先日、フィリピンで開催された旅行博「Travel Madness Expo 2026」に、JNTOブースのサポートスタッフとして参加してきました。
今回はそのイベントの様子と、参加して感じたことをお伝えしたいと思います。
Travel Madness Expoとは
Travel Madness Expoは、フィリピンで毎年開催される大型の旅行博覧会です。
各国の観光局や航空会社、旅行代理店などが一堂に集まり、一般来場者に向けて旅行先の魅力を発信する場となっています。

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来場者はブースを回りながら旅行情報を収集したり、その場で旅行商品を予約したりすることができます。


「体験型コンテンツ」による集客と回遊策
今年感じたのは、「体験型コンテンツ」の増加です。
各ブースでスタンプラリーを取り入れているところが多く、複数の共同出展社のブースを回遊してもらう仕掛けとして機能していました。
また、SNSのフォローや旅行商品の予約を条件に写真を撮って渡すフォトコーナーも目立っていました。
ホワイトボードマーカーで来場者が思いを書き込めるコーナーや、伝統衣装の試着体験なども見られ、いずれも来場者が能動的に関わる設計になっていました。

Sunlight Hotelブース:マーカーボード

韓国ブース:うちわ作り体験

Subic Bayブース:シューティングセット

ミニ写真スタジオ

マレーシア航空:サッカーアクティビティー
フィリピン人は写真を撮ることがとにかく好きで、会場のあちこちで「ピクチャー!」という声が飛び交っていました(笑)。
こういったイベントとの相性は抜群だなと感じます。

VJブースのフォトコーナー
JNTOブース(VISIT JAPAN PAVILION)の様子
日本のブース(JNTO)では、例年通り浴衣体験とスタンプラリーがアクティビティーとして設置して、またカウンターでは各都道府県のパンフレットを配置していました。
「日本」というコンテンツは海外で依然として強く、浴衣体験には多くの来場者が興味を持って立ち寄ってくれました。
継続してきたアクティビティーが定着している安定感は、やはり大きな強みだと感じます。
一方で、体験型コンテンツを取り入れるブースが年々増えてきているのも事実です。「日本ブランド」の強さに頼るだけで今後も通用するのか、というのは、正直なところ考えさせられるきっかけになりました。

VJブース パンフレット配布
参加して感じたこと
個人的な意見になりますが、集客のための新しい体験コンテンツを増やすことに注力しすぎるより、日本旅行ならではの魅力をいかに来場者の目に届けるかを丁寧に考える方が大切ではないかと感じています。
日本旅行の最大の強みは、各都道府県がそれぞれ固有の歴史・文化・観光地・食・IPコンテンツを持ち、さらに四季ごとに表情が変わることだと思っています。
これはほかの国にはなかなかない、日本ならではの差別化ポイントです。その奥深さを、ブースの前を歩いているお客さんの目にいかに伝えられるか——アクティビティーの参加条件を複雑にするよりも、そこに力を注ぐことが、来場者の記憶に「日本に行きたい」という気持ちを残す近道ではないかと感じています。
今回の経験は、そういった視点を改めて持つきっかけになりました。
次回のブース出展に向けて、少しずつ考えを深めていきたいと思っています。

AABスタッフとイベントクルーの皆さん