Brooks Instrument(ブルックスインスツルメント)は、Artemis II ミッションにおいて、重要な Oリング漏れ試験のためのガス質量流量制御を提供し、NASA の安全確保に欠かせない役割を果たしました。
当社は、65年以上にわたり NASA と米国宇宙計画を支えてきた計測機器メーカーで、日本法人は ITWジャパンです。1960年代からGemini 計画の宇宙服リークテスト、スペースシャトル計画、そして国際宇宙ステーションに至るまで、Brooks Instrument の流量計測技術は常に「人類を宇宙へ送り出すための見えない基盤」として活躍してまいりました。
今回の Artemis II では、NASA が求めたのは30年以上前のスペースシャトル時代に使われていたリーク試験と同等の精度と信頼性でありました。しかし、Brooks Instrument のアプリケーションエンジニアであるジョン・キアは、「電子機器にとって30年というのは“永遠”のようなものだ」と語っています。つまり、当時のアナログ機器をそのまま再現することは不可能であり、現代の技術で同等以上の性能を実現する必要がありました。
Brooks Instrument の技術チームは NASA と密接に連携し、Artemis II の厳しいリーク試験要件を詳細に分析。最新世代のデジタル/電子式質量流量コントローラを用いて、必要な性能を確保し、打ち上げスケジュールに間に合う形でシステムを提供しました。
Artemis II の成功の裏側には、こうした精密計測技術を長年にわたり磨き続けてきた Brooks Instrument の確かな技術力があるのです。