【代表インタビュー】日本発技術で日本のお家芸「製造業」をアップデートする。元商社マンがアダコテックに突き動かされたワケ。

社長とエンジニア2名というアダコテックに、今年2019年7月、一人の若者がジョインしました。三井物産、DMM.comを経てジョインした代表取締役 河邑(かわむら) 亮太。

大手総合商社、ITメガベンチャーという大企業からスタートアップへの転身。一見連続性のない道を歩んできた彼に、その決断の理由と、これからのアダコテックの未来について、想いを聞きました。

日本発の技術で、日本のお家芸である製造業を変革したい

- アダコテックに入社したきっかけは?

アダコテックに入社を決めたのは、今年の年初にDNX Venturesの倉林さんがFacebookのグループ「元物産会*」に投じた一つの投稿がキッカケでした。

*元物産会:三井物産を依願退職し転職・起業した人のグループ

倉林さんにお会いした後、同じく投資家であるUTECの郷治さんや黒川さん、アダコテックの方々にもお会いし、入社が決まりました。

- 31歳で色々な選択肢があったと思いますが、アダコテックに決めた理由は?

大きく2つあります。
一つは、アダコテックには優れた技術を背景に、既に良いプロダクトがある一方で、社員はたった3名で、非常に伸びしろがあると思ったことです。4億円の出資を活かしてスピード感持って事業を急拡大できるフェーズにワクワクしました。
もう一つは、日本発の技術で世界に勝負できる会社であることでした。

- 日本発への拘りがあったと?

そうですね。その動機を話そうと思うと幼少期に遡るんですが、私は小学校と中学校をアメリカで過ごしました。当時は少なからず差別を感じることもありましたが、その頃アメリカでは、メジャーリーグに野茂選手が挑戦し、イチロー選手や松井選手が続きました。彼らの大活躍で、私はとても勇気をもらいましたし、周囲の日本人に対する見方も変わって。自分も日本人に誇りに思ってもらえるようなことをしたいという想いが芽生えたんです。

「AI」というフィールドは、米国や中国が先行しており、残念ながら日本は周回遅れとさえ言われていますよね。AIの専門家ではありませんが、アダコテックの技術はDeep Learningに対して明確なエッジがあると感じました。また、アダコテックはこの技術を、日本のお家芸である製造業の世界で活用できる、革新的なプロダクトを持っていて。これこそ自分が挑戦するべきフィールドだと思ったんです。

「経営の実践の場」に身を置き続ける

- 新卒で選んだキャリアは総合商社の三井物産でした

グローバルなフィールドで、若いうちから経営の現場経験を積みたいという想いで、2011年に三井物産の門を叩きました。

そもそもなぜ新卒の就職活動で「経営」に想いを持っていたかというと、大学時代に体育会の男子ラクロス部でキャプテンを任され、110人を越える大きな部の運営を通じて、組織の難しさを痛感したことが大きくて。スポーツって不思議なもので、戦術や個人技術をどれだけ突き詰めても、それだけでは勝てない。モチベーションやチームワークなど、「心」の要素が大きいんですよね。組織のことを考え、働きかけ、その反応を見るというのが刺激的でした。いま思えば、「経営」の疑似体験でした。

三井物産でも「経営の現場経験」にこだわり、幸運にも入社3年目に社員160人ほどのチリの子会社へ、CFO/社長補佐として出向する機会を与えてもらったんです。スペイン語もゼロ、簿記3級の僕にCFOって・・・、なんて懐の深い会社だったんだと(笑)。いまは当時の上司や会社に感謝しかありません。幸か不幸かジェットコースターのように色々なことが起きた3年間でした。急激な業績悪化、幹部の急な離職、システムの大規模障害、社員同士のセクハラ問題など、次々と予想しないことが起きて。自身の力不足を痛感する毎日でしたが、経営のダイナミズムを肌で感じ、毎日が超刺激的でした。

帰国後には、数百億円規模の投資案件なども担当させて頂いたんですが、一つの会社で経営を突き詰めていきたいと思うように。チリでの経験が忘れられなかったんです。

- そこからDMMへの転職に周囲は驚いていたそうですが・・・?

はい。でも、自分的には考え抜いた選択でした。当時はテクノロジー領域に身を転じたいと思っていて。実際、DMMではVR/AR領域の新規事業を担当したり、投資先のベンチャー企業に出向してベンチャー経営の一端を担わせて頂いたりと、求めていた「現場経験」を存分に積ませて頂きました。アダコテックの話がなければ、もっと長く、DMMの良い意味で混沌としていて事業に対しストイックな環境に身を置いていたと思います。

製造業の課題解決を担うプロダクト、いかに多くの方に届けるか

- 現在の仕事内容を、教えてください。

現在は会社の経営全般を見ています・・・と言えばかっこいいですが、言うならば「なんでも屋」です。7月に入社してからは、事業計画や開発ロードマップの策定、営業案件の棚卸しや優先順位付けなど、経営に関わる大きなテーマから、Slackなどコミュニケーションツールの導入、新オフィスの選定、法人携帯の契約などのデイリー業務に至るまで。人数の少ないスタートアップなので、会社の成長のために必要なことは何でもやるというスタンスで取り組むことにしています。

入社後改めて技術やプロダクトをよく学んでみて、改めてアダコテックのプロダクトは非常にエッジがあり(別記事参照:https://www.wantedly.com/companies/company_8396481/post_articles/185481)、精度も高く、大手製造業のお客様にも評価をいただいています。でも、課題も多い。特に、現状のやり方では多くの人に届けることが難しい。この優れたプロダクトをより多くの人たちへ届けるためにはどうすればよいか、日夜議論しています。

また、いま一番注力しているのは採用です。1年以内に少なくとも3倍の組織にしたいと思っており、アダコテックの第二創業を支えるメンバーを採用すべく、毎日全力でたくさんの方にお会いしています。

- 入社後のギャップはありましたか?

思っていた以上に、製造業の現場の方々は困っていました。検査の現場はまだその過半が人の手によって行われていますが、人材不足は深刻で、技術の継承も課題になっています。その一方で、検査の基準は年々厳しくなり、抜き打ち検査でよかったものが全量検査になるなど、検査の自動化需要は高まるばかり。検査現場での需要と供給のギャップは広がり、検査自体が製造業全体のボトルネックになりつつある。これを弊社のプロダクトで解決できるはず、と想像するとワクワクすると同時に、強い使命感を感じます。アダコテックの技術・プロダクトを、日本のお家芸である製造業の世界で活用することで、製造業の革新に貢献していきたいと思います。

製造業×AIといえばアダコテックと言われる会社に

- アダコテックの今後について教えてください。

製造業×AIといえば「アダコテック」と言われるような存在を目指したいと思います。
具体的には、3年以内に製造業へのVertical展開を進めると同時に、ドイツと中国を筆頭に海外展開を進めます。プロダクトは今からそれを見据えてしっかり設計していきたいです。

そのためには、僕一人が加わっただけでは実現できない。我々が掲げる「モノづくりの進化と革新を支える」というビジョンに共感してくれる仲間を全職種で積極募集しています。スタートアップ感満載ではありますが、ベンチャーの混沌も含めて楽しめるような方には素晴らしい環境を提供できると思います。少しでも興味を持った方はぜひオフィスに遊びに来て下さい!

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