こんにちは。今回は、HITの企画・総務事業部で統計調査や観光データの活用促進に携わっている職員にストーリーを書いてもらいました。HITの取組を少しでも知っていただければ幸いです。
私は広島県からHITに派遣され、2年目になります。現在は、企画・総務事業部(旧 経営企画・マーケティング事業部)で、観光統計調査の実施や観光データの活用促進等に関する業務を担当しています。
「観光統計」って、なんだか難しそう…?
「データはちょっと苦手で…」
そんな声をHITの職員からもよく耳にします。実は私自身も文系出身で、大学時代に統計の講義で単位を落としたほど、得意とは言えませんでした。
それでも今、統計業務に携わる中で感じているのは、データは観光の“今”を教えてくれる、心強い存在だということです。
HITでは、独自の統計調査に加えて、GPSを使った人流データや公的統計など、様々なデータを活用しています。観光客の行動や満足度を数値で整理することで、地域の状況や変化を把握し、施策の検討に役立てることができます。
HP(Dive!Hiroshima)で公開している人流データ
もちろん、数字だけでは見えないこともあります。だからこそ、他の事業部の職員から「現場でこんな声があったよ」と教えてもらうことも、統計業務にとって大切なヒントになります。
データと現場の声を組み合わせることで、よりリアルな観光の姿が見えてくるのだと感じています。
パソコンと向き合う日々
私の仕事は、イベントやプロモーションのように華やかなものではありません。
外出する機会は少なく、ほとんどの時間をパソコンの前で過ごしています。
でもその分、観光の現場を支える“裏方”として、広島の観光について見つめることができます。
業務は大きく5つで、細かくて地味な作業ですが、どれも大切な仕事です。
■調査の準備と実施 ※①~③の実施は調査会社に委託しています。
観光客や地域住民の声を集めるため、さまざまな調査を行っています。
・対面アンケート(四半期毎):県内約20か所で実際に観光客に声をかけ、リアルな声を取集
・Web観光客向けアンケート(年2回):広島を訪れた方を対象に、Webで満足度等を調査
・Web住民アンケート(年1回):地域住民の観光に対する意識や受入れ体制を把握
・県内市町への聞取り(毎月、四半期、年1):観光施設の来場者数等を聞取り
・宿泊施設への聞取り(毎月):宿泊者数や予約状況などを聞取り
■調査結果の精査:集まったデータを確認し、誤記や集計ミスがないかをチェックします。
■レポートの作成:調査結果をもとに、月次、四半期、年次でレポートを作成します。
■勉強会の開催:市町やDMO等の統計担当者向けに、データの見方や活用方法を共有する勉強会を開催しています。
■データに関するお問い合わせの対応:「この数字ってどういう意味?」「こんなデータある?」そんな声に対応することで、データが“使われる”瞬間に立ち会えるのは、少し嬉しく思います。
レポート作成スタイル
経験や勘だけに頼らない観光へ
観光は、「人の動き」や「気持ち」が関わる分野だからこそ、“現場の感覚”や“経験”はとても大切だと思います。そこに統計という“支え”が加わることで、より説得力のある施策や判断ができるようになります。
私は、プレイヤーではなくサポータータイプです。だからこそ、観光の現場を支えるデータの裏方として、広島県の観光に貢献できることにやりがいを感じています。