小野 詩歩's Wantedly Profile
商社、アパレル、デジタルマーケティング企業を経て、現在はプログラミングスクールCODEGYM ISA 6期生として、チーム開発を含む現場に近い環境で日々学習に励んでおります。 ...
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みなさま、こんにちは!
PRUM採用担当です!
今回は実務未経験からエンジニアとして活躍されている小野さんへのインタビューになります!
── 前職は何をされていたんですか?
以前は、アパレル業界に勤めていたり、商社で勤務していました。全くエンジニアに馴染みもなかったので、「そもそもITって何?」というレベルでした。
── 未経験からエンジニアを目指したきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけが明確にあるわけではないのですが、強いて言うならばアパレルで働いていた時の疑問から始まったと思います。
働いていた当時、たくさんの売れ残る服を見ていて、これは一体どこに行くのだろうと思ったんです。
在籍していた店舗は、アパレル業界の中でも大きな会社だったので、売れ残ったものを発展途上国に寄付するといったサステナビリティや、エコ活動に力をいれていました。
しかし私がいたブランドで取り扱っていた洋服は、ファッション寄りで比較的価格の高い物でした。
発展途上国にファッション寄りの服を送ったところで使うのかな?そもそも環境問題を解決するにはどうしたらいいんだろう?というざっくりとした疑問を常々持っていました。
色々模索している中、たまたま立ち寄った本やで世界情勢の本を手に取りました。その書籍には、世界地図に紛争が起こってる場所が×印で記されていたのですが、 日本が本当にまっさらだったことで、すごく恵まれている環境にいるんだなと感じました。
「恵まれている世界」その恵まれてる自分が世の中に貢献するにはどうしたらいいかと突き詰めていった時に、NPO法人に興味を持ったのですが、やはり非営利企業だったこともありお金がなかったんです。そうなると、サービスを作りたいと思っても作るお金がないという問題を知って、じゃあ自分が作れるようになろうと思ったのがきっかけでした。
── そこから、エンジニアの勉強を始めたのでしょうか?
そうですね。ただ父が元々エンジニアで、黒い画面とにらめっこしているのをよく見ていて、その時は私には絶対できない……。と思っていました。
幼い頃から父の姿を見ていたので、なんとなくエンジニアには男性に向いているというイメージが強かったこともあり、父に相談したところ、一蹴されました。
「詩歩にはエンジニアなんて無理じゃない?論理的思考ってあるの?」と言われたんです。
それを言われたことで逆に火がついて、絶対やってやると思いエンジニアの勉強をはじめました!
── お父様の言葉で火が付いたんですね!
負けず嫌いだったんでしょうね(笑)
父とはエンジニアになった今では、アドバイスを受けたり、これまでにない技術分野での楽しい会話ができるようになったので、今では良い思い出です!
── 最初はどのように学習されていたんですか?
はじめは、インターネットで情報収集をしていました。
これから入学するスクールを探しているタイミングで、旦那さんから「このスクールよさそうじゃない?」と教えてくれたところがあり、そこへ入学することになりました。本格的にプログラミングの勉強を始めたのはそれがスタートです。
── スクールではどんな勉強をしたのですか?
丁寧なカリキュラムがあるスクールだったので、HTMLやCSSなどのマークアップ言語から、データベース学習、そしてチームでの開発からテストまで一貫してできる環境でした。Dockerの使い方などもカリキュラムに入っていたので、今でも活きる知識が学べるスクールでした。
── それからエンジニアとしての職探しをしたのですか?
当時、私が入学したスクールは特殊で、入学時にお金がかからなかったんです。就職できたらお金を払うという形だったので、スクールの中にキャリアカウンセラーの方がいて転職に向けて相談しながら進めるという流れでした。
ただPRUMに関しては、ほぼカウンセラーさんの力を借りずに転職しました(笑)
エンジニアを目指す前からWantedlyは使っていたので、前々からPRUMは知っていて、応募してみようとなったんです。
── PRUMへ応募したきっかけを教えてください!
正直、そこの記憶は曖昧ですね(笑)
おそらく決め手があったわけではなかったのだと思います。当時29歳で実務も未経験だったため、未経験転職を始めるには、早くも遅くもないという微妙なラインだったので、他社選考も受けながらPRUMも受けていたという流れでした。
── そうだったんですね。最終的にPRUMへの入社を決めた理由はなんでしたか?
最終的に、未経験ながらも2社から内定をいただきました。ですが面接の時点で「PRUMに入りたい」という気持ちは固まっていました。数々の面接を受けてきた中で、1番しっかりとお話を聞いてくださったのがPRUMの岩本社長だったからです。
正直なところ、それまでは「なぜ29歳で女性なのにエンジニアを目指してるの?」とか聞かれることがあり、中には傷つく面接もあったんです。そんな中で岩本社長には言葉の違和感を何も感じませんでした。
私自身と向き合ってくれて、言葉を紡いでくれていると感じ、是非この人と一緒に働きたいと思いました!
── 岩本社長はフラットに小野さんを見てくれたんですね。
そうなんです。
内定を貰ったもう1社は女性メディアの自社開発の会社で良さそうだったのですが、トップダウンが激しそうな印象を面接で感じました。サービス自体はすごく好きでしたし、ファッション系でもあったのですごく興味はあったのですが、最終的には人で選んだ形になりますね。。
── いま現在はPRUMでどんなお仕事をされているんですか?
SES案件を担当しており、規模の大きい施工管理システムの開発に携わっています。またエンジニアの社内改革や中途採用リクルーターという形で、採用活動も行っています。
── 社内改革とはどういったものでしょうか?
PRUMはまだ創業4期目で、まだまだ整備されていない制度がたくさんあります。そこを私自身が解決していきたいと上司に伝えたことで始まりました。
何か問題が起きてからでは遅いと伝え、問題を未然に防ぐために社内改革を行っています。その文脈で、組織にも関わるからエンジニア採用にも挑戦してみない?と言っていただき、スタートすることになりました。
── 小野さんの今後の展望を聞かせてもらえますか?
まずはエンジニアとして、現段階では皆さんに助けられることが多いので、自分が助ける側を多くしたいです。わりと古参メンバーになってきて上に伝えやすい部分もあるので、そのポジションを生かせると良いと思っています。あとは、新人だからこそ感じる違和感もあると思うので、しっかりそれを拾って組織制度にも反映し、働く環境を整えていけたらいいなと思っています。
── これからどういう方と一緒にPRUMを作っていきたいですか?
そうですね、私自身は皆さんそれぞれに強みがあると思っているので、一概にこんな人が来て欲しいという人は正直いません。
ただ、「誰のためにやるのか」ということを想像できる人であってほしいと思ってはいます。チームのためなのか、ユーザーのためなのか。そういった想像力が仕事でも活かされると思っているので、その観点は一緒に働く上でも大切にしたいですね。
── 入社してから、感謝していることってありますか?
当時、実装が本当に分からなくて、切羽詰まっていた時があったんですよ。
入社2週間くらいのタイミングで「いつまでに、このタスクやってください」と言われていたものがあったんですが、全く分からず前に進まなくて……
実際は何回か助けを求めたんですけど、それでも解決できなかったんですね。
結局遅くまで残ってやっている時に、先輩から「小野さん早く帰りなよ」って言われたんですが、「無理です。帰れないです。何が何でもチームのために、ユーザーのために終わらせたいんです。」と伝えたんです。
そしたら「じゃあやろうか」と一緒にやってくださったんですよ。結局22時ぐらいまで残ってようやく完成しました。タスク完了まで見てくれて。本当に今でも1番感謝しています。
── 一緒にその壁を乗り越えてくれたんですね。入社間もないし、つまづいてくじけそうになるところですもんね。
そうですね。なんか帰れなかったというか、帰りたくなかったんですよね。
これを終わらせなきゃいけないと思って。その想いを汲み取ってくれた先輩には本当に感謝しています。
一貫して「誰かのために」を考えている小野さんへのインタビューでした。落ち着いた雰囲気の中に熱くブレない芯を感じ、こういう人がPRUMを支えているから会社が急成長しているのだと納得しました。