こんにちは!デジタル漫画出版社ソラジマの広報チームです。
今年の冬も、熱い2日間が幕を閉じました。開催したのは、サマーインターンでも大好評だった「漫画編集職インターン」。
掲げたテーマは、「既存のヒットを解き、新たなヒットを生み出す」。
選抜された25名の学生が、プロの編集者と本気でぶつかり、思考を研ぎ澄ませた2日間の全貌を、参加学生2名のリアルな声とともにお届けします!
▶︎インターンの概要
対象者:学年問わず、漫画編集者を目指す学生(専攻不問)
開催日程(いずれか1タームを選択)
- 12月13日~14日
- 12月20日~21日
場所:ソラジマ本社(東京都内)
募集人数:各回12名
選考方法:
① 書類(ES/動画提出)
② 筆記課題
エンタメ狂の2人。創作経験を武器にソラジマへ
—— ソラジマの冬インターンにご参加いただき、誠にありがとうございます。はじめに、自己紹介をお願いいたします。
Dさん:
こんにちは。早稲田大学教育学部のH.Dです!漫画、映画、音楽、ラジオ…大のエンタメ好きである私。大学では漫画研究会に所属しており、日々イラストや漫画の制作を行なっています。
サークルの機関紙に作品を寄稿したり、漫画賞に応募してみたりと、私にとって『創作』は人生を豊かにしてくれる活動です。創作やエンタメについて友人と語り合う時間も趣味のひとつとなっています!
Kさん:
東洋大学経営学部2年のR.Kです!私は小さい頃から漫画に触れ、中でもストーリー創作が大好きです!
なぜか大学では経営学部で経営を学んでいる身ですが、ふと思い立ち、書き溜めていた小説を漫画にしてみようと10月にジャンプの漫画賞に応募してみました!
とにかく漫画に関わる仕事を見てみたいという一心で、数々の出版社を調べ、その中で出会ったのがソラジマでした。
—— お2人とも、創作経験があるんですね!エンタメに対する熱量が高いのが伝わってきます!そんな中、数ある出版社の中でソラジマのインターンに参加することになった決め手は何ですか?
Dさん:
ソラジマのインターンを知ったのは、就職情報サイト「OpenWork(オープンワーク)」でのオファーがきっかけです。元来「エンタメに携わる仕事がしたい!」という思いで就職活動を進めていたので、オファーは迷わず承諾しました。
オファーを承諾したタイミングで、過去に友人がソラジマのインターンに参加し「非常に満足度が高かった」と話していたことを思い出しました。
友人の言葉に加えて、「対面形式でインターンを実施すること」「第一線で活躍する編集者の方と直接関われること」「実践的な企画立案にチャレンジできること」にも強い魅力を感じ、インターン参加へのを決意を固めました。
Kさん:
今回のインターンを知ったのは、ソラジマからメールを頂いたことがきっかけです。
初めは長期インターンに参加しようとしていたのですが、この冬インターンでは出版社における実際の仕事である「漫画の企画立案が体験できる」という点に強く惹かれました。
作家としての視点が鍛えられることはもちろん、編集者の方がどのような視点で漫画を見ているのか、自分の企画はどこまで通用するのかそれを知ってみたいと考え、参加を決意しました。
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作品分析から模擬連載会議まで。企画が進化した2日間
——Day1ではどのような学びがありましたか。
Dさん:
Day1での学びは「ヒット作品分析の重要性」です。
今回のインターンでは、事前課題として「縦読み漫画の作品分析」を行いました。読者のニーズやトレンドの傾向を言語化するプロセスは、物語をロジカルに捉える興味深い体験だったと感じています。
1日目の午後からは、いよいよ漫画企画の作成がスタート。作品のジャンルは男性読者層をターゲットにした「バトル作品」です。漫画の構成を一から自分で考える作業は、想像以上に難しく、苦戦を強いられるシーンも。
読み切り作品とは異なり、長期連載を見据えてシナリオをどこまで拡張するかを常に意識する必要があり、その点が特に難しいポイントでした。その中で、物語が長く続いてもブレないよう、主人公の行動原理や価値観を綿密に設計することが求められました。
そんな中でも、アイデアに行き詰まった際には、事前課題で行った分析結果を立ち返り、漫画企画の骨組みから考え直すで、徐々に企画が形になっていきました。作品やマーケットについて、あらかじめ丁寧に分析をしておいて本当によかったと感じています…!
「迷ったときは分析に立ち返る」、こうした指針を得られたことは、Day1での大きな収穫です。
Kさん:
この日の一番の収穫は「読者のニーズに合った作品を作る」という視点でした。
インターン開始前の事前課題では、大ヒット作品や各プラットフォームの分析に取り組みました。
この課題において大切だったのは、「LINEマンガやピッコマでは、どんな作品が求められているのか?」「なぜ、読者はこの作品を読み続けたいと思えるのか?」を深く考えることでした。
こうした視点が欠けた企画は、自己満足な創作に終わってしまい、読者に届かない作品になってしまう、ということを学びました。
事前課題で取り組んだ分析を踏まえて、企画のあらすじ制作に入りました!私は事前に3本の企画を用意し、自分なりには良い出来だと思っていました。
しかし、プロの視点で見ると、やはりそんな単純な話ではありませんでした。自分が作った企画に対する編集者の方からのフィードバック(以下、FB)では、「主人公の原動力が弱い」「身近に感じられない世界観は理解するのが難しい」というものでした。
自信をもって企画を用意していた分、これでもダメなのかと衝撃を受けました…!悔しい思いと同時に改善点が明確になり、俄然やる気になりました。
市場分析をした上で、読者が感情移入できるキャラクターの深み、わかりやすい世界観も大切であることを学びました。
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—— 企画を創るうえで必要な「分析」の視点を学んだのですね!
続くDay2ではどのような気付きや学びがありましたか。
Dさん:
Day2での学びは、「積極的にFBを求める大切さ」です。
他者の客観的な視点を頂くことは、自分一人では気づけない違和感や課題を明確にすることにつながります。また、自分だけで考え得ない、新たなアプローチのヒントを得られる点も大きなメリットです。
インターンの最後には、参加者が提出した企画をもとに「模擬連載会議」を行います。
Day2の昼下がり。私は、模擬連載会議に向け、企画書の制作を進めるものの、自分だけでは、客観的な良し悪しを判断しきれず、企画の完成度を向上させる突破口を見出せずにいました。
ただ、「絶対に連載会議を通過したい!」という強い思いがあったからこそ、企画に対する妥協はしたくない…!そこで、私は編集者の方に直接FBをもらいにいくことにしました。
編集者の方からは、「世界観やキャラクターの設定をさらに練り込んだ方がより良くなる」というFBを頂きました。自身の企画を見てもらうことにためらいを感じる瞬間もありましたが、FBを受けることで企画が確実にブラッシュアップされていく手応えがあったと感じています。
結果、FBを頂いた甲斐もあり、模擬連載会議では通過判定をいただくことができました!自分なりに最大限練り上げた企画だったこともあり、編集者の方から「通過です」と仰っていただけた瞬間は非常に嬉しかったです!
この1日を通じて「迷ったときこそ他者の視点を取り入れる」、この姿勢こそが、企画を推進させる原動力になると強く実感しました。
Kさん:
2日目は、1日目のFBを活かそうと企画の改善を行いました!
主人公の動機づけを決めていなかったので、ストーリーとして「恋人に会うために戦う設定にしてみたらどうか?」と、展開を分かりやすくしてみたり、世界観を広げるために2部構成にしてみたりと、あらゆる試みをしました。
そしていざそのFBを貰いに行くと、まだまだ改善点がありました。編集者の方はとにかく市場に合わせた設定と作品の作り込み度合いを見ています。
「なんでこの世界観で設定したのか?」「この世界観ならではのキャラクターの異能力は作れないのか?」など、自分の企画を深掘りした質問をいくつも投げかけられました。
その時の私は、世界観に合わせたキャラクターの能力の落とし込みにかなり苦戦したことを覚えています。
最終的に模擬連載会議を通過することはできなかったものの、「かなり惜しい」というコメントを頂きました。また、作品をより良くするための詳細な改善案を頂き、今後自身の作品をアップデートするための糧になったと強く感じています。
編集者視点の考えに触れられたことで、企画作りにおいて大切なのは、読者が求める市場に読者が面白いと思える作品を落とし込むことだと学びました。
「その作品がなぜ面白いのか」、そこには必ず理由があります。売れる作品は細かく設計され尽くしているからこそ、売れるべくして売れるのです。そして、その企画をより良い形で生み出すのが編集者の仕事なのだと実感しました。
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── オリジナルの企画作りに苦戦しつつも、積極的にFBをもらい、ブラッシュアップを重ねていったんですね。プロの思考に触れて刺激を受け、顔つきが変わっていく参加者の皆さんが印象的でした。
冬インターン全体を振り返って
—— 1番印象に残ったことを教えてください。
Dさん:
もっとも印象に残ったことは「プロの漫画編集者の圧倒的な実力」です。
編集者の方からFBをいただいた際、私の中では曖昧だった企画の改善点について、非常にクリアな言語化をもってアドバイスをいただいたことに深い感銘を受けました。
また、「好きな作品について」など何気ない会話の中でも、その作品が「なぜ面白いのか」「どう面白いのか」を多角的に分析し言葉にするロジカルさに触れ、プロ編集者の視点の鋭さを肌で感じることができました。
Kさん:
自分の企画を編集者の方に見てもらった際、「企画自体は面白い」と言って頂けたことです。創作経験があったので、オリジナルの世界観を面白いと評価して頂けたのは大変嬉しかったです。その上で、「売れる企画」にしていくことが難しかったです。
編集者の方はFBは的確で、
「なぜ、この設定でなければならないのか」、「なぜ主人公は戦うのか」など、あらゆる”なぜ”で作品を突き詰めてくれます。
そしてここを掘り下げていくと、軸の通った一貫性のある企画ができると教えて頂きました。
例えば、「なぜ主人公がその敵と戦うのか」について、理由のない漫画に、読者からの共感性は生まれません。
私の目に映ったのは、様々な角度から企画を見て、作品を最上級のものにするというのが編集者の方たち、ということでした。そして、「これがヒットを生み出す力か…!」と大変感銘を受けました。
今回FBをくださった編集者の方に、「ぜひ、私の作品も見てください!」とお願いしてしまいました(笑)
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—— 編集者とのやり取りの中で影響を受ける部分が多かったのですね!
改めて、冬インターンの感想を教えてください。
Dさん:
各プログラムの密度も高く、非常に楽しく刺激的な2日間でした。
「作品の分析を踏まえたアプローチ」や「FBを積極的に求める姿勢」など、実践的な課題を通じて学べたことも多いと感じています。
また、さまざまな地域から集まったインターン参加メンバーとのコミュニケーションも、とても充実したものでした。特に、各々の「好き」について語り合う時間は、エンタメの素晴らしさを再確認できるかけがえのない時間になったと思います。
プロの編集者や、志を同じくする仲間と共に過ごせたこのインターンは、私にとって大きな財産となりました。この経験を活かして、今後の創作や就職活動にも臨んでいきたいと考えます!
Kさん:
本当に充実した2日間でした。実際の編集者の方のFBを頂ける機会はなかなかないので、とても貴重な時間でした。市場分析の大切さに加えて、それを企画を落とし込む戦略を学ぶことができました。どこかで聞いたことあるなと思ったら経営学部の学びと同じですね。
編集者は言わば、経営者です。創作物という企画を市場に落とし込む経営者。つまり、ここでの学びはどの業界にも共通していることなのかもしれないです。
売れる面白い漫画は、市場があり、それに合わせた企画と差別化のためのオリジナリティがある。
これを学ぶことができ、自身の創作で実践してみようと思います。
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——最後に、どんな人にソラジマのインターンをお勧めしたいですか。
Dさん:
「エンタメが好き、漫画が好き、創作活動が好き…それら本気で発信していきたい!」という人には心からおすすめしたいインターンです。
また、このインターンで得られる学びは「漫画」に限らず、さまざまな領域に応用できると感じています。今はまだ「出版業界を志望しているわけではない」という方でも、少しでも興味があったらエントリーしてみることをおすすめします。ぜひプロの現場をご自身でも体感してみてください!
Kさん:
一言で言うなら「創作活動に携わりたい方は絶対行くべき!」です。編集者の方の貴重なFBはもちろん、同じくらい漫画が大好きな仲間にも出会えます!
これから編集者になりたい方もそうでない方も創作に対する理解が深まるのは間違いないのでぜひ参加して欲しいです!
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2026春インターン募集中!
今回、DさんとKさんには、冬インターンでの濃密な2日間を率直に語っていただきました。
ただ「面白いものを作る」だけでなく、徹底した市場分析から読者のニーズを解き明かし、ロジカルにヒットを狙いに行く。そんなソラジマの編集者が大切にしている戦略的なクリエイティブの真髄を、全身で体感していただけたことが伝わってきました。
また、プロからの厳しいFBを糧に、最後まで自らの企画をブラッシュアップし続けたお二人の姿は、まさにソラジマのカルチャーである「Be a Pro」を体現するものでした。
ここで得た「視点の変化」は、漫画の世界に限らず、これからのキャリアを切り拓く大きな武器になるはずです。
ソラジマでは、これからも熱狂的な意志を持つ次世代の編集者・クリエイターを全力で応援していきます。
なお、ソラジマでは今後も定期的にインターンシップやイベントを開催予定です!
「自分の企画で世界を獲りたい」「プロの視点を肌で感じたい」という熱い想いを持った皆さんのエントリーを、心よりお待ちしています。
ぜひ、次はあなたが、ソラジマの「熱狂」を体験しに来てください!