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南青山アドバイザリーグループの仙石代表にインタビューいたしました!

Photo by Ryo Nagisa on Unsplash

Definer 代表の阪本は、アドバイザーとしてご支援いただいている、

南青山アドバイザリーグループ代表の仙石 実(せんごく みのる)さんへインタビューいたしました。

現在はM&A・株価算定・IPO支援含む、幅広い会計領域のプロフェッショナルファームを経営されています。
実績の裏側に隠された、素顔と信念、哲学に迫ります。

ご挨拶

阪本

「仙石代表、本日も貴重なお時間をいただき、ありがとうございます!いつも、貴社の皆さまから、真摯に、迅速な対応でプロフェッショナルの会計知見をいただき、助かっております!」

仙石代表

「阪本社長、本日もよろしくお願いいたします。そう言っていただけると、嬉しく存じます。」

阪本

「出会った当時は、信頼できる会計パートナーを探しており、”阪本社長”と真摯にご対応いただけたことを覚えております。
私は、ITのエンジニアから叩き上げでプロダクトマネージャーになり、そして独立して法人成りしましたので、当時は会計の右も左もわからず、とても心強かったです。早速、仙石代表のキャリアについてお伺いできますでしょうか?」

仙石代表

「私は、父が経営者をしていたため、将来経営者になろうと考えていました。会計士という資格を知り、会社の経営の基本である”お金”を支える仕事として会計士の資格を取得しました。」

お金よりも信頼を大切に、お父上の心意気

阪本

「なるほど、お父上が経営者だから、というのはとても素敵ですね。どんな方だったのでしょうか?」

仙石代表

「父からは、”お金は稼げるけれど、信頼はお金では買えない”と言われており、私も”信頼”を最も大切にしております。」

阪本

「なるほど。確かに、”信頼”を信条にされているのは、日頃から接していてとても納得できます。新卒からはどういったご経験を積まれてきたのでしょうか?」

会計監査からはじまったキャリア

仙石代表

「監査法人トーマツに入社して9年ほど働きました。会計監査領域で、上場企業などへの監査を9年ほど実施し、修行いたしました。監査の仕事も好きでしたし、会社でも評価されて飛び級でマネージャーになったりしたのですが、経営者になりたい気持ちが強かったため、独立を決意したのです。」

阪本

「私が働いていたアクセンチュアでも、評価されていて昇進しても、働いている会社が好きでも独立する方はいらっしゃいます。独立する方も、それぞれ色々な価値観の方がいらっしゃいますが、どのような事業をスタートしたのですか?」

仙石代表

「実は、独立して行おうとした事業が、東日本大震災の影響でできなくなりました。当時、国際会計基準の適用を業務として行っていて、日本でも強制適用されるという流れがあり、その業務で独立する予定でした。それらの適用が、震災で延期になったため、先輩の事務所で1年半ほどお世話になり、Stock Optionであったり、税務であったり、様々勉強させていただいて、2013年に、自身で独立いたしました。」

阪本

「これは、大きな出来事ですね。少し話が逸れますが、私は大震災の影響で、結果としては、大学に通うことができました。大震災の影響を鑑みて、日本国が国立大学に通う学生向けの予算を組み、私もその制度で学業を修めることができました。多くの方の人生に、大きな影響を与えていたのでしょうね。深く、心に染みます。今の仙石代表は、一連の出来事がなければ、いらっしゃらないかもしれませんね。」

仙石代表

「確かにそうかもしれません。もしかしたら、”1”国際会計基準導入コンサルタントでキャリアが閉じていた可能性はあります。たまたま、ご縁があってお世話になった会計事務所が色々なことをやっていて、大きくキャリアの幅が拡がったと感じています。」

大震災による影響で、結果として人生の大きな転機を迎えた

阪本

「まさに、”災い転じて福となす”ですね。大きく、対象領域が広がったと思いますが、元々実施されていた、国際会計基準や監査業務などへの思い入れは強かったのでしょうか?」

仙石代表

「昔、ヤングマガジンで連載されていた、”仙石家”にまつわる漫画があり、その一族の末裔でして。武士の心として、刀一本で仕事をしていきたい。そういった思いの、当時の刀が国際会計基準のお仕事でした。」

阪本

「くぅ〜〜。これは、言葉の説得力が全然違いますね。仙石代表がおっしゃると身に染みます。武士としての心構えや振る舞いは、日頃から感じております。結果として業界の中でも幅広く、そして堂本のような会計領域のプロフェッショナルファームを経営されていると思いますが、大切にされている価値観はございますか?」

会社で大切にしている価値観

仙石代表

「仕事をする上で、”刀”は変わったかもしれませんが、大切にしていることは変わっておりません。特に、”専門性”、”誠実性”、”迅速性”、弊社は3Sと呼んでいますが、これらを最も大切にしております。弊社のサービス、会社のファン作り、お客様との信頼関係の構築、縁ある人を幸せにしていくことを第一に置いて経営をしております。」

阪本

「なるほど。私は、まだまだ経営者としてはひよっこですが、多くの優秀な経営者、そしてエクセレントカンパニーに共通していることが全てまとまった表現と感じました。実際に、そう言ったエクセレントカンパニーを実現する上で、”どういった人と働いていきたいか”もお伺いして良いでしょうか?」

仙石代表

「”専門性”、”誠実性”、”迅速性”を実現する、体現することは一朝一夕ではできないかもしれません。それでも、”そうありたい”、”こうなりたい”と心から思っている人と働きたい、働くことを大切にしております。思っているからこそ、行動に移せる。行動ができると、本当にできることも増えていきます。」

阪本

「私も、本当にエクセレントにありたい、と感じている仲間を集められるように努めます。また、少し別の角度では、”組織がどうあるべきか?”の考え方もお伺いしても良いでしょうか。」

組織の価値観

仙石代表

「最近は、”量より質”を追求しています。言い換えると、”組織を拡大することは目的ではない”ということです。例えば、時代背景の中、士業の合格者も減り、採用市場もパイの取り合いです。ですから、”本文を弁えて、良いメンバーで、素敵なお客様としっかりとした事業を進める”ということです。会社そのものを拡大することには、重きを置いておりません。」

阪本

「確かに、私も将来上場する時には、無用な組織拡大を避けること。正社員比率や外部人材、パートナー含めてさまざまな流動性、機動性など合理的な組織設計が大事だな、とぼんやり感じており。個人が独立していく労働市場の流れ、フリーランスの活性化などは、どんどん進んでいくだろうなと。」

仙石代表

「現代は、IT化も進み、AIが台頭するなど、効率的な会社経営が進んでいます。もちろん、コアな、事業の中核の部分は内部の人材で固め、その上で、正社員+コンサル会社、パートナー+外部人財の経営は、固定費にしない観点で合理性があると感じています。」

阪本

「私も、中核は社内で内製化して、外部人財を上手に活用した事業展開を進めます。最後に、仙石代表の”仕事の哲学”をお伺いできれば幸いです。」

仙石代表の"心の中の刀"

仙石代表

「”志を一番に”。士業に心と書いて、志ですから。侍と心で、志。お客さまに対して、責任と覚悟を持って進む士業であるべき、と心に誓っています。」

阪本

「最後の最後まで、仙石代表の”心の中の刀”、日本刀を垣間見た気がします。私も、武士の志を大切にしたいと思います。本日もありがとうございました!」

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