― 取締役・事業本部長 三鬼有登さんが語る、りらいぶの現在地と未来
今回お話を伺ったのは、取締役兼事業本部長を務める三鬼有登さんです。
営業職としてりらいぶへ入社し、現在は営業部・マーケティング部の統括をはじめ、新規事業の立ち上げや社外パートナーとの連携など、会社の成長を幅広く支えています。
現在34歳、入社3年目。
若くして取締役に抜擢された三鬼さんですが、インタビューで語られたのは、ご自身のキャリアや実績だけではありませんでした。
“りらいぶは、何のために存在するのか”
“この会社を、どんな未来へつなげていきたいのか”
会社が次の成長段階へ進もうとしている今、三鬼さんが見据える会社の未来について、りらいぶの採用担当が聞きました。
事業本部長としてのミッションは、「仲間をつくること」
三鬼さんは現在、営業やマーケティングをはじめとした、会社を推進する事業本部を統括しています。
主要な取引先や広告代理店との対話、新規事業の立ち上げ、代表とともに進める新たなプロジェクト。
その業務は多岐にわたります。
では、その中で三鬼さんが担う最も大きなミッションとは何なのでしょうか。
返ってきた答えは、意外にも“仲間づくり”でした。
「売上や社員数、取引先の数といった、数値で表せるものは一つひとつの“点”だと思っています。その点をつないで、線にして、最後は一つの円にしていきたいんです」
社員にも、取引先にも、それぞれ異なる強みと弱みがあります。
誰か一人にすべてを求めるのではなく、互いの得意な部分を持ち寄り、足りない部分を補い合う。
一人ひとりの能力を重ねたときに、組織全体としてきれいな円になっている。
三鬼さんが考える組織づくりは、そんなイメージだそうです。
「個人が完璧である必要はありません。全員が集まったときのバランスが大事だと思っています」
会社を大きくすることだけが目的ではない。
何のために売上を伸ばすのか。
誰と一緒に成し遂げたいのか。
数字という点を、人と人との関係という線で結びながら、会社を成長させていく。
それが、三鬼さんの言う“仲間づくり”です。
野球から経営、営業、組織づくりへ
三鬼さんは、学生時代まで野球に打ち込んでいました。
当初は実業団で競技を続ける道も決まっていましたが、大学4年生の頃に気持ちの変化が訪れます。
野球で自分が結果を残すこと以上に、周囲を支えたり、誰かと力を合わせて物事を前に進めたりすることに、喜びを感じるようになったそうです。
大学卒業後は、医療機関などを運営する企業へ入社。
その後、自ら飲食店を経営し、住宅メーカーでは営業・支店長・ブロックマネージャーとして、現場とマネジメントの両方を経験しました。
こうしたご経験が、現在の事業推進や組織づくりにも活かされています。
同社が目標としていた上場も実現し、一つの区切りを迎えた頃、知人から紹介されたのがりらいぶでした。
「リライブシャツ自体は知っていたんですが、仙台の会社だとは知らなかったんです。『あれ、仙台なんですか?』というところから、社長へ直接連絡しました」
最初は一般社員として入社。
そこから、わずか2年で取締役兼事業本部長へ。
そのスピードについて聞くと、三鬼さんは“徹底的にパクる(略してTTP)”を大切にしてきたと話します。
「まずは、成果を出している人が何を考え、どう動いているのかを徹底的に真似ます。そのうえで、自分なりの仮説を加えて、試していくんです」
前職では、会社経営の経験を持つ上司の思考と行動を学びました。
りらいぶでは、創業者である佐々木社長が、何を考え、何を実行して会社を成長させてきたのかを間近で見てきました。
会社のカルチャーにただ合わせるのではなく、その背景にある考えを理解し、自分の視点も加えながら前に進める。
その姿勢が、任される領域を広げてきたのかもしれません。
「社長の子ども」を預かるような責任
三鬼さんは、りらいぶに居続ける理由の一つとして、佐々木社長から大きな役割を任されていることを挙げます。
「僕自身も会社を持った経験があるので、会社をつくることは、自分の子どもを持つ感覚に近いと思っています」
自分が立ち上げ、育ててきた会社を、誰かに任せる。
それは簡単な決断ではありません。
「今の僕は、社長が育ててきた会社の一部を預けてもらっている状態だと思っています。だから、真摯に向き合わなければいけないし、やり切りたいと思っています」
入社前の面談で感じたのは、佐々木社長の圧倒的な熱量と、率直な人柄でした。
一方で、会社が拡大すれば、創業者の想いが社員一人ひとりへ直接届きにくくなる瞬間も訪れます。
だからこそ、三鬼さんは自分の役割を、代表の想いと現場をつなぐことだと考えています。
創業者が掲げる未来へ迷わず進めるように、組織を整え、社員が働きやすい環境をつくる。
“代表にしかできないことへ、全力でその力を使ってもらう”
そのために、幹部や専門部門が担うべきことを増やしていく。
それも、現在の三鬼さんにとって重要な仕事の一つです。
りらいぶは、ようやくスタートラインに立った
会社は成長し、社員数も増えました。
一方で、組織が大きくなったからこそ見えてきた課題もあります。
社員一人ひとりの成果を、どのように評価するのか。
社員のやりがいだけに頼らず、会社として個人の貢献にどのように応えていくのか。
異なる価値観や熱量を持つメンバーが、それぞれの人生を豊かにしながら働くために、どのような仕組みが必要なのか。
三鬼さんは、今のりらいぶを「分岐点」であり、「ようやくスタートラインに立った段階」だと表現します。
「会社として、いろいろな課題が見えるようになりました。売上も一度大きく伸びたからこそ、ここから先は、幹部や社員一人ひとりの本当の力が試されると思っています」
課題があることを悲観するのではなく、ようやく自分たちの力で次の成長をつくれる段階に来た。
だからこそ、三鬼さんは今の状況にワクワクしているといいます。
偶然大きく伸びる段階から、
“誰の、どのような悩みを解決するのか”
“どこへ働きかけることで、どんな変化が生まれるのか”
を自分たちで考え、積み上げていく段階へ。
りらいぶは今、急成長の先にある、本当の事業づくりを始めようとしています。
りらいぶの強みは、誠実であり続けたこと
三鬼さんが考える、りらいぶの大きな強み。
それは、派手なマーケティング手法や営業力だけではありません。
“誠実であり続けたこと”だと話します。
「短期的な利益を優先し、商品を実際以上に良く見せることも、商売ではできてしまうかもしれません。」
けれど、りらいぶは創業以来、顧客に対して誠実であることを大切にしてきました。
その姿勢を、佐々木社長自身が体現し続けてきたと三鬼さんは言います。
「何でも表に出る時代です。長い目で見たときに、誠実にやってきたことは、何にも代えられない価値になると思っています」
会社が次の成長段階へ進むときも、その軸は変えない。
誰と組むのか。
どんな広告を届けるのか。
どの市場へ挑戦するのか。
売上だけで判断するのではなく、りらいぶが大切にしてきた想いと矛盾しないかを考える。
これから事業が広がっても、「誠実さ」はりらいぶの中心にあり続けます。
商品を売りたいわけではない
りらいぶは、機能性ウェアを販売する会社です。
けれど三鬼さんは、会社が届けたいものは“商品そのもの”ではないと話します。
「肩の可動域が広がったからといって、それだけで幸せになるわけではありません」
大切なのは、その変化の先にあるものです。
体を動かしやすくなったことで、これまでできなかったことに挑戦できる。
外へ出られなかった人が、散歩へ行けるようになる。
家族と出かけられるようになる。
諦めていた趣味を、もう一度始められる。
「できなかったことが、できるようになる。その先に幸せや健康があると思っています」
誰かの人生を、企業側が一方的に変えることはできません。
誰かを“育てた”と言い切ることも、おこがましいと三鬼さんは考えています。
それでも、人や商品との出会いが、その人自身の変化につながることはある。
“あの人と出会ったから、もう一度頑張ろうと思えた”
“これを使ったことが、新しい行動のきっかけになった”
そんな体験を、三鬼さん自身も重ねてきました。
だからこそ、りらいぶが目指すのは、健康や幸せの形を決める会社ではありません。
一人ひとりが、自分らしく前を向くための“きっかけをつくる会社”でありたいとのことです。
“回復する社会”から、“動き出せる社会”へ
近年、疲労から回復することを目的とした商品やサービスが広がっています。
もちろん、疲れた体を休ませ、回復させることは大切です。
一方で三鬼さんは、“疲れているから回復する”という考え方だけではなく、その先を見ています。
「本当は動きたいのに、動けていない人も多いと思っています。動けないことで気疲れしたり、気持ちが落ち込んだりすることもあります」
休むためだけではなく、もう一度動き出すために。
体だけではなく、心も前向きになるために。
りらいぶは、人々がよりアクティブに生きられる世界をつくりたいと考えています。
その取り組みの一つが、スポーツ領域への展開です。
体を資本として、最大限のパフォーマンスを求められるアスリート。
商品への理解とアスリートとしてのご自身の経験を自然な形で連携し、その価値を生活者へ届けていく。
りらいぶの想いと、相手が大切にするものが重なったときに生まれる、本質的な価値を広げていく。
スポーツをはじめ、さまざまな事業を通して、動きたい人が動き出せる社会をつくる。
その分野のパイオニアとして、りらいぶが新たな価値観を社会へ提示していくこと。
それが、三鬼さんの描く未来です。
成長しても、“平和な会社”でありたい
事業を拡大するには、ときに厳しい議論も必要です。
数字へ向き合うことも、意見をぶつけることも避けられません。
それでも三鬼さんは、これからも“平和な会社”であり続けたいと話します。
「誰かを蹴落として上に行こう、という文化はありません。意見がぶつかっても、深掘りすれば会社を良くしたいという思いがあります。」
三鬼さんが大切にしている言葉は、“おかげさま”だそうです。
自分が誰かのおかげで頑張れていることに気づき、周囲へ感謝できる自分を認める。
そして、自分自身も誰かを支える。
互いに助け合いながら、機嫌よく仕事ができる状態をつくる。
組織が大きくなっても、心理的に安心して挑戦できる環境を守ることが、会社の成長につながると考えています。
事業の成長と、社員一人ひとりの豊かな人生。
どちらかを犠牲にするのではなく、両方を実現できる組織をつくっていく。
それもまた、三鬼さんが目指す、りらいぶの未来です。
最後に――どんな方と一緒に働きたいですか?
最後に、これから一緒に働きたい人物像を聞きました。
三鬼さんが最初に挙げたのは、“自分自身の人生について考えている人”です。
どんな仕事がしたいのか。
どんな働き方を選びたいのか。
家族との時間をどう過ごしたいのか。
まずは会社に応募する前に、自分の人生と向き合ってほしいと話します。
「自分の人生を考えられる方は、仕事でも、考えたうえで行動を起こせる方だと思っています」
もう一つは、“挑戦できる人”。
その挑戦の大きさは、人によって異なります。
誰かにとっては小さく見える一歩でも、本人にとって大きな挑戦なら、それで構いません。
大切なのは、自分なりの覚悟を持ち、行動を起こすこと。
「何かを犠牲にして働いてほしいわけではありません。限られた時間の中で、自分は何に責任を持つのかを決めて、行動してほしいと思っています」
商品を売ることが、りらいぶの最終目的ではありません。
商品や事業を通して、誰かが一歩を踏み出すきっかけをつくること。
社員同士が互いを補い合い、会社として一つの円をつくること。
そして、心も体も前向きに動き出せる人を、社会に増やすこと。
りらいぶは今、ようやくその未来へ向けたスタートラインに立っています。
まだ完成していないからこそ、自分たちでつくれるものがあります。
誰かの人生が動き出すきっかけを、私たちと一緒につくりませんか。