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【社員インタビュー Vol.11】製造現場と外資系メーカー出向経験を経て、AIスタートアップで挑戦する『製造業のアップデート』

2022年1月にセールスとして小松慎吾さんが入社しました!

▼小松慎吾(こまつ・しんご)
東京工業大学大学院修了後、2014年に極東貿易株式会社入社、製鉄所・化学工場向け設備を中心に営業活動に従事、2018年からはABBのグループ会社に出向、再生可能エネルギープラント向け計装制御システムのアカウントセールスに従事し、仮想発電所向け最適化ソフトウェアの受注にも貢献。2020年11月からは地震振動機器関連事業譲渡プロジェクトにて機器製造に携わる。2022年1月から当社に参画し現在に至る。

ーーー本日は宜しくお願い致します。まずは、少しさかのぼりますが、理系大学院出身にも関わらず、機械専門商社での営業を選んだ理由を教えて下さい!

特に職種に対するこだわりはありませんでしたが、学生の時はスケールが大きい地球環境学という専攻だったこともあり、物理的にスケールの大きい仕事がしたいと考えていました。中でも技術的なことをやっていて、資源開発やプラント関係などに関わることのできる企業に興味があり、就職活動をしている中でフィットしたのが前職の極東貿易という会社でした。エンジニアリング込みで海外設備を化学・製鉄・発電・資源開発などの大企業に提供してきたことや、営業の6-7割は理系出身という珍しい組織だったことから”商社っぽくない”カルチャーで、そこに惹かれて入社しました。

ーーー前職ではどのような仕事を経験されたのでしょうか?

4拠点3法人で、それぞれ異なる業務を経験させて頂きました。この3回の”社内転職”の中でも、特にキャリアを考えるキッカケになった経験は2つあります。

1つ目のキッカケは、グローバルなテクノロジー企業であるABBのグループ会社に出向させて頂いたことです。それまでは、既存顧客中心の営業活動をしていましたが、ここではプラント制御システム(DCS)の新規開拓営業を担当させて頂きました。

当時、日本では実証段階だった仮想発電所向け最適化ソフトウェアにABBは強みを持っていたものの、新規ソリューションの開拓営業を得意としている人材が少なかったため、その状況をチャンスと捉えて、リード顧客のリスト化からデジタル専門チームと顧客提案を行い、受注につながった案件もいくつかありました。
出向という身ではありましたが多くのチャンスを頂き、グローバルトップ企業のカルチャーを身を持って経験させて頂きました。

ABBグループでの経験を通して、どうリード顧客を獲得するのか?お客様にとって価値のある提案は何か?などを考えながらビジネスをしていく、新規開拓営業や提案営業というものに面白さと刺激を感じました。これが天職かも?と思い、キャリアについて見直すキッカケになりました。

ーーーとても充実して営業活動をされていたことが良くわかります。キャリアを考えるキッカケになった2つ目の経験とは?

もう一つは事業譲受に伴い、製造現場で機器製造を経験させて頂いたことです。

ABBグループへの出向後、極東貿易に戻り、譲渡会社での製造トレーニング後、関連会社で地震計の製造を担当させて頂きました。

ーーー営業から製造に異動となるキャリアは珍しいですね

そうですね(笑)極東貿易の歴史の中でも営業から製造に異動となった人材は珍しいと思います。

正直なところ、ABBグループでの仕事が充実していたので、異動の際は若干不満でした(笑) しかし、齢30歳を過ぎ、人生ではじめて、基板の半田付けやクレーンの操縦方法、検査装置仕様方法などを覚え、工場運営や工程管理についても学ぶものが多くありました。
そして、大学以来実際に自分でモノづくりをすることがなかったので、自分で組み立てた製品が出荷され、お客様に納入される際は感慨深いものがありました。

一方、製造現場の仕事を楽しんでいたものの、「いつまで人間がこの作業をするのだろうか?」といった疑問がありました。

工程の中での目視検査や機能検査で良品と不良品の微妙な違いが素人目には全くわからなかったり、場合によっては戻り作業が発生することもありました。また、立ち仕事や力仕事は肉体的にツライですし、例を挙げればキリがありませんが、明らかに人間に頼りすぎていることを肌で感じました。しかも、これらの作業には現場の大先輩方は必要不可欠でした。

こういった製造業全般の課題については、製造を担当する前の営業経験の中でも、課題感を薄々感じていたため、これが自社だけで起きていることではないことは容易に想像でき、人間に頼り過ぎない「製造業のアップデート」が必要だと感じました。これが、キャリアを考えるキッカケとなった2つ目の経験です。

この2つの経験から、アグレッシブに事業を作っていける環境で、製造現場の課題解決ができるような会社に行きたいと考えるようになりました。

ーーーその中でアダコテックに入社を決めた理由は何ですか?

アダコテックへの入社を決めた理由は次の3点です。
①製造現場の課題を解決する独自のコア技術を持っていること
②エッジの効いたプロフェッショナルな人材が揃っていること
③アーリーステージであること

面接を通じて、この3点を強く感じて入社を決めました。この3つが揃っている企業は、そう多くはないかと思います。

ーーー入社から5か月になりますが実際に働いてみて如何でしょうか、入社前とのギャップはありましたか?

実際に働いてみて感じていることは、ベンチャーだからといって大企業のお客様から門前払いをされるという訳ではないということです。、我々の提案に耳を傾けて頂き、外観検査以外の製造現場の課題についても様々な御相談を頂くことが多いです。これはお客様自身が現状に課題感を持っていて、なんとかしようと動きはじめている市場のシグナルでもあり、会社としても、個人としても非常にビジネスチャンスの多い事業環境だと実感しています。

あとは強いて言えば、代表の河邑と営業ユニットリーダーの高萩がSNS界隈で一部の層から支持を集めていることでしょうか(笑) 私自身がSNSにあまり触れないタイプの人間なので、お客様の担当の方に「河邑さん、フォローしてます!」とお伺いした際は驚きました。

ーーー小松さんはこれからどのように営業活動や事業推進をしていこうと考えていますか?

まずは、1にも2にも我々のお客様は製造業のお客様ですから、業界トップレベルのお客様に対して色々なレイヤーの方と面談させて頂き、できるだけ現場に足を運んで現場の検査課題について理解することが大事だと考えています。そしてお客様に価値提供をできる部分にフォーカスするために、事業開発やエンジニアへのフィードバックをしていき、我々の事業を組織的にアップデートしていく必要があります。

また、これから新しい方々を採用していく方針なので、後から来た方がスムーズに営業ができるようになるような仕組み作りがしたいと考えています。私自身、前職の異動が多かったこともあり、オンボーディングの期間が短いほど、早いタイミングから会社に貢献できると感じています。

ーーー最後にどのような方と一緒に働きたいかなどがあれば教えて下さい。

今のアダコテックにいる、どの人材とも違うカラーをもった方と一緒に事業を作っていきたいですね。現在は20名もいない会社なので、一人ひとりに事業やサービスに対して大きな影響力があり、それぞれ強みをもって、補完し合いながら事業を大きくしていければと考えています。

…というのは建前で、単純に色々な人材がいる方が面白いですよね。
実際の今のメンバーも様々なバックグラウンドで各々スキルを持っているので一緒に働いていて、その道のプロの意見をそれぞれ伺えるので社内会議では学びや気づきが多いです。

アダコテックのミッション、”モノづくりの進化と革新を支える” に共感頂ける方は、是非募集を覗いてみてください。お待ちしております!

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