「信じる」ということを支えた吉田松陰さんの考え方はこの2つなのだと思います。
1つは、『当事者意識』。つまり全ての問題は自分の中にあるという思考です。
うまくいかないことがあっても、他人に責任を押し付けるのではなく、自分がどう変えていくのか。自分の問題なのだという意識。それは、自分の軸を信じきれているからなんだと思います。
黒船密航事件で捕まったのは幕府が悪いんじゃなくて、幕府を説得できない自分が悪いんだ。必ず何とかできると信じていたんでしょうね。


大浦:この言葉ももまさにそうですね。

「これからどうなっていくんだろう?」
そういう主体性のない言い方をする人とは、かかわり合う価値がありません。
自分たちの運命を、まるで世間話かなにかと勘違いしているようですから。

「自分にできることはなんだろう?」

自分が属しているものは全て、
自分自身の問題として向き合うべきです。
ただ、むやみに、「他人事のように語ってはだめだ」と非難することもやめましょう。
それも世間話をしているのと、あまり変わりません。

(引用:覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰)


小山:そうですね。当事者意識、大事にしていきたいですね。

「信じる」とは、単なる良し悪しの判断ではなくて、本気で伝えた結果

小山:もう1つは、「信じてもらう」ということは、単なる良し悪しの判断ではなく、何かを本気で伝えた先にある結果なのかなと思います。
黒船密航事件で、世の中を嘆いて腐っているんじゃなくて、必ず大義を分かり合える同志がいる。そして、その同志を見つけるために語るんだ。動くんだ。そこまでやったら、志を分かり合える「信じられる人」になるんだ、ってことなんだと思うんですよね。
同志については、こうも言っています。


「自分が実現させたいこと」について
何度も考えて、考えて、考え尽くすこと。

人と話すときは、
その会話のはしっこでもいいから
「自分の実現させたいこと」について語ること。

平和や安定を愛しながらも、
いつまでも続く平和や安定はない、
という事実を、
つねづね自分に言い聞かせること。

誰かが問題や事件に巻き込まれたときに、
無関心でいたり、口を出すだけで済ませたりすることなく、
その解決のために、積極的に動くこと。

そうすれば、仮に「自分の実現させたいこと」が、
断念せざるを得ない状況になったとしても、
誰かがその夢を引き継いでくれることでしょう。

(引用:覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰)


小山:結局、吉田松陰さんは、自分1人で何かを成し遂げた人ではないんですよ。吉田松陰さんが、信じた同志の人たちが、志を引き継いで明治維新を起こすわけですからね。

大浦:確かにそうですね。信じるということもまた「覚悟」なんだと思います。それにしても、それを獄中にいて腐らずにいられるわけですから...。26歳で。本当にすごいと思います。


吉田松陰さんの功績って?

小山:さて、「そもそも吉田松陰さんは何をした人か?」って聞かれると難しくないですか?例えば、西郷隆盛さんは、明治維新の立役者、新しい時代を作った中心人物というのがあるけど、吉田松陰さんは、そもそも何屋さんで、何を成し遂げた人なんでしょうかね?


大浦:松下村塾を開いた人だと思ってました。


小山:そう思いますよね。でも松下村塾は、引き継いだだけで開いていないんです。開いたのは、叔父の玉木文之進さんですから。教育者っていうけど、松下村塾で教えていたのは、2年半ですよ。2年半って、実務経験でいうと短すぎじゃないですか?(笑)


大浦:当時の時間感覚なんですかね(笑)


小山:なので、20代に志を持って、リスクを覚悟で勇猛果敢に行動をして、何度も捕まって職業無職になって、牢獄生活にいて、近所の人に塾で勉強を教えていた。って人なんだよね。さらにすごいのは、その塾生から江戸幕府が終わるきっかけるとなる長州征討で活躍をする、高杉晋作さんや初代の内閣総理大臣伊藤博文さんを輩出するわけですね。
伊藤博文さんは、百姓の出身から国のトップになる、明治維新ドリームみたいなものをするんだけど「それってなんで?」を紐解くと、そのルーツに「吉田松陰さんの教え」だったというところにたどり着くんですよね。
吉田松陰さんは、何かを成し遂げた功績はないといえばないんじゃないのかなって思うんですよ。でも、吉田松陰さんの「日本を諸外国と肩を並べられる強い国にするんだという」志を引き継いだ人たちが、明治維新を成し遂げたってのがすごいんですよね。


大浦:志で世を変えた方なんですね!見習いたいです!



「何が得られるのか」は後。「自分たちがやる意味」が先。


小山:なんで、そんな志をもとに行動ができたのか、どういう考え方をしていたのか。
吉田松陰さんの言葉をみていきましょうか。

「何が得られるのか」は後。「自分たちがやる意味」が先です。

群れから抜け出したかったら、
考え方の順番を思い切って変えてみることです。

(引用:覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰)

意思決定の軸がはっきりしていますよね。損得を考えない。
お金とか名誉は後回し。社会的に意義があることなのか。自分がやる意義があるのか、この2つが最優先。
「諸外国と台頭にやっていけるように日本を強くしないといけない。そのためには、海外に学ぶべきだ。」これが、吉田松陰さんが考える正しさ。社会的な意義。もっというと「大義」があるのなら、お金も名誉も命でさえも失うことを恐れないとと考えるわけですよね。


大浦:いや、なかなかできない意思決定ですよね?


小山:そうだね。私の時代でいう松下幸之助さんの時代や豊田喜一郎さんの時代なら、志や大義を持った同志もいたんだろうなぁって思ったりもしますが、なかなか今の日本の学生には、そういう大義を持った人って少ないんだろうなって思います。


大浦:そうなると、小山さんもそんな志や大義はあったりされるんですか?


小山:前職でコンサルを7年半やってた時は、この先に日本の何かの社会問題を変える何かがあるのかな?って思っていた。その時に社会問題に対して、ビジネスを本気で作るんだって、スタートアップで本気でやらないといけないんだなって思った。それで、ヘルスベイシスの代表の話を聞いて「うわぁ、描いているビジョンでかいなぁ。ぶっ飛んでるなぁ(いい意味で)。」思ったんだよね。


大浦:代表の志に心打たれたんですね!


小山:そうなんです。ビジネスを本気で作る!と、まさに「志」を共有した瞬間でした。


小山:話は急旋回して理念浸透という話に戻りますが、今回の話の大事なポイントは、吉田松陰さんの功績は、吉田松陰さんの志を引き継ぐ人が新しい時代を作ったってことなんですよ。志を引き継いだ、高杉晋作さんや、伊藤博文さんが、志を引き継いで、幕府の時代を終わらして、新しい時代を始めたんですよね。強い日本を作ろうって。


大浦:「志」....。大事ですね。


小山:吉田松陰さんの短すぎて、熱すぎる人生の最大の功績は、志を引き継ぐことができたことなのでしょうね。それでいうと、大浦さんがいう、理念の浸透ってそういうことなんですよ。誰しも吉田松陰さんみたいに志半ばで、もしかするとこの世を去ってしまうこともあるかもしれないわけです。
ヘルスベイシスのビジョンは、一個人のビジョンではなくて、「公」のビジョン(志)なんです。
だからこそ今回は、「体は私なり、心は公なり」と言葉を理念浸透に興味を持ってくれた大浦さんに書いていただきたいと思っています。

大浦:ありがとうございます!想いを込めて書こうと思います。

前半はここまで!!


後編では、吉田松陰さんの人生に大浦さんの人生を投影しながら、以下の項目についてお話をしていきたいと思います。

① 10歳までのパーソナリティーの形成
② 20歳までのアイデンティティの確立
③ 30歳までの使命と共に生きるという3つに分けて、


それでは、後半も乞うご期待!


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