こんにちは! Rimo合同会社 採用担当の池田です。
今回ご紹介するのは、代表の相川直視。早稲田大学でAI・自然言語処理を研究し、北京のMicrosoft Researchでのインターンを経て、Google・Wantedlyでプロダクト開発の最前線を歩んできたエンジニアです。そんな相川が「はたらくを未来に」というビジョンを掲げてRimoを創業したとき、敢えて選んだのは「株主のいない合同会社」という形でした。
「プロダクトに全力で向き合い続けるために、何が必要か」を突き詰めた結果としての選択です。その思想の根っこには、稼いだ利益を仲間とダイレクトに山分けするという、シンプルで力強い約束があります。
なぜその形を選んだのか。何を大切にして、どんな仲間と一緒に働きたいのか。相川の言葉を通して、Rimoという会社の輪郭を感じてもらえたら嬉しいです。
(本インタビューはFast Growさんのインタビューをリライトさせていただいたものです)
プロフィール紹介
- 名前: 相川 直視(あいかわ なおよし)
- 役職: 代表社員
- 経歴:
- 早稲田大学在学中、検索・自然言語処理の研究に従事
- 北京・Microsoft Research にてインターン経験
- 2011年、Google 新卒入社。検索システムの開発に従事
- 2012年、Wantedly に参画。ランキング・課金システム・インフラ基盤の開発をリード
- 2016年8月、Wantedly People アプリの開発リーダーに就任
- 2019年10月、Rimo合同会社を創設
- 特記事項: エンジニア出身の経営者。技術論文レベルでAIの進化速度を継続的に追い、プロダクト開発に直接活かすスタイルが特徴
キャリアストーリー
――相川さんのキャリアを振り返ると、AIや自然言語処理の研究からGoogleへの入社、そしてウォンテッドリーでのプロダクト開発と、一貫して「技術で何かを作る」ことの最前線にいますね。
そうですね。大学時代から検索や言語処理の研究をしていて、Microsoftのリサーチ機関でインターンをさせてもらったことも、大きな経験でした。その後Googleで検索システムの開発を担当して、ウォンテッドリーに移ってからはランキングや課金システム、インフラ基盤など、プロダクトの核になる部分を作り込んでいきました。
どちらの会社も、本当に優秀な人たちと濃密な時間を過ごせましたし、今のRimoの開発思想に直接つながっている経験ばかりです。
――その後、Rimo創業を決めた経緯を教えてください。どんなタイミングで「自分で会社を作ろう」と思ったのでしょう?
キャリアを重ねるうちに、自然とライフステージが変わっていきました。家族のこと、生活のこと、長く働き続けることを考えたとき、「自分が本当に理想だと思う働き方と、本当に作りたいプロダクトを、同時に追える会社を、自分の手で設計したい」 という気持ちが強くなっていったんです。
エンジニアとして設計を考える癖があって、「組織もソフトウェアと同じように、美しく設計できるはずだ」という確信がありました。給与の原資はどう稼ぐのか、利益はどう分配するのか、制度はどう整えるのか。そこをきちんと設計した会社を作れば、プロダクト開発に純粋に集中できる環境が生まれると思ったんです。
――「美しい設計」という言葉が印象的です。その思想が、合同会社という形の選択にもつながっていくのでしょうか。
まさにそうです。資金調達をして株主を迎え入れることは、大きな市場を短期間で取りにいくためには合理的な選択です。否定しているわけでは全然ない。ただ、私たちがやりたいのは「純粋にプロダクトづくりに向き合い続けること」であって、そのためにはエクイティファイナンス(株式を発行して資金を調達する仕組み)は、少し遠回りになると感じていました。
投資家への説明や報告に時間を使うくらいなら、1行でも多くコードを書きたい。そのシンプルな動機から、合同会社という形を選んでいます。
現在の業務内容
――代表として、日々どんな仕事に時間を使っているのか教えてください。
一番の軸は、やはりプロダクトです。エンジニア経営者として、技術の進化に誰よりも早くキャッチアップして、それをプロダクトに落とし込んでいく。AIの論文を追い続けて、「これは3年後にこうなる」という見立てをもとに開発の方向性を判断していく、という仕事が核になっています。
それ以外にも採用・組織設計・事業の数字管理など、代表としての判断はたくさんありますが、「プロダクトに集中できる時間を最大化する」という設計を崩さないことを、常に意識しています。
――プロダクトの判断基準として、「相対性理論をベンチマークにする」という話がとても印象的でした。
物理法則って、宇宙のどこでも等しく機能しますよね。それと同じように、特定の業界や職種だけに使えるニッチな解決策ではなく、あらゆるビジネスで普遍的に機能するシステムを作ることが、技術活用として最も美しいと信じているんです。
だから『Rimo Voice』は、ターゲット業界を絞り込まずに開発してきました。「商談に特化しよう」「建設業界向けに絞ろう」という選択肢を意図的にとらずに、「商談」「建設現場」「医療介護」「研究」「取材」と幅広いユースケースに対応させている。
2019年の創業当時はまだ汎用型AIが一般的ではなく、この方針はなかなか理解されませんでした。でも今、生成AIが急速に広まって、ニッチに特化したサービスが飲み込まれていく状況を見ていると、あの判断は間違いなかったと確信しています。
――今後のプロダクト開発で、特に力を入れていきたいことはありますか?
日本特有のビジネス慣習をより深く組み込んだ開発を進めていきたいと思っています。たとえば、会議一つとっても、アメリカでは「意思決定の場」ですが、日本では「合意形成の場」。「誰が参加して、どんな議論が交わされて、誰が承認して、どう着地したか」が重要になる。
グローバルな汎用AIがアメリカの文脈で作られている一方で、こうした日本ならではの働き方に深く入り込めるプロダクトを作ることが、Rimoの大きな差別化になると考えています。
組織文化・働き方
――Rimoの組織について、実際の雰囲気を教えてください。
一言で表すなら、「多様性を力にする組織」 です。週3日勤務のメンバーもいるし、ビジネス経験の浅い新卒メンバーを創業初期から迎えてきたし、インドをはじめとした外国籍のメンバーも多く在籍しています。
「少数精鋭でいこう」という考え方は、実はあまり好きじゃなくて。それって結局、属人性が高くて脆い組織になりやすい。多様なバックグラウンドを持つ人たちが、AIと仕組みの力で高いパフォーマンスを発揮できる環境を作る方が、長く強い組織になれると思っています。
――「美しい設計」という言葉は、組織設計にも表れているのでしょうか。
そうです。創業のかなり早い段階から、情報セキュリティの国際規格(ISO27001・ISO27017)を取得しています。会計管理も、開発原価と販管費の内訳を細かく区分けして、「どこにいくら投資すれば利益がどう変わるか」が常に見える状態を作ってきた。
後手を踏んで整備するのではなく、最初から組み込む。これがエンジニアとしての設計思想です。働き方や福利厚生についても同じ考えで、候補者や仲間が「ここは整っている」と感じてもらえるレベルを、初期から意識して整えてきました。
――給与・報酬の考え方については、どんな思想を持っていますか?
シンプルに、「一緒に頑張ってくれる仲間に、稼いだ利益を直接還元したい」 という考えです。合同会社という形を選んでいるので、株主に報告するために利益をためておく必要がない。それなら、成長への投資と、仲間への給与・退職金に、できる限り使い切っていこうという発想です。
「いつかストックオプションが行使できれば」という期待値より、毎月の給与として今働いてくれている人に返していく方が、自分たちらしいと思っています。MetaやGoogleの社員が高い年収を得ているように、うちも将来的にそのレベルを目指せる状態にしていきたい、と本気で考えています。
ビジョン・将来展望
――Rimoとして、これからどこへ向かおうとしているのでしょうか?
足元では、「一人当たり売上を上げながら、組織を毎年2倍に拡大する」 という挑戦を続けています。今は一人当たり売上約4,000万円という水準ですが、多様なメンバーを迎え入れながらこの数字をさらに伸ばしていく。AIをうまく活用すれば、これは実現できると信じています。
AIが新しい労働力として組織に取り込まれていくスピードを、誰よりも早くキャッチアップして自社に活かすこと。これが、Rimoの大きな武器になると考えています。
――大きなプレイヤーがひしめくAI市場で、Rimoの立ち位置はどう見ていますか?
AnthropicやOpenAI、Googleといった巨大企業と真正面からぶつかるというよりは、日本という市場で、日本のビジネス文化に深く根ざしたプロダクトを作り続けることに集中する、というのが今の戦略です。
世界シェアを取りにいかなくても、日本で十分な売上を作って、仲間への還元を続けながら、長く健全に成長していける会社を作る。その積み重ねの先に、いつか世界と戦えるプロダクトが生まれていくかもしれない、という順序で考えています。
根っこにあるのは「100年続く会社を作りたい」という想いです。そのためには、プロダクトが良くなければいけないし、働く人が長く健やかにいられる環境でなければいけない。この2つを同時に追い続けることが、Rimoの存在意義だと思っています。
応募者へのメッセージ
Rimoが一緒に働きたいのは、「なぜ?」を大切にできる人 です。
Rimoの意思決定には、いちいち理由があります。なぜ合同会社なのか、なぜ汎用性を追うのか、なぜ利益は使い切るのか。その「なぜ」に共感できる人と、長く一緒に仕事がしたい。
職種や経験の幅は広く考えています。エンジニアでも、ビジネスサイドでも、コーポレートでも、「自分の仕事がプロダクトや仲間にどうつながるか」を意識しながら動ける人であれば、Rimoの文化にフィットすると思います。
週3日勤務のメンバー、新卒社員、外国籍のメンバーと、多様なバックグラウンドの人たちが実際に活躍しているので、「自分のキャリアで入れるのかな」と感じている方もぜひ一度話しに来てください。
Rimoは、頑張った分が給与という形でダイレクトに返ってくる会社です。その約束をきちんと果たしながら、一緒に良いプロダクトを作り続けていきたいと思っています。
ピンとくるものがあったら、まずは気軽に応募してみてください。選考を通じていろいろ話せることを、楽しみにしています。
稼いだ利益は仲間と山分けする。 そんな会社で、一緒にプロダクトを作りませんか?
Rimoでは現在、複数のポジションで仲間を募集しています!
「ちょっと気になるな」くらいの気持ちでも、ぜひのぞいてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!