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Web広告代理店の2人が惹かれたのは「自立した仕事人集団」。成果を上げ続ける顧客伴走力とは?

「テクノロジーの力で、不動産業界をもっとシンプル&スマートに」をコンセプトとする不動産テック企業・株式会社Red Frasco。急速な成長を遂げる同社には、そのスタイルやビジョンに共鳴する仲間がどんどん集まっています。

本シリーズでは、そんなRed Frascoの新たな仲間をご紹介。キャリアや転職を決めた理由、仕事の内容やこだわりなどをインタビューします。今回お話を伺ったのは、Webマーケターの佐藤汐梨さん・福留功一朗さんです。

■広告代理店出身の2人は「Red Frasco」の何に惹かれた?

ーーお二人とも前職はWeb広告代理店だったとか。転職に至った動機をお聞きしたいです。

佐藤:私は過去に2社の広告代理店に勤務し、広告運用を行っていました。取扱商材は化粧品や健康食品・雑貨とBtoC中心でした。広告予算は月数十万円のスポット案件も多く「もっと大きな規模の仕事をしてみたい」とキャリアアップを描いていたころ、知人から「Red Frascoで働かないか」とお誘いいただいて。話を聞き、入社を決めました。


佐藤:Webの各領域で独立できるレベルの専門的な知識とスキルを持ったメンバーと、顔を合わせてコミュニケーションを取れる環境が「自分の成長につながるチャンスだ」と直感したんですよね。

前職は、入社して1年後からほぼリモートワークで他部署の雰囲気や状況が見えず、所属していた部署からの配転もあまり考えられなかったため、知人がいる安心感と出社前提の就業環境に惹かれたこともあります。

福留:ぼくも前職で広告運用を担当していて、業務にやりがいは感じていましたが「質より量。とにかくたくさん働けばいい」というカルチャーに「働いた時間は自分の力になっているんだろうか」と疑問を抱き始めて…。「量はもちろん大事。それ以上に、質も求めて着実にスキルを積みたい」という思いから、転職を意識し始めました。


ーーRed Frascoとはどう出会ったのでしょうか。

福留:ぼくは転職エージェントからご紹介いただきました。

実は、転職活動を始めた当初は働き方や制度が整っているメガベンチャーを希望していて、創業間もない比較的小規模なスタートアップは選択肢にはなかったんです。

それでもエージェントから話を聞いたとき、直感で話を聞いてみたいと思い、面接を受けて、気づけば入社していました。

他の企業も見ていた中で、決め手は3つですね。

  1. 実績をもったメンバーが揃っていること
  2. 表面的な経験や経歴よりも「仕事へのスタンス」を求めるフラットな視点
  3. 不動産領域にまだまだ余白があり、今後は新規事業の開発も検討していること

経営陣は功績を上げられた方々ですし、専門性を持ったメンバーが勢揃いしていて、スタートアップに抱いていた印象とは全く違っていました。

例えば、マーケティングチームの丹治さんはWebマーケティングの黎明期(15年!)から身を置かれています。ぼくは入社時点で1年半ほどの経験でしたし、驚きましたね。

面接で驚いたのは、活躍してきた業界の大先輩たちが、広告運用経験や経歴よりも「じぶんが何を考えて仕事をしてきたか」を重視してくれたことです。完全実力主義とも少し違った、フラットな視点で自分と向き合ってもらえている印象を感じました。

代表自身が「社長」ではなく「士郎さん」と名前で呼ばれていることも、組織全体がフラットな風土なんだなと伝わり、個人的にいいなと思いました。

何より、年功序列ではなく役割のためのポジション設定で、役職や年齢による上下関係は作っていないと代表自身がおっしゃっていたんですよね。

前職では、どちらかというと役職・年齢に応じた関係性が明確、かつ重んじられていたこともあり、正直目から鱗でした。新人たるもの、発言権がなく命じられた通りに飲み込んでやるものだと教わってきていたので。

事業においても「日本の不動産業界の伸び代がビジネスとしてまだまだたくさんある」と納得しましたし、Red Frascoでは中長期的に自社開発も進めていくと聞いて、顧客支援の先にある事業開発に携わりたい、と強く興味を持ちましたね。

ーーお二人とも、様々な業種を経験されてきていますよね。不動産領域に絞った広告運用の業務は、実際いかがでしたか?

佐藤:広告運用は、原則ユーザーにどんな広告を見てもらうかの設計をする仕事です。不動産領域は専門用語も多く未経験の商材だったため実は不安もありましたが、商材の基本的な理解と、届けたいユーザーの行動を理解し、しっかりと業務を進めていくことができました。

例えば、不動産領域といっても、賃貸を考えている人と購入を考えている人では検索するキーワードが変わります。中目黒の分譲中古マンションを調べている3人家族の方に、中目黒の1K賃貸物件の広告が出ても、興味を持ちづらいですよね。

また、業界の最新情報などが社内のメッセージで活発に共有されるので、自然と不動産領域への理解も深まっていきました!

福留:同感です。普段の運用業務の基礎知識と思考法がずれていなければ、商材を問わずしっかりと成果を出していけると考えています。

とはいえRed Frascoに入社した頃と比べると、不動産業界特有のユーザーの動きや、専門用語を少しずつ学び、徐々に広告運用へ活かせる場面が多くなってきたと日々感じています。

広告代理店で働いていると、複数業界の集客に携わる事が出来る点がメリットですが、その業界の権威の方々と比べてしまうと、知識が深く付き切らない歯痒さもありました。

自分にとって、1つの業界に特化して複数の集客の知見を高められる経験はどうやら合っていて、より深いレベルで事業理解をすることが、将来的に新規事業を担うときに強く活きてくるのではと期待しています。


■開発から集客まで徹底伴走の真髄とは

ーー顧客支援は具体的にどう進めていますか?Red Frascoでは集客も開発もワンチームでプロジェクトを動かしているとか。

佐藤:私たちが携わる広告運用から、メディアの開発・運用まで一気通貫で顧客支援をしています。「ワンチームで一つの仕事に取り組んでいる」という意識が強いですね。伴い、コミュニケーションはとても大切にしています。

開発チーム・データチームと密に連携を取りながら進める仕事も多く「自分のタスクが済んだから完了」ではありません。プロジェクトに関わる全員が気持ちよく進行するための円滑なコミュニケーションができるよう、常に意識を置いています。

例えば、短納期の依頼は可能な限り避けるようにしています。皆さん業務遂行能力が高いから、受けられる事もあると思うのですが、業務の進め方・プライベートの予定などを崩させてしまいたくなくて。急ぎの仕事がなるべく起こらないよう、一手・二手先を考えながら仕事をするように心がけていますし、依頼するときは納期を明確にお伝えして「急がないといけないのか?」と思考を奪ってしまわないように心がけています。

福留:優秀な方々と至近距離で研鑽を積める喜びと同時に、開発チームとタッグを組む事も自分にとっては新鮮でした。

当然かもしれませんが、顧客の事業成長は広告だけでは限界があるなと、前職時代からかなり感じていました。

特に不動産領域は、例えばEC・美容関連の商材と比べると、各社間でサービスの独自性や世界観が大きく違うかというと、そんなことはありません。

その分、ユーザーが不便を感じることなくサイトを利用する事ができるのか、興味ある物件がたくさんあるのか等、当たり前を徹底することはとても重要度が高いです。

エンジニアによる開発支援・サイトのパフォーマンス改善と連携し、初めて広告含む集客の最大化ができていくのだとプロジェクトに参画し肌で感じました。

Red Frascoに来てから、サイトやエントリーフォームのUXも含め、サービスのグロース支援における根本的な部分を学ぶことができましたし、デジタルの活用が進んでいない業界に対して影響を与えられる点においての日々の達成感も大きいです。

ーー業界や業務の学びだけではなく、仕事そのものへの向き合い方が研ぎ澄まされているんですね。

福留:そうですね!強く実感したのは、中長期的に顧客の事業を成長させる事が、事業支援の本質ということ。

Red Frascoは、不動産領域に特化している以上に、1社当たりの顧客への深度が尋常ではありません。

佐藤:案件の規模感も、本当にスタートアップだよね?と驚くぐらい大きく驚きました。

福留:広告代理店の中には、取扱高を増やすためにハードルの高い条件を引き受けたり、表層的な数値の改善に注力せざるを得ない場合が存在しますが、Red Frascoでは取扱高の目標を設定していません。代わりに顧客側に提供できる成果へ徹底的にコミットします。

各期ごとに目標を設定し、実績値を基に広告費に対する手数料率を決め、来期の目標や予算も策定していく。そのため根本的な課題解決や中長期的な成長の重要度が高くなります。

Red Frascoで働いているとこのスタンスがむしろ当然のように感じてきましたが、広告代理店で働いていた頃は短期視点で数値の改善を重要視しなければならない事もあり、それがストレスになる瞬間も正直ありました。

日々やりがいを持って仕事ができているという点において、1社員にとってもこれは大きな魅力だなと思いますし、広告予算の拡大や、クライアントにとっての価値の不明瞭な施策にフォーカスしなくて良い分、本質的な学びが多く、本当に血肉になっているなと感じる事が多いです。


ーーお二人は入社してからこれまでを振り返ったとき、Red Frascoで得た学びとしてどんなことが挙げられますか?

佐藤:成功も失敗も多くありましたが、すべてを通して「責任感を持って自走していくことの大切さ」を実感できています。

決められた業務をルーティンでこなすだけでは、キャリアが停滞し、成長が止まってしまうように感じますが、Red Frascoでは、自分から「やってみたい」と手を挙げるチャンスがあり、その機会を掴み取って自ら行動することで、さまざまな学びが得られます。

挑戦する意欲と、自ら動く意思が尊重されているカルチャーですね。

過去の職場は分業制だったため、顧客と直接関わる機会が多くなく、社内の営業部から決まった方針に基づいて依頼を受け設定を進めていました。自分から提案を行うこともありましたが実施可能な施策の幅が狭く、提案できる施策は予算の強弱や広告文の変更などが多かったです。

現在は顧客と直接話をしながら、新しい訴求軸のクリエイティブや新たなターゲットへの配信、配信媒体のご提案など、事業を伸ばすための多くの施策を考えて進めることが出来て自身の経験の糧にもなっているなと強く感じます。

そもそも、クライアントと直接コミュニケーションを取れることで認識にズレが起こりにくく、お互いにとってより良い改善をスムーズに進行できていますね。

サイトの構成にもアイデアを出したりと上流工程にも携っており、今まででは立ち入れなかった部分に関われていることで、学びの総量がグッと増えている感覚があります。

福留:がむしゃらに量をこなすのではなく、より広く、より深く領域を学んでいくことができています。

もちろん、過去無我夢中で量を積み上げる中で得た学びや成長もたくさんありました。ただ、ある程度同じ範囲の仕事の量をこなし続けても、質を求めに行けるタイミングを掴みかねていて。

Red Frascoでは、全体を俯瞰し課題を抽出してから成果のために必要な戦術を講じていきます。具体的には、KPIの策定方法からUI・UX改善など、前職の「広告運用」では携わることがなかった業務にもどんどん入っていきます。

また、一つ一つの業務にじっくりと向き合えるため、学んで自分の中で噛み砕いて、また他の仕事で活かしていくいいサイクルが作れたように思います。いい意味での余白が、自分の成長を作る土台になるんだなと知りました。

これから先、顧客に対して提案や成果報告をする機会が増えていけば、さらに経験が身に付くと思うと楽しみですね。


福留:ぼくの仕事のスタンスとして「何かしらの価値が生まれる仕事をする」ことを大切にしていて。

広告運用者として、数値改善を求められる事はもちろん、ただ言われたことをやるのではなく、付加価値を少しでも多く生めるように日々意識して行動したいと考えています。

佐藤さんも言っていたように、当たり前の事のようですが、仕事をする上で日々同じ事を繰り返すような気分で管理画面やレポートを見ていても、得られる気づきは少なくなる。もったいないですよね。

レポートテンプレートやクリエイティブの細かな修正など、一つ一つの小さな仕事をしっかり積み上げて、自分の学びになる/ならないの基準でなく、チームにとって前に進むためのサポートができている状態でありたいと日々思って仕事をしています。

■Act as Proの振る舞いを。自律した仕事人集団の働きかた

ーー聞く限り、質高くハードに働くイメージがなんとなくあるのですが、実のところいかがですか?

佐藤:過去勤めていた会社では、業務量や残業時間で評価される一面がありましたが、効率よく正確に日々の業務を進めることを意識していたため、結果として残業時間が少なく、会社の評価軸と自分自身の働き方が合わないなと感じていました。

女性としてキャリアプランを考えたとき、結婚・妊娠・子育てとライフステージの変化が起きる可能性があります。いかに「限られた時間の中で、どれだけ自分のキャリアを積めるか」という点をRed Frascoは叶えてくれるなと感じ、非常に満足しています。

思えば、前職はフレックス制でも、なかなかその制度を活かして働けていなかったように感じますが、Red Frascoは「就業時間よりも成果を」が根付いていて、早めに退勤する社員も多いです。結婚している社員も多く、仕事とプライベートにメリハリをもって勤務している印象があり、私が理想としている働き方の社員が多いですね。

自分自身も必要に応じて制度を利用して、プライベートの時間も充実させることができています。

福留:仕事も非常に取り組みやすいですよね。実は、入社したての頃、かなり緊張していました。というのも既に大きな実績を上げた優秀な方々が集まっている中で、まだまだ経験の浅い自分がしっかりと貢献できるのかという不安も大きかったからです。

実際に入社してみると、面接で感じた通り、とにかくフラットな方が多く、その上で新メンバーがしっかり活躍できるように、仕事の適切な分担やサポートもしてくれる人ばかりでした。

経験の豊富なメンバーがいるからこそ、不明瞭な事はアドバイスを求めながら進めていく事が出来ますし、チームに対して貢献意識を持っていればしっかりとパフォーマンスを上げられる環境だと思います。

加えてRed Frascoメンバー全員、プロジェクト管理能力が高く、それぞれ得意分野を持ったスペシャリストが集まっていて、想像以上でした。

顧客との期待値調整・目線合わせが開発・集客どちらのチームも非常に優れていて。こうやってリスク管理をしながらプロジェクトを進行していくんだな、と大いに吸収させてもらっています。

先述の通り、入社当初は経験の浅い自分がRed Frascoで活躍できるのか不安でしたが、貢献意欲や素直さは持つ前提で、働くのならやっぱり優秀な人が周りにいる環境を選ぶべきだなと改めて感じています。


ーー最後に。5年後どのような自分でありたいですか?

佐藤:今後訪れる可能性があるライフステージの変化までの期間に、どれだけ自分のスキルやスタンスを磨けるかが今の課題です。5年後だと、結婚や妊娠・出産が自分ごと化されている可能性があります。広告運用の実務スキルを高めて仕事の基盤を築いていき、ゆくゆくはWebマーケターとして仕事と家庭を両立できるようになっていたいですね。

福留:ぼくがWebマーケターとしての道を歩もうと思ったきっかけは「広告運用を活用して、自分でモノを売れるようになりたい」と考えたからです。将来的には、自分で事業を持ち、売上や利益を考えながら運営したいと夢を描いています。今はクライアントワークがメインですが、自分で何かしらの事業を持つチャンスがあったとき、そこに挑めるように、顧客支援を通じてビジネスを学び、スキルアップしていきたいです。


ーーこれから加わる新メンバーに向けて、メッセージをお願いします。

佐藤:Red Frascoは、Webマーケターとして幅広く活躍したい人や、決められた仕事をこなすだけではなく自身の考えをもって自発的に動ける人、キャリアアップに向けて邁進できる人にとって、良い環境が整っていると思います。

社内のお酒も飲み放題なので、お酒が好きな方にもおすすめですね。笑

福留:「スタートアップに興味はある。でも、ハイリスクなイメージもあり踏み切れない‥」と感じている人にも、選択肢の一つとしてRed Frascoを覗いてみてほしいです。優秀なメンバーが揃っていることに加えて、「楽しむときはしっかり楽しむ」というオン・オフも明確。人間的に面白い人がたくさんいます。そんな環境の中で仕事ができたら、楽しく、着実にキャリアを積めるのではないでしょうか。


<プロフィール>

佐藤 汐梨

高校卒業後、アパレル業と接客業を中心に勤務。2015年より友人の誘いでWeb業界へ転職。自社で運用する媒体の記事広告への流入を増やすため、SNSやネイティブ広告を中心に広告運用を経験。2017年に代理店に転職。以降、ネット広告全般の運用経験を積み、Red Frascoに入社。


福留 功一朗

2019年美大入学後、有限会社STEELに入社し、アシスタントとして1年勤める。その後、デジタルマーケティングやWebサービスを手がける株式会社ADrimアドオペレーション部門に勤務。2022年、Red Frascoに入社。

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