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「CA」から「葬儀業界」へ-おくりびとをえらんだワケ-

今回は、おくりびとのお葬式(以下おくりびと)で人事を担当されている山本さんにお話をお聞きしました。

元々大手航空会社のCAとして働かれていた山本さんが、なぜ葬儀業界に転職したのでしょうか?
その理由と共に山本さんの魅力にせまります。

早速ですが、山本さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

2019年に新卒で航空会社に客室乗務員として入社しました。

CAをされていたんですね!どんなきっかけでCAになろうと思ったのですか?

家族で旅行に行く機会が多く、機内で見るCAさんに憧れていたことがきっかけです。あとは、小さいころから英語が好きで勉強していたこともあり、CAになって生かしたいと思いました。
そこからは、CAになるために専門学校のエアライン科に入ることを決意し入学しました。

専門学校ではどんな苦悩や葛藤があったのでしょうか?また同時にそれをどんな風に乗り越えましたか?

クラスみんなCAになりたくて、切磋琢磨しながら全員でCAになることを目指していたんですけど、実際に就活が始まったら、全員CAになるのは難しく、夢が叶わなかった人たちもいて、自分の中の切り替えに苦労しました。

結局、CAの面接に進んだのが自分だけになっていました。でも、最終面接から結果が出るまでの内定待ちの期間はクラスメイトも自分もそれぞれ気持ちを整理できていて、内定の電話が授業中にかかってきたんですけど、その時にクラスのみんなが泣いてよろこんでくれたのを見てみんなの分まで頑張ろうと思えるようになりました。

クラスメイトにもそれぞれきっと色んな思いがあった中、一緒に涙して喜んでくれたんですね、素敵です。そんな長年の夢を叶えた山本さんが、なぜCAを辞められたんでしょうか?

コロナの影響でフライトがほとんどなくなってしまったことが大きな理由です。CAの生活はとても充実しており、周りの人たちにも恵まれて毎日楽しく働いていたところだったので、苦渋の選択でした。改めて自分の将来を考えて、興味のあった人事の仕事をしてみたいと思うようになり、企業の人事に転職しました。

人事のお仕事に興味を持ったのはなぜですか?

 自分が勤めた職場がとても恵まれていたこともあり、働くモチベーションの一つになっていた経験から、組織を構成する人材はすごく大事だなと考えて、採用・人事の仕事に興味を持ちました。

前職で人事の仕事の基礎を身に着けられたと感じていて、次はもっと裁量権が大きい会社で働きたいという理由からディパーチャーズ・ジャパン(おくりびとのお葬式)に転職しました。この会社に大きな魅力を感じたのも転職を決めた理由の一つです。

裁量権の大きさと会社としての良さが決め手だったんですね。
当社に魅力を感じたポイントはどこですか?

今までは死に向き合うきっかけがなかったのですが、葬儀業界に出会って、人生のおわりについて考えるようになり、今の自分のままでは、最後の瞬間に「何もできなかった」と思ってしまうのではないかと感じました。

そこで弊社の「よりよい別れからよりよい社会を」というミッションに共感して、自分もそこに携わることで何か行動を起こしたいと思うようになりました。

身内の死に向き合う経験がなかったのですが、お別れの瞬間には「何もできなかった」と思ってしまいそう、、、と正直考えていました。
なので、会社のミッション「よりよいお別れでよい社会を」を見たときはポジティブな考え方に心から共感して、自分も携わって社会全体が良くなる行動を起こしたいと思うようになりました。



実際に入社してみて感じることはありますか?

面談の中で、応募者の方が自身の大切な方との別れで後悔していて、自分と同じ思いをする人を減らしたいとおっしゃる方が多くいるんです。その話を聞いていると同じ想いであつまっている人がたくさんいるなと感じて、そういう組織だからこそ素敵な会社でいられるんだなと感じています。

ご自身の経験から志望される方も多いんですね。
色んな方のお話を聞くことが多いと思いますが、面接者について1番知りたいことはなんですか?

正直いうと、”事実”(本音)が知りたいです。志望動機などはなんとなく誤魔化すことができますが、事実を知るために「面接までにどんな準備をしてきてくれたか」を聞くようにしています。そこで、この会社で働きたい!という温度感であったり、その方が当社で働くメリットを感じているかなどを知ることができます。

たしかに、短い時間で事実を聞き出すことはとても重要ですね。
そんな面接の中で気を付けていることはありますか?

面接の最初で必ず伝えるようにしていることは、

「思いのまま話していただいて大丈夫です」「こちらも緊張しているので助け合っていきましょう!」

ということです。そうすることでお互いに本音で話すことができ、候補者さんと会社のミスマッチを防ぐことができると感じています。

すごく暖かい面接になりそうですね。
面接も含めて採用の際に意識していることは何かありますか?

採用全体においてスピード感を重視しています。
面接前の日程調整やご連絡、二次面接担当者への引継ぎなどもスピーディーに行うようにしています。
自分が求職者だった場合、企業からの熱量を感じるのはやりとりの速度だと思います。

熱量が高いと自然とスピードが早くなるものですよね。逆にスピードが遅いと、候補者の方に「私はちがったのかも」と思わせてしまう可能性もあるので、速さを大切にしています。

確かにやりとりの中で相手の熱量を感じますよね。
裁量の多い人事の仕事の中で感じる大変なこととやりがいをおしえてください。

大変なことは、自分が会社の第一印象になるので、面接ひとつでも気を抜かないようにすることです。

また、人事として採用をして、人数を増やして会社を大きくすることや、その中で各ポジションの「欲しい人材」のリクエストに答えるということが必要です。しかし、自分個人としては、その方が本当にやりたいことや合う職場をみつけてほしいという思いもあります。これら2つを達成しようとすることは大変です。でも、候補者の方にとっての挑戦したいこと・やりたいことが叶う職場が当社で、結果的に一緒に働けることになった時にはとてもやりがいを感じます。

毎日色んな方のご経歴や生き方をダイレクトに聞ける仕事で、そんなお話を聞けることが幸せだと感じています。

今後山本さん個人として挑戦したいことはありますか?

自分が関わった人には幸せになってもらいたいです。
頭の片隅で相手の方の記憶に残れたらいいなと思っています。
また、自分が担当して入社した方には、後悔してほしくないという気持ちもあって、入社後の関係性づくりも気を付けています。

最後に今後、面接を通して出会う方へのメッセージをお願いします!

どんな方のどんなお話でもたくさんのお話が聞けてうれしいというのが大前提にあるので、固くならずに、話してもらえたらうれしいです!

和やかな雰囲気で面接を進めていけたらと思っています。絶対怖い顔をしたりしないので安心してください!

今回は人事担当の山本さんにお話をお伺いしました

とても明るくて親しみやすく、笑顔が絶えない山本さんの人柄に惹かれる時間でした。

山本さんありがとうございました!

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