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【INTERVIEW#7】学生時代からの憧れであるWebデザイナーの道へ。”ビジネスにおけるデザインは本質的な課題解決のためのツール”と捉える背景には。

岡崎 竜
大学卒業後、テクノロジーアートの専門学校でデザインを学び、新卒で広告・映像・Web関連の制作会社に入社。その後、Webデザイナーとして2007年にビューティガレージに入社し、現在はマーケティンググループ統括副責任者、マーケティングチーム責任者を兼任。

ビューティガレージ(以下、BG)初のWebデザイナーとして入社後、現在はマーケティンググループ統括副責任者およびマーケティングチーム責任者としてメンバーを導き支える岡崎さんに、仕事内容やデザインへの想いなどを教えていただきました。

ーこれまでのキャリアについて教えてください。

新卒で前職にあたる広告・映像・Web関連の制作会社に入社をしました。
20~30人規模の小さなベンチャー企業だったので、CS放送のTV番組の企画・台本・香盤表の制作、DVDの映像ソフトのカット編集、クライアントのWebサイトの改善案作成、実際のサイト更新、果ては自社のコーポレートロゴ制作などなど、幅広く経験を積みました。
デザイナーの聖域である”制作のコア”以外はほぼなんでもやらせてもらえたので、モノづくりにおけるひと通りの業務を経験できたと感じています。
勝手にやりすぎてたまに怒られることもありましたが...(笑)
その後、ご縁があり2007年にBGに入社しました。

ーBGとはどのようなご縁があったんですか?

前職で「BGのECサイト(https://www.beautygarage.jp/)」のフロント面のデザイン制作・更新業務を請け負っており、 私が窓口として課題のヒアリング・提案資料作成、制作進行などを担当させていただいておりました。その際に当時のIT・システムグループ責任者の方からお誘いをいただきました。
制作会社では一つの会社・事業の”コア”にはなかなか関われないジレンマを感じており、「自分の手でモノづくりしたい!」という欲望と「自身の関心分野の事業会社で長く貢献したい。」という気持ちがふつふつと湧いてきていたタイミングでもありました。
BGは当時、設立から3年ほどだったこともあり、ECサイトの更新・改善にスピード感が足りておらず、「内製化させて、ECサイトを爆速で更新・改善したらそれだけで成長スピードをもっと上げられるのでは?」と感じていました。
そこで、「自分なら、ビジネス要件からの具体案作成、デザイン・コーディングまでできる!自分がデザイナーデビューするチャンスだし、貢献できるに違いない!」と思い、二つ返事でオファーを受けさせていただきました。


ーWeb制作スキルはいつ習得されたんですか?

学生時代の部活動・授業とアルバイト、あとは独学です。
中学で囲碁将棋部に所属していたのですが、顧問の先生がパソコンオタクで、部室がコンピューター室になっていたんです。(笑)
そこで初めてプログラミングに触れました。Web制作の技術は、高校時代からの独学と、大学や専門学校の授業、あとはアルバイトで習得しました。

とはいえ、責任を伴う本格的な実務はBGに入社してからが初めてだったので、最初はヒヤヒヤしながら日々手探りで制作を行っておりました。(笑)


ー大学時代は、主にどのようなことを学んでいたんですか?

4年制大学の情報文化学部で情報デザインや情報設計など、アートとテクノロジーを繋いでこれからの情報社会に対応していくための先進的な学問を学んでいました。
その中で、テクノロジーアートに携わりクリエイティビティを発揮して活躍していらっしゃるアーティストさんやデザイナーさんの仕事を目の当たりにして、デザインの道で生きていくことへの憧れを抱きました。
そのことがきっかけとなり、大学卒業後は就職をせずに2年間テクノロジーアートの専門学校でモノづくりを学びました。


ーBGへ入社した当初はどのような業務をされていたんですか?

IT・システムグループに所属し、社内初の「Webデザイナー・コーダー」兼「情報システム担当」として、Webデザイン・制作業務(ECサイトのバナーや特集ページ、新機能、リニューアルなど)から社内情報システム業務(ネットワーク設定、PCトラブルサポートなど)まで、幅広くなんでもやっていました。
その後、グループ内に「Webデザインチーム」が設立されたことで、Webデザインチームのリーダーとして、Webデザイン・制作業務に専念するようになっていきました。

ーその後、Webデザインチームから現在のマーケティングチームへ異動し、仕事内容はどのように変わりましたか?

コアな部分は変わっていないと思っています。
成果として求められるものの重心が、Webデザインチームは「制作物」、マーケティングチームはその前段階の「戦略・戦術策定」なのかなとは思いますが、私はWebデザインチームに在籍時から”言われたものをそのまま作ればいい”とは思っておらず、「ビジネスにおけるデザインは課題解決のためのツール」と捉えていました。だから、何か依頼を受けたときは、”必ずそこには本質的な課題があるはずだ”と思って仕事をしていました。
例えば、「この商品の売上を上げるために特集ページを作りたいです」という依頼に対して、”そのまま特集ページを作ること”が必ずしも正解とは限らないと思っていて、
本質的な課題が”売上を上げたい”ということであれば、「まずは商品ページを充実させたほうが良いのではないか?そもそも商品ページを見てもらえてないのではないか?」など、本来の解決すべき課題は別にある場合も少なくないんです。
このように、本質的な課題を解決することで、よりお客様にとって使いやすいECサイトにしていく、それによって会社としての売上を上げていくというところでは、コアな部分は変わっていないのかなと思っているので、自分の中では違和感なくキャリアを積み重ねられています。

ー岡崎さんのデザインに対しての考え方はいつから培ったものなのでしょうか?

大学時代の恩師(ゼミ教授)からの教えが、私にとってのデザイン感の根幹なのかなと思っています。
大学でデザインやテクノロジーアートを研究している恩師が、自身がデザイナーでもある、デザインに対してものすごくひとかたならぬこだわりを持っていらっしゃる方で、”デザインは必ず意味のあるものだ”と教えられました。
例えば、私のポスターデザインを「ここ、視線の誘導とかおかしいでしょ?これには何の意味があるの?」ってけちょんけちょんに言われたこともありましたが...(笑)
デザインの基礎・根幹から精神性やリテラシー、今でいう”Webユーザビリティ”まで、徹底的に叩き込まれましたね。
そのおかげで、ビジネスにおけるデザインの考え方や基礎体力がついたので、恩師にはとても感謝しています。


ー現在マーケティンググループ統括副責任者兼マーケティングチーム責任者として、どのような業務を担当されているんですか?

現在の仕事は大きく分けて2つ。グループ統括副責任者兼チーム責任者として”メンバーを導き支える役割”と、プレイヤーとしての”プロジェクトの推進”です。
グループ統括副責任者、兼チーム責任者としては、”全体の方向性のディレクション”と”各メンバーの役割・タスクを遂行する上でのボトルネックの解消”というか縁の下の力持ち的なお仕事ですね。
チームとして担っている業務が非常に多岐に渡り、個々のメンバーでやっていることがみんな違うので、それぞれが自主性を発揮して、それぞれの専門分野で活躍してもらうことが私の役割であると思っています。
最近では、マーケティンググループに古巣のWebデザインチームがジョインしてくれたことで、グループ内で企画からクリエイティブ制作まで一気通貫で内製できるようになりました。 そのグループ全体としての力を最大化できるよう、時代の変化や会社としてのステージややるべきことの変化に合わせて、少しずつ変えていかなければいけないと思っています。
プレイヤーとしての業務は、今は自社アプリのリニューアルやマーケティングオートメーションツールの刷新、Salon.EC(https://salon.ec/)のUI/UXディレクション、ECサイトの改善などを行っています。
また、これまでの職務経験上、事業部門とシステム部門の両方の気持ちやロジック・言語が分かるので、事業部門とシステム部門の通訳・架け橋としての役割も一部担っています。

ーBGでの数多くのご経験の中で、特に印象的だったプロジェクトはありますか?

15年働いているので、本当にどれもこれも印象深いですが...
入社直後のエステのセミナー事業立ち上げ時の経験が「ビジネスとして顧客に必要とされるモノづくりの原体験」として、強く印象に残っています。
「セミナーをやりたい」とエステティック事業部から依頼・相談を受け、ページ構成や導線、申込フォームなどを数日間で設計・制作しました。すると、公開後すぐに申込が入り、依頼者と大喜びしたことを鮮明に覚えています。
今ではプロジェクトの規模や期間、関わる人数が大きくなりましたが、”ビジネスとしてのモノづくりの本質”は変わっていないと思います。こういった原体験はとても大事だと思っているので、チームメンバーにも日々の業務の中でこういう「手触り・手応え」を経験してもらいたいなと思っています。


先日、永年勤続(15年)で表彰されましたね。おめでとうございます!  

ーBGで働き続けて良かったと感じるときはどんなときですか?

ありがとうございます!
日々の業務の中で嬉しい瞬間などはいっぱいありますが、改めて振り返った時に長く働き続けたからこそ良かったと思うことは、「会社の成長、成し遂げてきたこと」を実感できることですね。
ここまで、1つの業界を変える・良くしていくことを理念として掲げ、それを有言実行し続けている会社って、そうそうないんじゃないかなと思います。
その中で、長い間働かせていただき、少なからず貢献できた、自身も経験が積めたと思えるのは、長く働いてきたからこそなのかなと思います。
年々会社のステージによってやるべきことはどんどん変わり続けていて、そのおかげで常に新しいことや未経験の領域に挑戦しつづけているので、いつもワクワクドキドキハラハラしています。(笑)
そのため、15年経っても変わらず、きっとこれからも刺激的で飽きることの無い職場だなぁと思っています。

ー岡崎さんから見て、BGのマーケティンググループはどんな人が活躍できると思いますか?

グループ内でも、業務によって必要なスキルが大きく異なるので一概には言えませんが、共通して必要だと思うポイントは”主体性”と”徹底的な顧客視点”ですね。
グループとしての大方針・ミッションはありますが、基本的には個人に裁量権があるので、自ら考え、提案し、実行していく姿勢が重要です。
また、ビジネスにおいて、何か具体的な施策を考え実行する際、それに関係するあらゆるステークホルダーへの影響を配慮し、バランスを取ります。
その際。事業者側を優先するのではなく、”徹底的に顧客目線で考え抜き、顧客にとってベストな形のモノをつくる”という意識で施策を考え実行できる、強いマインドが重要です。この”主体性”と”徹底的な顧客視点”をもって事業を推進していくことが、当社にとって最強のマーケティングで、当社を他社の追随を許さない、最強の会社にしていくのだと信じています。



ー今後のマーケティンググループとしての目標を教えてください。

当社のビジョンである「開業と繁盛を総合支援するサロンコンシェルジュNo.1企業」を体現・実現していくことです。その実現のために、”顧客視点で考え、顧客に徹底的に寄り添うマーケティング活動”を、仕組み・システムとして、あるいは個々のスタッフのマインドとしても実装し、実践していくこと。そして、そのレベルを高め続けていくことです。

ー最後に、ビジネスパーソンとしての目標を教えてください。


自分自身、幼少期から思春期に”世の中の生きづらさ”を強く感じた経験から、
自らのビジネス活動を通して、”世界の自己肯定感の総量の最大化”に最大限貢献することです。
それによって、一人でも多くの人が自分を肯定して生きられるように、そしてあらゆるユニークな人がユニークなまま、自分をごまかさず偽らずありのまま生きられるような世の中にしていきたいと思っています。
当社で働くことを通して美容サロンを支援することによって、自分が少しでも世の中の多様性を高めることに貢献できたら嬉しいです。

Beautygarage(ビューティガレージ)
ECサイト:beautygarage.jp
コーポレートサイト:beautygarage.co.jp


岡崎さん、とても貴重なお話をいただきありがとうございました!
当社では裁量権をもって自ら考え、提案し、実行していきたいという方をお待ちしています。
皆様のご応募、お待ちしております。

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