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【メンバーインタビュー】東大卒からフリーター、ベンチャー、そして起業。自分の道は自分で創り、歩みたい

今回は、副業でクロス・シップに参画している梁原さんにインタビューしました。梁原さんは、4月に12年半勤めた会社を退職され、ご自分の会社を立ち上げつつ、クロス・シップの業務も担っています。

梁原さんがクロス・シップに出会ったきっかけを教えてください!

最初に代表の野崎さんとのご縁をいただいたのが、4月に退職した会社の代表からの紹介なんです。確か昨年の夏だったと思います。もともと教育分野に興味があるという話をしていたら、教育領域で起業した人がいるよ、ということで紹介いただいたんです。

前職ではどんな仕事をされていたんですか?

以前の職場はベンチャー企業なんですが、入社したのが立ち上げ期だったので、本当にたくさんのことを経験しました。何をやっていたかを一言ではまとめきれないぐらいですね。営業から入って、マーケティング、資金調達などのファイナンス、経営全般と最終的には取締役を務めさせていただきました。

ただ、今回自分で会社をつくる中で、会社には本当にさまざまな機能があって、まだまだ知らないことが山ほどあると痛感しました。たとえば経理なんかは、経費ってこういうことだったんだ、とか、勘定科目って聞いたことあったけど実際こういうことだったんだ、と日々勉強しています。

今回クロス・シップに参画したのは、もともと教育業界に興味があったからですか?

自分では覚えていないのですが、母親によると、小学生の頃から「学校の先生になる」のが夢だったらしいです。中学生になってから自覚的に教員になりたいなと思うようになって、実際に大学では中高の英語の教員免許を取りました。

でもそのあと教員にはならなかったんですね

そうなんです。自分はずっと教員になろうと思っていたので、というよりも思い込んでいたという方が正確かもしれないのですが、それ以外の選択肢を考えていなかったんです。そんな中で周りが就活であんなことがあったとか、こんな会社から内定もらったよ、という話を聞いているうちに、いや、ちょっと待てよ、自分はこのまま教員になっていいのか、と初めて立ち止まって考え直したんです。そこでいったん就活しようと始めてみたんですが、見事に挫折しました。

書類選考は通るんですが、ことごとく面接で落ちるんですよね。自分が頑張ればどうにかなるだろうと、受験勉強と同じ感覚で就活に挑んでいて、就職というのは相手に求められないとうまくいかないんだということに後になって気がつきました。完全に舐めてましたね。

初めての挫折でしょうか

人生の転機でしたね。このまま教壇に立って、社会にも出たことがない自分がこどもたちに何を教えられるんだ。受験英語しかできない、勉強しかやってこなかったやつが何を話すんだ、と悩みました。これじゃあだめだなと。

東大卒からのフリーター!

このままではだめだという気持ちが強くて、でも一方で就活は挫折して、これ以上親の脛をかじりたくないと思って、とりあえず社会に出ようと、スターバックスでアルバイトを始めました。いわゆるフリーターですね。

なぜスターバックスを選んだんですか?

楽しく働きたくて、働いている人が輝いているのってどこだろうと考えた時に、そういえばスターバックスで働いている人ってみんな楽しそうだな、キラキラしてるなと思ったんです。そのヒントを掴みたくてスターバックスを選びましたね。

2年間やり切ろうと決めていたので、朝4時に起きてオープン業務に励んだり、店舗の時間帯責任者などもやらせていただき、人並みに働く経験をして、人と働くってこういうことなんだ、という感触、手応えを人生で初めて得られました。

そこからベンチャーへの転身なんですね

1杯のラテで目の前の人を喜ばせるという仕事を2年やり切って、次のステージでは広く社会に影響を与えられることをしたいなと考えていました。ちょうどモバイルインターネット黎明期だったので、インターネットで仕事をしたいと思い、エージェントに登録して紹介してもらったんですが、いかんせん社会人経験がスターバックスだけだったので、飲食店の仕事ばかりだったんです。でも紹介されたリストの中に飲食ではない会社が含まれていて、それが前職の会社でした。

なんか変わった名前の会社だなと思って調べてみたら、「インターネットx不動産」でビジネスをしていこうとしている会社らしいということがわかって、面白そう!と思ったんです。さっそく会いに行って、お互いにぜひ一緒にやりましょう、ということになりました。

当時は東大卒のフリーターからのベンチャー企業への転身というキャリアは珍しいですよね

まあこのままじゃ終わらんぞ、という気持ちもありましたし、フリーターって結構世の中からの扱われ方とか見られ方が結構辛かったですね。当時の彼女からも、「いつからちゃんと仕事するの?」みたいなことを言われました。アルバイトであっても、こっちはがむしゃらに仕事してたんですけどね。東大出たんだから官僚、弁護士、外資系でしょ、みたいな世の中の期待値みたいなものもありますし。

自分としては頑張っているのに、現実としては扱われ方が厳しくて、今に見てろと思っていました。でも、敷かれたレールをそのまま進むのが嫌だというひねくれた自分もいるんです。しあわせのためなら、レールなんてぶっ壊したいと思うんです。あとは、踏み外した道だろうが回り道だろうが、自分の人生を正解にしたいという野心がありました。

少なくとも自分の周りでは、ベンチャーに入るのはかなりニッチでした。今でこそベンチャーというとキラキラしたイメージもあるかもしれないですが、当時は全然そんなことはなかったですね。でも自分はいい感じに頭のネジが外れているので、気にしなかったですけど。

創業期から12年、どうでしたか?

入社した時はまだ7人目とかだったのが今では150人もいる会社に成長して、もう当時とは全く違う会社です。会社の成長と共に歩んできた感じです。

そして今なぜまた教育に?

前職での12年の間、教育への情熱を持ち続けていたかというと、その時に携わっていた事業に必死で教育のことを考える余裕はなかったです。ただ、組織が大きくなっていく中で後から入ってくるメンバーが成長して活躍するのは嬉しかった。ある意味、人材育成という名の教育が存在していたなと今になって思います。

実はクロス・シップに参画したのも、教育をやっているからというのが1番の理由ではないんです。クロス・シップのメンバーや野崎さんと仕事をしたいという思いが先で、たまたま教育が重なっていたという感じです。

クロス・シップがやろうとしていること、目指していること全般に共感したのが一番の理由です。まだ言語化しきれていない部分もありますが、ビビッときたというのが大きいです。最後はロジックではないですね。

現在進行形でやっている事業も、これから始まる新規事業についても力になりたいと心から思っています。

仕事以外では何をして過ごしていますか?

実は仕事以外はあまりなくて。仕事が大好きなんですよね。自分は、ワークライフバランスではなくて、ワークライフハーモニーと言っているんですが、仕事は人生の一部です。また仕事の話になってしまいましたね。

そうそう、6月に引っ越ししました。ずっと賃貸だったんですが、ついに家を買いました。今までは仕事にがむしゃらだったので、住まいとか暮らしのようなものに興味がなかったんですが、人生で初めて関心を寄せています。

家を作っていくという経験は、人生で何を大切にしたいのかというところから考えるいいきっかけになりました。でも結局はワークルームのレイアウトどうしようかなって、仕事のこと考えてますけど。生活の土台である家を仕事に最適化できたっていうのは、個人的にはとても嬉しいです。ちゃんと整えたからにはいい仕事がしたいです。

最後に、梁原さんから見た野崎はどんな人ですか?

クロス・シップは関わっている人がとても多様な会社だと思います。社員以外にもインターンや業務委託の方だったり。会社や理念への共感度が高いんだと思うんです。みんなでクロス・シップというプロジェクトを動かそうとしている。

それは野崎さんの人柄によるところも大きいと思います。いろんなことに配慮しながら、素晴らしいリーダーシップを持っている人だなと。任せきる力もあるからこそ、プロジェクトに広がりが生まれる。自分もその人柄やリーダーシップに惹かれた一人ですね。

梁原さん、ありがとうございました。

敷かれたレールを壊しながら、自分の道を作ってきた梁原さんが、今後どんな風にクロス・シップやご自身の事業で活躍していかれるのか、とても楽しみです。

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