みなさんは、役場の仕事と聞いてどんな業務をイメージしますか？町民の心地よい暮らしをサポートするため、幅広い行政サービスを提供する安平町役場の仕事。その中でも今回は、安平町の観光拠点「道の駅あびら D51ステーション」を中心に、イベントを運営する商工観光課の仕事を紹介します。

2019年4月に胆振東部地震の復興シンボルとして誕生した「道の駅 あびらD51ステーション」。2022年4月には開業3周年を迎え、5月には来場者数200万人を達成しました。農産物直売所や地元グルメ、SLが展示される鉄道資料館など、安平町の魅力が満喫できる観光スポットとして人気を集めています。

そんな道の駅でイベントを開催し、まちの活性化を図るのが商工観光課です。本日も「恐竜ワールドむかわ展 in あびら」が開催され、遠方からのお客さんや地元の方で賑わっていました。実際にどんな仕事をしているのか、商工観光課に所属する河合凛さんにお話を聞いてみましょう。

▲2022年4月から安平町役場に入庁し、商工観光課に所属する河合さん

ー まずは、商工観光課の仕事について教えてください。

道の駅でのイベント運営や、柏が丘公園（ポッポらんど）の利活用、特産品のPRなど、町民の回遊・交流を目的とした仕事が中心です。

ー イベント運営では、どのような業務を行っていますか。

道の駅を運営する「あびら観光協会」と連携を取りながら、掲示物の制作や物品の運搬、当日の設営・片付け、お客さま対応などを担当しています。

ー 業務の中で、心がけていることはありますか。

当日の対応で意識しているのが、お客さまが前向きに楽しんでいただけるような声かけです。本日は、新型コロナウイルスの影響で化石クリーニング体験が中止となってしまいました。このような場合も、グルメやスタンプラリーなど他のコンテンツをおすすめし、満足していただけるよう努めています。

▲恐竜型のたい焼きは行列ができるほど大盛況でした

ー 声かけ一つとっても真摯に対応しているんですね。企画から準備まで、どのような流れで進行していますか。

大きなイベントだと２ヶ月ほど前から打ち合わせが始まります。まちの魅力をPRするにはどういった内容が良いか、大人も子どもも楽しめるにはどんな工夫が必要かなど、ターゲットや目的を踏まえて入念に企画を練ります。内容が決まると、お客さまを呼び込むための告知や、会場レイアウトの決定、当日に必要な制作物の用意などに取り掛かります。

ー たくさんの業務がある中で、イベントを成功させるために意識していることはありますか。

いつもお客さまがスムーズに楽しめることを最優先に考えています。準備不足だと、当日混乱を招くことにも繋がります。そういった事態を防ぐため、余裕を持ったスケジュールを立て、抜けや漏れがないよう予定通り業務を遂行できるかがイベント成功の鍵です。

ー 他部署との連携もあるのでしょうか。

総務課にSNSでの告知を依頼したり、SLを管轄する教育委員会とイベントを企画したり、部署を横断した業務も複数あります。イベントを絶対に成功させようと、運営に関わる方々全員が一体となって準備に取り組んでいます。

▲お客さまに丁寧な説明をする商工観光課の職員

ー どんな時にやりがいを感じますか。

一番のやりがいは、当日のお客さまの満足している様子を見た時ですね。時間をかけて準備したものが、多くの人に楽しんでもらえたと実感できます。

ー 素敵な瞬間ですね。道の駅でイベントを開催する目的について教えてください。

観光拠点である道の駅に人を呼び込み、ここで得た情報をもとに町内を巡ってもらうという狙いがあります。今回のイベントでは、道の駅と町の温浴施設でスタンプラリーを同時開催し、町内を回遊してもらう仕掛けを作りました。私たちの企画したイベントが、安平町を観光するきっかけの一つになったら嬉しいです。

ー 最後に、安平町で働きたいという人にメッセージをお願いします。

商工観光課の業務は、まちを活性化させることです。イベントでまちを盛り上げたい、町民が笑顔になる企画を考えたいという人は、ぜひ仲間になってください！

河合さん、ありがとうございました。道の駅をきっかけに、これから町内がますます盛り上がりそうですね。商工観光課が開催するイベントに今後も注目です。

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