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社員インタビュー vo.1|金融系基幹システムの経験を経て、Armadaと新しい不動産の未来をつくる

みなさま、こんにちは!
当社、グラフェンユニファイ株式会社は、不動産業界に特化した管理業務支援のクラウドサービス「 Armada(アルマダ)」を提供しております。

今回、当社のインテグレーション部で活躍する齋藤さんにお話を伺いました!

___Profile

>>> 齋藤 可那子(インテグレーション部)

インテグレーション部に所属する齋藤可那子さんは、2019年4月より当社のアクセラレータである日本ユニシス株式会社からの出向という形でジョイン。当社の不動産管理業務支援のSaaSサービス「Armada(アルマダ)」のインテグレーターの中心メンバーとして活躍。



___Interview

■section 1 ___ /// 金融系基幹システムの大規模プロジェクトを経て、当社のプロジェクトにジョイン

━━ 当社へ出向される前はどういったプロジェクトに携わっていましたか?

SIerとして、公共機関や金融機関向けシステムのアプリ開発に関わったり、サーバ構築とかの基盤系業務に関わったりしました。

━━ Armadaのプロジェクトにジョインされたきっかけはなんでしょうか?

出向元の日本ユニシスで、Armadaの公募があり、立ち上げたばかりの会社でのプロジェクトも、SaaS開発も経験したことがなかったので、やってみたいなと思い、初めて自分で手を挙げたのがきっかけです。

━━ なぜ、手を上げてくださったのでしょうか?

当時携わっていたプロジェクトは大型プロジェクトでしたので、すごく良い経験になるっていうのはもちろんあったんですけれど、いくつかの大型プロジェクトに携わっていく中で、違うものに挑戦したいなって思ったタイミングではありました。

━━ 今のArmadaは小規模なプロジェクトだと思いますが、大規模プロジェクトと小規模プロジェクト、どのような違いがありますか?

大型プロジェクトほど、トップダウンがはっきりしてないと統制が取れないので、プロジェクトマネージャーの指示に従って業務を行うんですが、Armadaは自分で決められる範囲が多いなと思いました。
また、大型プロジェクトにはなかった、個々の守備範囲の広さがありますね。

━━ 不動産業界特化のインテグレーションに携わってみていかがですか?

ずっと金融機関のお客さんと相対していたので、不動産業界の方たちって、すごく気さくだなって思いました。
営業系の方か情報システム系の方かっていう違いもあるとは思うんですけれども、距離感がすごく近いので、意見交換をしやすいですね。


■section 2 ___ /// SaaSのインテグレーションという初めての経験に最初は戸惑いも・・・

━━ 現在のインテグレーション部の主な業務について教えてください。

メインの業務としては、顧客企業に対してArmadaを円滑に導入いただけるように支援をするということになります。特に、導入を進めて行く中での質疑が多くあったりするので、その対応も多いですね。
あとは、セールスに同行して、Armadaの運用事例を紹介したり、顧客の要望をもとにArmadaの改修を社内に提案したりもしています。

━━ 受注開発システムとSaaSサービスを比較すると、どのような違いがありますか?

大きな違いは、サービス仕様の決定フローですかね。
受注開発だと、顧客要望主導でシステムの仕様を決めていきますが、SaaS開発では、自分たちのターゲットとなる市場にいるすべての企業の要望の最大公約数を想定したうえで、自社で仕様を決めていきます。
あとは、価格設定方法。
受注開発であれば、受注内容から見積を行い、成果物に対して費用をいただきますが、SaaSの場合、サービスの利用に応じて顧客から月額の利用料をいただきます。つまり、市場相場などを考慮して月額利用料を設定し、開発コストの長期的な回収を考慮する必要があるんです。

━━ 初めてSaaSに挑戦してどうでしたか?

受注開発とSaaS開発の要件定義のプロセスの違いで、最初は戸惑いました。
SaaSは受注開発ではないので、個社のためのシステムではなく、汎用サービスとして多くの利用者を想定した開発が必要になります。そのため、とある顧客がとある課題で困っていても、その1社の固有の課題解決のための開発ができない。

今までの受注開発では個社のために開発をしていたので、顧客から「困っている」という声があれば、それを元に要件定義に反映していました。しかし、SaaS開発では、顧客から要望があってもまずはその要望を整理し、Armadaの機能として本当に開発するメリットがあるのかどうか、汎用サービスとなり得るかどうかを見極める必要があります。

当時はまだ不動産業界の知識もなかったので、いま目の前の顧客要望が、みんなが抱えている課題なのかあるいはその1社固有の課題なのかの判断は難しかったです。
今は経験を積んで、個社個社の課題と、業界で共通的に多くの方が抱えている課題との違いが分かるようになってきました。


■section 3 ___ /// 今では、SaaSって楽しい!

━━ Armadaは不動産業界に特化したバーティカルSaaSですが、バーティカルSaaSのメリットはありますか?

Armadaの場合、不動産業界でもプロパティマネジメント(※不動産オーナーからの委託を受け、不動産の経営代行業務を行う)の業務に特化しています。
プロパティマネジメント業務には多くのステークホルダーが存在するので、業務が複雑化しているんですね。そのためホリゾンタルなSaaSよりバーティカルなSaaSのほうが全体最適化に向いています。

また、バーティカルSaaSのサービス仕様を決めるときには、業務の全体像を理解する必要があるため、多くのプロパティマネージャーの方にヒアリングをさせていただいています。
その中で、不動産業界における未来、新しい付加価値みたいなことも見えてくるんですよ。そうするとそれをArmadaの今後の発展にも反映できるかもしれないと。そういったところがバーティカルSaaSの良いところなのかなって思います。

━━ Armadaの価値観である「プロダクトドリブン」とは?

プロダクトドリブンでは、Armadaを基準に顧客の業務を整理することによって、ばらばらだった業務が平準化されたり停滞していた業務が効率化されたりして、業務全体を最適化できるところが良い点ですね。

それによって、もしかしたら一部の業務をなくすことができるかもしれない。Armadaの導入から派生してそういった業務改善提案を行えることも、Armadaの差別化になっていると思います。

━━ 今の業務のやりがいは何ですか?

やはり、Armadaを導入してよかったというお声をいただくと嬉しいです。
あとは、顧客からのヒアリングを元に、改修や追加開発をおこない、その機能が複数のより多くの顧客に喜んでもらえる結果になったときはやりがいを感じますね。


■section 4 ___ /// Armadaで不動産業界の新しい未来をけん引したい

━━ 齋藤さんが考える、不動産管理業務のDXに必要なものは何だと思いますか?

DXって、ただのデジタル化とは違うのでとても難しい、多少なりとも苦痛が伴うものだと思います。

DXの先に何がしたいか、どんな未来にしたいのか、まずはそれが具体的に描けていることが大事だと思います。そして従業員にも同じ未来が見えていて、同じ方向を向いていることも。
Armadaの導入を経営層が決めても、結局それをやるのは現場の従業員なので、経営層の目指す未来と現場の課題、双方の対話と理解が必要なのではないかと思います。

━━ Armadaが目指す不動産業界の未来像を教えてください。

まずは、ビルに係るすべてのデータをArmadaに集めてそのデータを分析し、次の不動産の開発につなげたり、新しいテナント向けサービス開発に繋がったりとか。データを利活用することにより新たな収益化を目指して、導入企業のデータドリブンを推進したいですね。
そして、不動産の建物自体は年月が経つにつれて老朽化していくけど、Armadaが常にバージョンアップしていくことでArmadaを導入しているビルの不動産価値を高め続けられる存在になって欲しいなって思います。
あとは、ウェアラブル端末までは難しいけれども、顧客やビルの利用者の生活にまで入り込むような、Armadaと人との新しい関わり方も実現できると良いなと思いますね。


■section 5 ___ /// 最後に・・・

━━ 候補者の方にメッセージをお願いします。

当社は、それぞれの視点から様々な意見を言い合いながら、みんなでプロダクトを作り上げていく会社です。
それぞれのバックボーンによって見える世界が違うと思います。そのそれぞれの違う視点、違う意見を大事にしています。あなたの視点から見える、新しい意見を待っています。

ぜひ、Armadaを新しい不動産の未来を一緒に作り上げていきましょう!

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