現在のトレプロの基盤を、文字通り「ゼロ」から初期メンバーと共に創り上げてきた編集チームの中核であり、2人の子どもを育てるパワフルな母親でもある佐藤さん。
かつてのIT企業でのキャリア、そしてライフステージの変化に伴う「主婦」としての葛藤を経て、彼女はいかにして家族と対等に未来を走るビジネスパートナーへと変貌を遂げたのか。
急成長を続けるトレプロという組織の裏側にある、泥臭くも熱い仕組み化への挑戦と、一歩先を行くキャリアの拓き方について本音で語っていただきました。
組織の生産性を10倍にする。AIカリキュラムの設計と仕組み化への挑戦
佐藤彩乃:元プログラマー。結婚を機に退職後、出産を経てWebデザインを始める。その後縁があり、現在のトレプロの元となった会社に出会う。現在はクリエイティブディレクターとAIチームを兼任し仕組みづくりを担う
ーーまずは、トレプロでの現在の役割について具体的に教えてください。
佐藤: 現在は主に、社内メンバーやパートナーの編集者さんに向けた「AIのレクチャーや活用カリキュラムの設計」に多くの時間を割いています。最新AIツールの普及スピードは凄まじいので、これらを実務にどう組み込み、組織全体の生産性を10倍に引き上げるかという「仕組み作り」が私のミッションです。
ーー非常に先進的で大きな裁量を持つポジションですね。プライベートでは2人のお子さんの母親業も両立されていると伺いました。
佐藤: そうですね。一番下の子はまだ9ヶ月ですが、平日の昼間は保育園へ預けられるようになったので、朝9時から夕方5時までは完全にビジネスパーソンとしてガッツリ仕事に集中しています。
よく「育児と仕事の両立は大変では?」と聞かれるのですが、実は私、パソコンをカチャカチャ触ることや、最新のAIツールを駆使して新しい仕組みを構築することが、元々大好きなんです。趣味の延長線上にある楽しさを仕事で味わえているので、仕事に没頭することが家庭の良いリフレッシュになっていますし、逆に仕事で試行錯誤した後は子どもの笑顔に癒される。とても健康的で良いバランスをキープできています。
クリエイティブ事業部にて最新のAIカリキュラムを検証する佐藤
キャリアの転機、そして金山代表との出会いから始まった「動画事業の黎明期」
ーー佐藤さんはどのようなキャリアを経て、トレプロへ参画されたのでしょうか。
佐藤: 新卒時代は地元企業でプログラマーをしていました。当時は非常にタフな労働環境で体力的にもハードだったため、自身の働き方を見直して別業種の部署へ異動し、そこで11年間実務経験を積みました。その後、結婚を機に退職して地元を離れ、出産・育児を経験したんです。
子育てが少し落ち着き、再度社会で挑戦しようと思った時に独学で始めたのがWebデザインでした。元々ポスター作りなどのクリエイティブが好きで、友人や知人から単発で頼まれることも多かったので、とっつきやすかったんですね。 そのうち「Webサイトも作れない?」と声をかけてくださった方がいて、そのご縁からトレプロ代表の金山を紹介していただき、2020年頃から一緒に仕事をさせていただくことになりました。
ーー当時はまだ、現在の動画編集事業(CC)は立ち上がっていなかったのですね。
佐藤: ええ、影も形もありませんでした(笑)。ある日突然、当時のディレクターから「簡単にできるので、まずは月10本作ってみてください!」と、実質ゼロからの動画制作を任されて。動画なんて作ったこともない状態でしたが、「まずはやってみよう」と泥臭くスタートしたのが、今のトレプロの動画事業のすべての始まりです。
アカウントは100近く、シートは未整備。カオスな「荒野」で掴んだチームの絆
ーー事業の立ち上げから現在までをすべて見てこられたわけですが、これまでで一番大きな壁は何でしたか?
佐藤: 間違いなく、編集チームの発足初期ですね。当時の初期ディレクターは私を含めてわずか3人。マニュアルも仕組みも何もないカオスな状態でした。それにもかかわらず、運用するアカウントは100近くにのぼり、管理シートも全く整備されていませんでした。まさに何もない「荒野」にポツンと放り出されたような感覚でしたね。
当時は「毎日投稿」のアカウントが多く、動画のチェックやフィードバックを1日でも止めると、クライアントの投稿が完全にストップしてしまうという、高い緊張感とスピード感が求められる日々でした。
ーーそのタフな状況を、どのようにして乗り越えることができたのでしょうか。
佐藤: 「自分がここで立ち止まったら、一緒に走っているチームの仲間たちが困る。やるしかない」という強い当事者意識です。そして何より、執行役員の前田さん(現クリエイティブコア事業部責任者)の存在が非常に大きかったですね。
前田さんは、どれだけ多忙であっても常に私たちの生活や悩みに寄り添い、チームみんなのことを一番に考えた言葉をかけ、行動で示し続けてくれました。私たちの目の前でしなやかにチームビルディングを行い、カオスだった環境を一つずつならして、組織が前に進んでいる実感を味わせてくれた。
元々私は仕組みを作ることが好きでしたし、何より尊敬できるリーダーと、同じ方向を向いて高め合えるチームメンバーがいたからこそ、「この会社のために自分の役割を全うしよう」と、迷わず走り続けることができました。
3年で時価総額100億へ向けて、サークル型組織の基盤を創り上げるミーティング中
2児の母のリアルな1日のタイムスケジュール
そんな激動の黎明期を越え、仕組み化と裁量権の委譲が進んだ現在のトレプロ。仕事と育児を両立する佐藤さんのリアルな1日は、自立したキャリアを目指すお母さんたちの新しいモデルケースです。
- 06:00|起床。子どもたちの朝食準備や保育園の送り出し(徹底的なお母さん業)
- 08:00|子どもたちを見送り、家事を済ませてコーヒーを飲むリラックスタイム
- 09:00|Slackの通知確認。前晩のメッセージを俯瞰し、タスクの重要度を仕分ける
- 10:00|本格的に業務開始(AIカリキュラムの設計、プロジェクトシートの調整など)
- 12:00|お昼休憩
- 13:00|業務再開!会社全体の生産性を上げるためにAIと壁打ちを行う
- 15:00|クリエイティブディレクターとして動画のフィードバック(FB)や編集を行う
- 17:00|一度業務をシャットダウン。子どもたちのお迎え、夕食の準備など
- 22:00|子どもたちの就寝後、メッセージへの返信や翌日のシミュレーション
- 01:00|就寝(子どもと一緒に21時に就寝し、朝早く起きて余白を作ることもあります)
「限られた枠」から飛び出し、並走するパートナーへ。手に入れた圧倒的な自信
お気に入りのソファでリラックスしながら、AIとの壁打ちを行う
ーー素晴らしいタイムマネジメントですね。トレプロに参画して、ご自身の中で一番変わった、成長したと思う部分はどこですか?
佐藤: 生々しいお話になりますが、一番は「収入面」が大きく変わり、生活基盤だけでなく、夫婦としてのあり方が180度変わったことです。
トレプロに出会う前の私は、一人の主婦でした。子育てをしながらパートに出て扶養内で働こうとしても、月7〜8万円を稼ぐのが限界ですよね。そこから保育園代を支払えば手元にはほとんど残らない。自由に使えるお金も限られる中で、どうしても家庭内で「お金をお願いする側」になってしまう自分に、どこか引け目を感じていたんです。無意識に「主婦だからこのくらいが限界かな」と、自分自身にストッパーをかけていました。
しかし、トレプロで打席に立ち続け、自走して役割を全うした結果、パート主婦の時代には想像もできなかったレベルの報酬をいただけるようになりました。
経済的な自立を得たことで、夫とは「養ってもらう関係」ではなく、お互いを支え合って同じ未来へ並走する「対等なライフパートナー」になれた。家庭を共に背負っているという実感は、私に大きな自信をくれました。収入の増加以上に、チャレンジを繰り返したことで「何もできない主婦」というストッパーを卒業できたことが、私にとって最大の成長です。
求めるのは、お互いの成長を喜び合える「グロースマインドセット」を持った仲間
ーー最高の変化ですね!佐藤さんから見て、トレプロが他の会社と決定的に違うと感じる部分はどこですか?
佐藤: 「やりたい」と手を挙げたことに対するチャンスの大きさと、任せてもらえる裁量の幅が圧倒的です。一般企業だと、一社員が「組織の仕組みをこう変えたい」と思ってもなかなか形にできませんが、トレプロは金山代表をはじめ役員陣との距離が非常に近い。本質的な提案であればフラットに耳を傾けてくれますし、自分で会社を動かしている手応えがしっかりと報酬として返ってくる。この手応えは他では絶対に味わえない面白さです。
ーー最後に、これからトレプロへ入ってくる未来の仲間に向けて、メッセージをお願いします。
佐藤: ズバリ、「失敗を恐れず、何でも柔軟に吸収して、挑戦そのものを楽しめる人(グロースマインドセットを持った人)」です。 会社は今、3年以内に時価総額100億企業を目指して猛スピードで動いています。だからこそ変化も激しいですし、泥臭い壁にぶつかることもあります。そこでしょげずに、しなやかな強さを持って前を向ける人が合っていますね。
あとは、「人を大事にできる人」に仲間になってほしいです。「自分さえ良ければいい」「報酬さえ上がればいい」という個人主義の人や、周囲と自分を比べてネガティブな発言をする人は、トレプロのサークル型組織のカルチャーには合いません。経営陣が大切にしているように、お互いの成長を我がことのように喜び合い、チームのために動ける優しさがある人と一緒に働きたいですね。
私は年齢的にも上ですし、いつかは次の世代にバトンを繋いでいく立場だと思っています。だからこそ、新しく入ってきてくれるメンバーには、今ある形をベースにしながら、働く仲間もクライアントも、みんながもっと気持ちよく大活躍できる「さらに進化したトレプロ」を一緒に創っていってほしいなと思います。