インタビュー社員プロフィール
村上 拓也 さん
役職:デイサービスセンター所長
資格:社会福祉主事任用資格
入職:2007年3月入社、2020年4月所長就任
安心会に入社された経緯を教えてください。
福祉関係の専門学校を卒業した後、新卒で安心会に入社しました。
特別養護老人ホームで働きたいと考えていて、なかでも当時まだ目新しかったユニット型(個室タイプ)のところを希望していました。そこで、新規開設予定施設のオープニングスタッフとして働けそうな安心会が候補に上がり、面接を受けたところ、面接官だった施設長(当時)の感じがすごく良くて。
それが決め手となり、ほかにも30件くらいの求人があった中から安心会に決めました。
入社後の経歴を教えていただけますか?
入社後は所沢にある特別養護老人ホームにケアワーカーとして配属され、ほどなくユニットリーダーに任命されました。
ところがそれから半年ほど経った頃に川口に新しい特別養護老人ホームができ、そこへ異動することに。今度は生活相談員としての勤務で、これが以降続く生活相談員としてのキャリアの最初でしたね。もともと将来的には生活相談員として働きたいと望んでいて、専門学校でも社会福祉科というそれ用のコースを選択していましたから、かなり早い段階でその願いが叶い、幸運でした。
その後、同じ川口市内の別の施設を経て、所沢のデイサービスセンターへと異動し、さらに同じ所沢市内のデイサービスセンターの所長に就くことになり、今に至ります。
―思い描いていた生活相談員としてのキャリアを築いてこられたわけですね!
そうですね。でも、正直はじめの3年間は苦しかったです。
早いうちから希望するキャリアパスを歩めたのはよかったのですが、介護職どころか社会経験自体がまだあまりなく、右も左もわからない状態でしたから、電話対応ひとつ取ってもキツい。学校で勉強してきたとはいえ、実際の現場とでは違うこともたくさんあります。
ようやく全体が見えてきて余裕が出てきたかなと感じられるようになったのは、4年目くらいからだったでしょうか。
―所長となった現在のお仕事と、以前のお仕事とで、本質的に変わったのはどういったところですか?
周囲に「疲れているのかな?」などと気を遣わせないよう、以前にも増して心がけるようになりましたね。いつも明るく元気に。現場の雰囲気づくりも所長の仕事のうちですので、自分自身のマネジメントは大切です。
また、デイサービスと特養との違いというのもあります。デイサービスはケアマネージャーさんからの紹介があって初めて利用者様にお越しいただける。ですから、営業活動についても考えなくてはなりません。
―所長として現場メンバーをまとめるために工夫していることはありますか?
何か提案があったり、ちょっとした問題があったりしたときに、いい悪いをできるだけ早く、はっきりと示すようにしています。なぜなら、時間を置いたばかりにトラブルにつながってしまった経験が過去にあるからです。
必ずそうとは言い切れませんが、大抵の場合、早く決断することでよりよい案が生まれてくるものだと思います。
男性職員の働き方について教えてください。
男性だから女性だからというのは基本的にありません。
子どもの学校行事に参加するために休みを取る、土日に休みを取るといったことは柔軟に対応していますし、実際に取得した男性は私の周りではまだいませんが、育児休暇も男女問わない制度として定められています。
奥さんの出産に立ち会うため帰宅するといったことはもちろん皆さんされていますよ。
―個々の職員のキャリアパスについては、どのようにサポートしていますか?
年2回あるキャリア面談で、目指していきたい立場や役職について話し合います。現場での仕事については、もちろんサポートはしますし、知識として教えることは可能ですが、結局のところ場数を踏んで自ら感じ取っていく他ない部分はあります。だからこそ、そういった必要な経験を積めるように調整します。
また、行き詰まったときやミスをしたときのフォロー体制も。かつて自分が何かミスをしてしまったときに守ってもらったように、今度は私が部下を守らなくてはいけませんからね。
マネジメントとしてのこだわりややりがい、介護職という仕事に込めている思いはありますか?
仕事ですから、当然大変なことはあります。これは介護職に限らないでしょう。ですが、その大変な部分を楽にしてあげようというのは、少し違うと思うんです。そうではなくて、大変な部分を乗り越えた先の達成感をしっかりと得られるような環境を整えたいと思います。これが私のこだわりですね。
また、私自身が感じているやりがいは、ありきたりですが、ご利用者様からの感謝ですね。「ありがとう」と言ってもらえると、この仕事をやっていてよかったなと心から思います。マネジメント面では、施設の雰囲気が明るくなったとか、居心地が良いとかいった声をいただくことがやりがいにつながります。
―利用者の方から「キムタクよりもムラタクのほうが好き」と慕われていると伺っています。
嬉しいですね(笑)そうやってふざけて声をかけてもらえるのは、介護職冥利に尽きます。とにかく積極的に、親しみを込めて話しかけるようにしているからでしょうか。
利用者様に「この日は用事があるけど、それよりもデイサービスセンターのほうに行きたい」とさえ思っていただけるような、笑いの絶えない場所にしたいと努めています。
所長としての今後の目標は何ですか?
所長に就任してからまだ日が浅いので、遠い先の目標は正直まだないです。でも、当面の目標としては、センターを「なにか困ったときなどに頼られる存在」「頼られる場所」にしていきたいと思っています。
また、職員に「ここでずっと働きたい」と思ってもらえるような職場にしたいです。
求職者へのメッセージをお願いします。
やはりやる気は大事ですし、そのやる気をどう見せていくのかも大事です。
また、相手目線で考えることも、やらなくてはならないときにはそれを全てに優先させられるということも、人が相手の仕事だけにとても重要です。
そう聞くと大変なことばかりのように感じられるかもしれませんが、同じくらい楽しいことややりがいが見つかる場所が介護の現場です。人の笑顔が頑張りの源になるような方なら、利用者様に「ここに来たい!」と思ってもらえるようにと張り切ることが、大きな充実感につながるはずです。
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