1
/
5

【世界を知る】中国大陸でのガチ現場!!

こんにちは、Gozioki代表の吉田です。Goziokiでは『〜世界とGET INVOLVED〜』をテーマに掲げ、世界との繋がりを大切にしています。今日は私が中国で働いていたときの、本当の意味での「現場体験」について書いていきたいと思います。

私は2008年から2012年までの4年間、駐在員という形で中国の北京に住んでいました。その当時、家は北京にあったのですが、中国の国内での出張が多く、半分ぐらいの時間は北京以外の都市で過ごしていました。中国は広大ですので、北京から近い天津などを除けば、国内出張も飛行機移動となります。最も多い時期で、年間50回近く出張に行っていましたので、平均すると週に1回は飛行機に乗って中国の地方都市に行っていたことになります。

(↑中国と言えば「白酒」)

乗車時間「5〜7時間」

当時私は、複数のことを行なっていましたが、中でも大きな割合を占めていたのが水力発電に関連した仕事です。私の出張の多くは、「水力発電所の建設状況もしくは操業状況を確認する」という目的を持ったものでありました。想像がつくかもしれませんが、水力発電所は、大都市の真ん中には位置していません。必ず山奥の僻地に存在しています。なので、北京からそこまで向かっていくのも一苦労です。北京から、その水力発電所が位置している省の大都市まで飛行機で飛び、そこから車もしくは汽車で数時間かけて移動することになります。ある都市では、汽車移動の乗車時間が「5〜7時間」と鉄道会社側に設定されていて、「随分と振れ幅があるな」と思ったのを覚えています。でも実際に、5時間かかる時もあれば、7時間かかることもあったので、設定時間自体は正しくはありました。中国の田舎では、このようなことがあります。地方都市の空港から更に汽車で5〜7時間かけて移動している時点で、如何に辺鄙な場所へと向かっていたかをご想像してもらえるかと思います。この「汽車で5〜7時間」は移動時間としては長いのですが、夜行列車に乗ってしまうことが多かったので、私としては「寝て終わり」という感覚もありました。一方で、飛行機から降りた後の最も長い移動時間として、「日中に車で10時間」というのもありました。

(↑2018年にプライベートで、大好きな甘粛省に6年振りに戻った筆者)

車で10時間移動するということ

日本の場合、「車で10時間かけないと行けない場所」というのはあるのでしょうか。例えば東京から広島まで車で移動したら、それぐらいかかると思います。ただ、電車を使ったり、飛行機を使ったりすれば、そこまでは時間はかかりません。車で10時間の移動を要する距離であれば、日本の場合、その間に空港や電車の駅があります。従って、「最短で移動する方法が車で10時間」となり得るような2つの地点は、日本国内には存在しないということになります。

私が中国甘粛省にある某水力発電所を担当していた頃は、北京空港から蘭州空港に飛び、そこから車で10時間という移動がありました。目的地が山奥にあり山道を通らないといけないということも関係はしていましたが、「それにしても中国は広大だな」と感じさせられるばかりでありました。

(↑数多くの水力発電プロジェクトに取り組んできた仲間との再会を楽しむ筆者)

昼はお仕事、夜は白酒

この類の出張を繰り返していたのですが、お分かりの通り、1泊2日で終わるような簡単な移動ではありません。水力発電所視察系の出張は、だいたい4泊5日とかで一週間行きっ放しのことが多かったですし、その間、山奥に籠っている訳ですから、発電所にそのまま泊まるということもありました。私は2008年に中国での生活を始めるまでは、中国語が一切話せませんでした。なので、国内出張も、当初は通訳を務めてくれる中国人スタッフと一緒でありました。次第に、当時の先輩が、「もう話せるでしょ?」とうことで、中国人スタッフとの出張を認めなくなりました(笑)。ただ、日本人一人で、中国の山奥、それもかなりの僻地で、一週間缶詰状態で、発電所のおじさんたちに囲まれ、昼間は仕事の話をし、夜は白酒で歓待してもらった日々は、本当に良い思い出です。相当に中国語の言語の面でも鍛えられましたし、中国のビジネス慣習を学ぶ良い機会にもなりました。また、「自分は言語も文化も分からない国に放り込まれても4年間生き延びたので、もしかしたらどこに行っても生き延びられるのかもしれない」と自信がつきました。

Gozioki

以上が、中国での、それこそ文字通り「現場」に居た私の体験記です。この体験も、直接的か、間接的かは分かりませんが、この先Goziokiの活動の中で何かしらの形で活かされるものと信じています。世界との繋がりを大切にするGoziokiでは、多様な経験をお持ちの皆様をお待ちしています。必ずしもグローバルな経験である必要はありませんし、働いてきた期間も特に問いません。皆様にご自身の価値観を持ち込んでもらえれば、それが必ずやGoziokiにとっての戦力となります。どうぞよろしくお願いいたします!

Gozioki株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング