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仕事選びは、生き方を選ぶこと

何かを選択するということは、何かを選ばないということである。会社選びも同じことであり、どれかひとつ会社を選ぶということは、選ばなかった会社も存在する。

後悔のない会社選びをするためには、どうしたらよいのか。

会社を選ぶための判断基準は、大きく3つに分けることができると私は考える。

①業界の成長性 ②会社の魅力 ③自分の価値観

これら3つの観点から判断して、総合的に選択することが大切である。

①業界の成長性について、これはその業界自体が今後、成長していくのかどうかという視点。

今でいうとM&Aの仲界やキャッシュレス、半導体、FA(ファクトリーオートメーション)業界などが成長している。成長している業界は相対的に人や情報の流れがあり、面白い。注意しなければならないことは時間の概念である。成長時間の概念が必要であり、どれくらい続くのか考慮が必要になる。半導体業界であれば、好調なときもあれば、不調なときもあり、浮き沈みを繰り返す業界である。日本の少子高齢化や労働力不足の問題は長期的に続くので、M&Aはしばらく成長しそうだ。実際にその業界に参画してみないとわからないことだが、業界地図などでなんとなく当たりがつけられそうだ。

②会社の魅力について、これは会社の目指している方向や、そこで働いている人や風土、または待遇面などの視点。

会社の目指している方向性とはミッションやビジョンのことである。世の中にどんな価値を提供していきたいのか、どんな課題感をもって事業を営んでいるのか。余談だがwantedlyに掲載している企業は比較的に他の媒体よりもミッションやビジョンを大切にする企業が多いと思う。

待遇面については、給与や働き方などの視点がある。特に今は働き方が変化しているので、会社の考えが特にでるところだと思う。会社自身も模索している。

③自分の価値観について、これは自分が何を大切にしたいかという視点。

就活では特に自己分析が大切だと言われる。①と②の視点は、業界や会社の魅力であり、自分がコントロールできない領域である。一方で自分の価値観は、自分で創り上げるものなので、唯一コントロールできるものである。これまで何を大切にしてきたのか。どんなときに喜怒哀楽を感じるのか。それはひとそれぞれであり、他者が答えを持っているものではない。

自分の考えだと思っているけれど、実は他者の期待に応えようとしていないか?よく見られようとしていないか?自分の価値観を言葉にするときは、まずはこういった視点から考え始めるといいと思う。

①②③を総合的に考慮して、会社を選択する。そして、それは入社後も考え続けるべきことであると私は考える。希望の部署に入れなかったり、異動したりすると、入社前に考えていた働き方と全然違ったということがよくある。その場合は、入社後にもう一度自分の価値観を見直し、その職場に対しての意味づけをしていくことで、また違った見え方ができる。

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