日本の医療が「立ち行かなくなる」前に、私たちができること
今、日本の医療供給体制は大きな転換点を迎えています。2025年、いわゆる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に達し、およそ5人に1人が後期高齢者という超高齢社会が到来します 。誰もが「最期は住み慣れた自宅で」と願う一方で、その受け皿となる在宅医療の現場は、圧倒的な人材不足と、現場の「自己犠牲」によって辛うじて支えられているのが現状です。
「医療の担い手をひろげ、誰もが安心して自宅で療養できる社会をつくる」。 私たちは、このMissionを掲げ、医療資格の有無にかかわらず情熱を持つ人々が「担い手」となり、医療従事者の笑顔を守りながら地域医療を支え続ける「支援インフラ」を実装するために立ち上がりました。
一人の「家族」として痛感した、在宅医療の切実さ
この事業の原点には、私自身の家族としての経験があります。
若くして他界した私の母は、晩年、体調がすぐれない日々が続いていました。父はつききりで看病にあたり、日々の看護や通院のたびに多大な負担を抱えていました。そして現在、その父もパーキンソン病を患い、訪問看護師やヘルパーの方々にお世話になっています。家族の立場として最も強く感じたのは、「通院」という行為そのものが、患者本人にとっても家族にとっても、いかに高いハードルであるかということです。そして、家で療養を続ける中で「今、この瞬間に医療が必要だ」と感じた時、それに応えてくれる仕組みがどれほど心強いか。
「必要な人に、必要な医療を届ける」。この当たり前のことが、今の日本ではまだ当たり前ではありません。「誰もが安心して自宅で療養できる社会」は、患者本人だけでなく、それを支える家族の人生をも守るものであるべきだ。この個人的な想いが、私の原動力となっています。
臨床試験の現場から見えた、在宅医療を阻む「壁」
私は長年、新薬開発のエビデンスを構築する臨床試験の世界に身を置いてきました。そこでは、医師をはじめとした医療機関の専門職と外部の専門人材が密に連携し、高度な臨床試験に取り組んでいます。
2019年頃、海外で進む「分散型臨床試験(DCT)」を日本に実装しようと奔走していた私は、在宅医療の現場を調査し、課題を聴取するなかで、圧倒的な「人材不足」という壁にぶつかりました。志ある医師、看護師たちが、診療以外の事務や移動に忙殺され、笑顔を失っていく。「医療機関の垣根をこえた取組があれば、在宅医療はもっと救われるはずだ」。その確信が、私の心に深く刻まれました。
よしき往診クリニック(YOC)で出会った「希望のモデル」
その中で私は運命的な出会いを果たします。京都市西京区にある「よしき往診クリニック(YOC https://yoc.or.jp/about/)」の守上佳樹先生です。YOCではより多くの患者様のニーズに答えるための体制が整備され、医療資格の有り無しにかかわらず、様々な背景の方が「メディカルコーディネーター(MC)」として活躍されていました。
そこには、MCが医師と阿吽の呼吸で連携し、一人の患者様のために地域全体の多職種を繋ぐ「地域医療のHub」としての姿がありました。何より感銘を受けたのは、現場で働くスタッフの方々の「笑顔」です。
「患者様やご家族だけでなく、共に働く医療従事者の笑顔を守ることに情熱を費やす」。
この想いが、サービスの質や効率を支える根源であることを学びました。しかし同時に、この素晴らしい運用を個々の医療機関が自前で構築し、人も採用し、育て、継続し続けることのハードルの高さも知りました。
私はその価値に深く感銘を受け、守上先生と「このモデルを広め、在宅医療の環境を良くしたい」と熱く議論を重ねました。しかし、当時は私自身の組織内での人事異動などの環境変化があり、その想いはいったんCloseせざるを得ませんでした。
一年の時を経て、再び動き出した物語
それから約1年。私の心には常に「あの現場を何とかしたい」という想いが燻っていました。
そんな時、守上先生から再び声をかけていただいたのです。「やはり、この在宅医療の環境を、一緒に良くしていきませんか」。
先生の変わらぬ情熱に背中を押され、私は決心しました。私がこれまで培ってきた組織としての人材育成、医療機関を支援する事業経験、そしてコーディネーターを組織としてまとめてきた知見。これらすべてを活かせば、MCという素晴らしいモデルを誰もが利用できる「在宅医療の支援インフラ」として社会に実装できるはずだ、と。
私たちが創るのは、医療従事者の「笑顔」をも守るインフラ
素晴らしいモデルがあっても、普及しなければ社会は変わりません。私のこれまでの経験で得た人材育成、医療機関を支援するサービスの事業経験、そして事業・組織をマネジメントしてきた知見。これらすべてを注ぎ込めば、最適な在宅医療体制を誰もが運用できる「支援インフラ」へと昇華させられると確信しました。
YandY株式会社が提供するのは、個々の医療機関が自前で導入・育成するにはハードルが高い「在宅医療の仕組みづくりから、メディカルコーディネーターの採用・教育・運用」を標準化したパッケージサービスです。
私たちのメディカルコーディネーターは、単なる事務補助ではありません。
- 医師の負担軽減: 診療以外のタスクを完遂し、医師が本来の専門業務に専念できる環境を創ります。
- 多職種連携のHub: 地域全体の医療・介護スタッフとの連絡を一元化し、スムーズなチーム医療を実現します。
- 「笑顔」の循環: 患者様やご家族はもちろん、現場で汗を流す医療従事者たちの笑顔をも守ることに情熱を注ぎます。
求めるのは、共に歴史を創る「1人目」の熱量
私たちは、まだ歩み始めたばかりの組織です。マニュアルをなぞるだけの人は必要ありません。
医療資格の有無は問いません。それ以上に、私たちが掲げる「医療の担い手をひろげ、誰もが安心して自宅で療養できる社会をつくる」というMissionを、誰よりも深く理解し、自分の言葉として体現してくれる「1人目」の仲間を探しています。
・医療資格はない。でも、命を救うチームの司令塔になりたい。
・自分の仕事が、誰の、どんな笑顔に繋がっているのかを肌で感じたい。
・完成された会社ではなく、日本の医療の「当たり前」を書き換えるインフラをゼロから創りたい。
代表である私、近藤の「右腕」となり、京都から日本の医療の未来をデザインしませんか。あなたの情熱が、誰かの「最期まで家で笑いたい」という願いを叶える、唯一無二の力になります。
まずは、カジュアルにお話ししましょう。あなたのこれまでの歩みと、これからの志を聞かせてください。
かつて一度は止まった物語。今度はあなたの情熱を加えて、私、近藤と一緒に、地域医療の未来をデザインする挑戦を始めましょう。
【私たちが大切にしていること】
- Mission: 医療の担い手をひろげ、誰もが安心して自宅で療養できる社会をつくる 。
- Vision: 持続可能な地域医療ネットワークの実現。
- Value: 患者様、ご家族、そして共に働く仲間の「笑顔」を何よりも大切にする。