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【転職コラム】応募書類は「想いを伝えるラブレター」

前回まで、転職クエストと称しながら転職についての記事を投稿しておりましたが、ほとんどドラクエ要素を織り交ぜることができなかったので、趣向を変えてコラム形式にしてみました。



「書類だけで、なにがわかるんじゃ!!!!!」と思いながら、日々、応募書類を眺めている室谷です。

書類から読み取ることができる範囲で、その人を知るには限界があります。

「すごく当社にマッチしそう!」と思ってお会いしたら、やりたい仕事が当社の業務とはかけ離れていたり、「当社には合わないかもな」と思いつつお会いしたら、すぐに会社に溶け込めそうなお人柄だったり・・・。

結局、会ってみないとわからない!!と感じることばかりです。正直、書類選考で正確な判断をすることは不可能だと思います。非常に難しいです。

ドラクエにも「ダモーレ」という敵のステータスを見られるようにする呪文がありますが、ステータスだけ見ることができても、その人の人となりや働く姿勢はわからないわけです。

判断が難しい・・・だからこそ、書類選考はしっかり対策すれば通過できる可能性が上がる!ということなのです。

もちろん採用職種やポジションによって見る項目や、通過率は変わると思います。また、そもそも応募資格を満たしていなかったりすると、通過することは難しいです。

もし、本来は通過できる能力があるのに書類選考で外されてしまうのは勿体ないですよね!しっかり対策して、書類通過率をアップさせましょう!



目次

  • 応募書類とは
  • 会社は応募書類のどこを見る
  • マイナスになるポイントと改善案
  • 会ってみたいな!!と思うポイント
  • 勝てる応募書類の書き方
  • 応募書類を有効活用して勝ちにいこう!


応募書類とは

就職活動の際に企業に提出する書類です。会社によって提出する書類は異なりますが、一般的に提出を求められるのは下記となります。

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • エントリーシート

履歴書は氏名や住所、学歴職歴などの基本情報を記載した書面。職務経歴書はその名の通りこれまでの職務経歴を記載した書面です。エントリーシートには履歴書に記載する基本情報に加え、志望動機や自己PR、長所・短所などの記入欄が設けられていることが多いです。


会社は応募書類のどこを見る

書類選考の際、まずは応募条件を満たしているかをチェックします。ここを満たしていない人は必ず見送りとなります。応募が無駄にならないように、しっかり条件を確認してから応募しましょう。

次に年齢と職務経験を確認します。

これまでの転職回数や、在籍期間。職務経歴に大きなブランクがないかなども確認します。具体的にどんなことをやってきたのかじっくり確認し、その人の「できること」をおおまかに判断します。

最後に志望動機や自己PRを見て、本人の気持ちや自己分析結果を確認します。


マイナスになるポイントと改善案

◆年齢とスキル・経験が見合っていない

年齢によって求める経験が異なることが多いです。

  • 20代前半 → 基本的なビジネスマナー
  • 20代後半~30代前半 → 主体的に業務取り組んだ経験
  • 30代以降 → マネジメント経験

上記はあくまでも一般的な例ですが、基本的には年齢に比例して求める経験やスキルは変化します。

駆け出しの魔法使いがメラしか使えなくても、これから覚えればいいよね。となりますが、風格漂うミドルの魔法使いに「メラゾーマは使えぬ」といわれたら、ちょっと頼りなく感じてしまいます。

改善ポイント:経験が不足している場合、必ず詳細を記載して付加価値をつけましょう。内省して見つけた改善点や、今ならこうしたい!というような主体的な思いを書くことも付加価値となります。

そこにも自信がない場合は、仕事への姿勢や考え方で自己アピールを!!!


◆転職回数が多い・在籍期間が短い

あまりにも転職回数が多いと「継続力がないのでは・・・?」と思われてしまいます。在籍期間が数か月~1年程度の場合も、あまり良い印象は受けません。

改善ポイント:転職回数が多い場合は正当な理由や採用担当が納得できる理由を記載しておくと、考慮してもらえる可能性があります。たとえ会社や環境が起因の転職だったとしても、そのことだけを記載するのはやめましょう。

※また、面接の際にはその時の自分を内省して、「こうすれば辞めずに活躍できたかもしれない」という改善案が提示できると好印象です。

◆余白が多い

書面に余白が多く、情報量が少ないと合否の判断をすることができず見送りとなる可能性が高いです。また、志望動機や自己PRなどの情報が薄い場合は意欲が低いと判断されてしまいます。

改善ポイント:ぎちぎちに埋める必要はありませんが、余白が目立たないように工夫しましょう。経歴に関しては過不足なく事実を記載し、詳細な職務内容も記載しましょう。自己PRや志望動機などはしっかり枠内を埋めましょう。

◆抽象的な表現が多い

よく見かけるのが「責任感が強いです」「成長意欲があります」等の抽象的な表現を多用することです。”責任感”にも”成長意欲”にも種類があります。

言葉に対しての具体的なエピソードが乏しいと、どのような意図でその言葉を用いているのかが伝わらず、アピールができません。また、「周りから高く評価された」「褒められた」というような漠然とした表現は、稚拙な印象を与えてしまいます。


改善ポイント:どういう意味でその言葉を用いているのか、しっかり説明が必要です。

同じ言葉でも、内容によって印象が異なります。

このように言葉の解釈は状況によって異なるのです。

どのような意味で用いているかが明確にわかるように、具体例を交えて記載しましょう。また、長所を語るうえで会社とのマッチ度を意識することも大切です。しっかり企業研究をしてからアピールポイントを考えましょう。

実績を記載する場合には抽象的な表現は用いず、「昨対比●●%だった売り上げを●●%に伸ばした」というように必ず数値化して記載しましょう。結果を出すことができた理由をしっかり明記できると、なお良いです。


会ってみたいな!!と思う応募書類

◆会社との親和性が高い

経験が募集職種に近い、経験者である、会社の社風にマッチしている、考え方が似ている。など、自社に合った人物だと感じた場合は「会いたい」という判断になりやすいです。

◆「自分のことを伝えよう」という気持ちが感じられる

しっかりと自己分析し、それを言語化している方の応募書類からは強い意志が感じられます。また、余白が目立たない履歴書からは真摯な人柄が感じられ、好印象です。

◆志望度合いが高い

会社のことをしっかり調べてくれていると感じる応募書類は、それだけで印象が良いです。企業研究をしたうえで自己PRや志望動機を記載して志望度合いの高さをアピールしましょう。

◆会社での活躍イメージが湧く

これまでの経験をわかりやすく記載している応募書類は、その人の働く姿がイメージしやすく、自社での活躍イメージが湧きやすいです。逆にそこが不足していると判断がしづらく、見送りとなる可能性があります。これまでの経験はしっかり棚卸し、詳細に記載しましょう

応募書類を有効活用して勝ちにいこう!

しっかりと応募書類を作成することで、選考の通過率は格段にアップします。逆に今回紹介した項目に不足があると、見送りとなってしまう可能性が高いです。

適当に埋めただけの応募書類はなんとなく、つじつまが合わなかったり一貫性が無かったりして不誠実に感じられます。

応募書類は企業へのラブレター。しっかり思いが伝わるように心を込めて作成しましょう。


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