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アダコテック採用広報立ち上げストーリー

株式会社アダコテックの河邑(かわむら)です。
昨年の8月、当社に「採用広報チーム」が立ち上がり、早いものでもうすぐ1年が経とうとしています。
今年の4月には、そのプロジェクトの一環として、コーポレートサイトもリニューアルしました。

この記事では、これまで私たちが取り組んできた採用広報の取り組みや、リニューアルの背景を備忘録兼ねて、時系列にお伝えできばと思っています。

コーポレートサイトURL:https://adacotech.co.jp/

リニューアルにあたっては、株式会社ottomanさんと組み、mvvの設計から、採用コンテンツの開発、Web・動画のデザインまでをディレクション頂きました。

そもそもの課題(2019年7月)

アダコテックは当時社員が4名、資金調達を果たし、採用に力を入れていくフェーズでした。

サイトリニューアルにもつながる話ですが、私がアダコテックに出会った時に感じたのは「公開されている情報の分かりづらさ」でした。技術をベースにしたスタートアップではありがちなのかもしれませんが、サイト内は学術的な内容が多く、新規で訪れた方に対しては親切でない状態でした。

また、産総研(*国立研究開発法人産業技術総合研究所)発のスタートアップですので、研究開発には自信があったものの、技術をどうビジネスに繋げるのか?最終的にどこを目指すのか?といった面ではハッキリと言語化が出来ていない状態でもありました。

必要だったのは、候補者の方が「アダコテックはなにをしている会社なのか?どこを目指しているのか?」がすぐにわかるような情報発信でした。

スタートはミッションを決めるところから(7月〜)

まずはじめに取り組んだのがミッションの策定です。ホームページを作るにせよ、すべての根底になるのはミッションです。メンバーが真に腹落ちするものを創り、One Messageで語れるようにすることが採用広報立ち上げの第一歩でした。

スタートアップは日々やることがてんこ盛りですが、そんな中でも、ミッションの議論にはすごく時間をかけました。社員全員で4〜5回に渡って社内ワークを実施しました。抽象的な議論をするのには午後だと眠くなったり疲れたりするので、午前中にやるのがおすすめです。

ディスカッションでは、アダコテックのこれまでの事業変遷や、今後の技術的な可能性を踏まえた上で、「お客様や業界、ひいては世界をどう変えることができるか?」について具体と抽象を行き来して議論を重ね、お互いの価値観や認識を揃えていきました。

(土日に集まってのワークショップ風景 / ファシリテート・撮影ottoman)


アダコテックのMISSION・VALUE

ミッションは「モノづくりの進化と革新を支える。」に決めました。

アダコテックが取り組む「検査」という領域は、モノづくりにとってはミッションクリティカルではある一方で、商品に付加価値を生まないコスト部門なので、なかなか投資が進みません。ゆえに、多くの検査員の方々が、日々検査ラインに立ち、30年前と変わらない検査を実施しています。

そんなプロセスだからこそ、我々は、テクノロジーでこのプロセスを自動化し、製造業がよりクリエイティブなプロセスに集中できる世界を創りたいと考えました。それが、ミッションに込めた想いです。「支える」というフレーズは、製造現場の課題に向き合い続けてきた、創業エンジニアの伊藤、伊部の発案で言葉として採用しました。

尚、「ビジョンを定めるべきか?」、という議論もしましたが、アダコテックの生い立ちや事業特性を踏まえると、ミッションドリブンな方がしっくりくるので、ビジョン策定は行いませんでした。

バリューについては、既存メンバーのWork Ethicsの最大公約数を抽出するプロセスで進めました。プロが集まる少数精鋭集団ですので、「プロ意識」「期待を超える」という個々人に高い基準のアウトプットを出すことを前提、その中でも「共創」の精神を大事にしよう、と話しました。ここのバリューについては、当時はまだ4人がチームになったばかりでしたので、今は新しいメンバーも加わっておりますので、今後あらためてじっくり議論する時間を取りたいと思います。

余談ではありますが、こうしたワークショップは、そのもの自体がチームビルディングに資するものであり、今にも繋がる組織の土台になっていると感じています。

採用広報立ち上げ(8月〜)

ミッションとバリューが決まった段階で、まずwantedlyページの立上げを行いました。アダコテックは創業して7年間で採用活動を全くやってことがなかった会社で、採用の窓口をまず作るところから始めました。

写真は、wantedly用に撮影した写真の中の1枚です。
これ、結構イケてる感じに撮れていますが、普段はスーツスタイルだったので、急遽、撮影前にottomanの上田さん(アパレル出身)にコーディネート頂きました。

Before

前の写真と比べると、ブラッシュアップ感が、一目瞭然ですね。笑

アダコテックのドレスコードは、今はカジュアルですが、当時は投資会社のオフィスを間借りしており、投資会社のドレスコードに合わせておりました。

こうして、wantedlyに掲載する写真の撮影も完了し、無事に会社としての採用活動をスタートすることができました。

採用広報活動スタート(9月〜)


写真は、2019年9月に実施した、関係者を広く招待しての決起会の様子

アダコテックの記念すべき初回のフィード投稿です。プロダクトの生い立ちや、アダコテックの3年後のプロダクト像と実現に向けた計画など、取締役の伊藤から想いを熱く語りました。

この投稿を皮切りに、wantedly上で、社員へのインタビューやアダコテックの技術特徴、オフサイトミーティングの様子など16記事の投稿を行ってきました。

ペース的には、月に1.5本程度となり、ベンチマークする企業と比較すると、まだまだ情報発信が足りていないと思っていますが、記事を見て応募を下さる方もいたりと、徐々に成果は出てきております。記事作成は骨が折れますが、一つ一つ会社のアセットになっていくので、継続は力なりです。


サイトリニューアルプロジェクト始動(11月〜)

wantedlyを通じて自社の魅力を発信できるよう試行錯誤してきましたが、多くの方が参照されるホームページが分かりづらいままという課題が残っていました。

サイトリニューアルにあたっては、合わせて会社名、ロゴ、コーポレートアイデンティティなど、会社全体のリブランディングをすべきかどうかも議論しました。しかし、組織もプロダクトもまだ固まりきっていない段階でしたので、リブランディングするには時期尚早と判断し、ひとまず、サイトのリニューアルだけ、先行して実施することにしました。


リニューアルに向けて1番大切にしたポイントは「分かりやすさ」

以前のホームページは、使われている用語が学術的すぎることや、構成が複雑で全体的にわかりづらく、デザインも古くなっており、アダコテックの強みや魅力を表現できるものになっていませんでした。

アダコテックが持つテクノロジーや、ソリューションの強みが視覚的に伝わるデザイン。
そして、サイトを訪れた人が期待を持てるような先進的なデザインにするべく、希望のイメージを伝え、リサーチから、3つのデザインを提案頂き今回のデザインに決定しました。

以下、ottomanよりデザインモチーフの説明。

Bのデザインテーマのモチーフは、アダコテックロゴのチェックマークを使用し、右肩上がりの斜めグリッドで成長性など未来への前向きな思いを込めたデザインに仕上げ、リニューアル以前の課題であった、学術的要素が多い点については、アイソメトリックのイラストを用いて、事業内容や技術特徴が直感的に伝わるように表現し、大胆に配置したレイアウトでターゲットである製造業を想起させる設計にしています。
TOPのキービジュアルには3パターンの動画を起用し、それぞれテクノロジー、 人感、製造業を想起させる動画を用いて、洗練された世界観を表現。 スタイリッシュな中でも「モノづくり」の文字を手書きにすることで、サ イトに人感を与えています。

また、当初動画というコンテンツは予定していなかったのですが、アダコテックが製造業の検査という一般的には馴染みのない領域を扱うため。より視覚的に理解できる動画コンテンツの作成も同時並行で進めることにしました。

ぜひ、下の動画も見ていただきたいのですが、私たちが向き合う製造業の検査・検品の課題が、伝わりやすい形になったと思います。

今後のアダコテックについて

新型コロナウイルスにより、これまでの業界の常識、ビジネスの在り方そのものが大きく変わろうとしています。私たちが向き合う製造業も、こうした不測の事態でも生産を継続するための体制が見直されています。調達の分散化が一つ、そしてもう一つは、生産の自動化です。

私たちが産総研の技術を持ってして挑戦している「検査の自動化」は、業界変革のために、ますます重要になってくると確信しています。この状況下だからこそ、アダコテックとしては、いち早く世の中にレベルの高いソリューションを提供したいと考えております。

「モノづくりの進化と革新を支える。」というミッションの実現に向け、事業を加速させていきたいと思っています。製造業×AIでの挑戦にご興味のある方、ぜひ一度お話させてください!


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アダコテックは、レガシーな製造業を技術で変革しようとしているAIスタートアップで、これまで人の目で行われてきた製造業の検査・検品工程の自動化に取り組んでおります。 国立の研究所である産業技術総合研究所(産総研)からスピンアウトしてできた会社であり、産総研の特許技術「HLAC」を活用しています。(HLACの詳細な特徴については「どうやっているのか」を参照ください) プロダクトは、画像解析をクラウド上で行えるSaaS型のサービス「AdaInspector Cloud」です。ディープラーニングよりも圧倒的に少ないデータ数で済み、高精度のモデルをノーコードで作ることで、製造業の技術者がAIを手の内化することができるのがコアの価値となっています。 私たちのテクノロジーで、世界中で製造業に関わる人がより自由かつクリエイティブに、モノづくりができる世界を創っていきたいと考えています。 【参考記事】 ▼アダコテック、数十枚の不良データから高精度の欠陥分類を可能とする異常検知AIソリューションの提供を開始 本田技研工業との共同実証事例を精密機械工学会にて発表 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000046119.html ▼アダコテック、モノづくりの検査・検品を自動化するSaaS「AdaInspector Cloud」の正式版をリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000046119.html
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