【覚悟を持って前に出る】
私が仕事をする上で大切にしている考え方があります。
それは、「まず自分が前に出る」ということです。
案件の大小に関係なく、まずは「やります」と言い切る。
もちろん簡単なことではありません。知識も経験も足りないことは多々あります。
それでも、自社の現状や“今ある武器”だけを理由に、最初からできないと決めることはしたくありません。
足りないなら、後から本気で整えればいい。
本気でやり切った上で、それでもできなかったなら、その時に誠実に謝ればいい。
私はずっと、そのスタンスで仕事をしてきました。
知識がなくても、経験がなくても、
「自分が責任を持ってやる」と社内外に宣言する。
すると、不思議と周囲も本気になります。
結果として、人が集まり、知恵が集まり、成果につながっていく。
管理職に必要なのは、“今ある武器で戦うこと”ではなく、
「必要なら武器そのものを作る覚悟」だと思っています。
実際に、10億円規模の本社購入プロジェクトに携わった際も、最初はほぼ知識ゼロからのスタートでした。
シンジケートローン、バンクフォーメーション、不動産売買、地主交渉、登記、抵当権、司法書士対応――。
分からないことだらけでしたが、「自分がやる」と決めて、調べて、動いて、組み立てて、最後までやり切りました。
その姿勢は、社内外にも伝わります。
社内では、役員会や会議への参加を自ら止め、この案件へ集中すると宣言しました。
すると、周囲も本気で支えてくれるようになりました。
社長が体調を気遣って食事を用意してくれたり、関係者が緊張感を持ってサポートしてくれたり。
結果として、大きなトラブルもなく進めることができました。
社外でも、最初は「素人一人では無理では?」という声がありました。
それでも、行動と覚悟を見せ続けたことで、多くの方が味方になってくれました。
私はよく、
「商談はプロポーズと似ている」と話します。
申し込むのは自由。
でも、相手が不安なら、「自分が責任を持って幸せにします」と言い切れるかどうか。
仕事も、人間関係も、本質は近いと思っています。
無いものを作る。
できない理由ではなく、どう実現するかを考える。
そういうマインドを、これからも組織に広げていきたいと思っています。