1
/
5

仕事を好きになる必要は無い

好きな事を仕事にすべきか否か。

この手の話、それが個人にもたらす幸福度に関して再現性が無いので基本的に無意味だと思っています。

ですので文字通りこんなブログに意味は無いのですが、

僕自身がなぜか営業を好きでやっていると思われがちなので考えを整理しておこうと思います。


まず、いきなりですが僕は営業がどちらかというと嫌いです。

・無くていいなら無いのが理想(コストと社会的摩擦の減少)
・人間がやるべき仕事とも限らない
・ブランディングがしっかり出来ていてコア能力が市場に求められれば売り上げは勝手に成り立つ。それが理想。
・少なくともプッシュ戦略のごり押しはクソ。



プッシュ戦略のごり押しはクソ

と思っています。
(ごり押しは一定数存在する押しに弱い人間性につけこんだ詐欺システムにしか見えない。)




営業機能があれば営業マンはいらない。
というのも基本的な持論で、営業職は社会や人間が洗練されきっていないので結果的に現れる職種。程度の認識です。



(まあこれを言い出すと全てそうなってしまうのですが…)



さて、そんな嫌いな営業職なのですが、自分でいうのも恥ずかしいのですが過去に在籍した会社では僕は営業成績優秀でした。


1社目ではトップになった事も何度もありますし、2社目では営業がほぼ私一人だったので比較対象があまり無かったもののそれなりに評価は貰っていたと自覚しています。(後述しますが1社目ではトップにならないように調整していたので、調整ミスでトップになっただけなんですけどね…)



嫌いな仕事で成績優秀。
これはいったいなぜでしょうか。


そもそも私がなぜ営業になったかというと、
・新卒でコンサル職で入社。しかしコンサル部門は半年で解体→営業部へ転籍

という外部環境の変化がキッカケでなりたくてなったわけでは無いです。
とはいいつつちょっとは凹みましたが、この時代はエネルギーに満ち溢れていたので、
「どうせなら営業で成果だしてやる!」
と意気込んでいました。


かわいい新社会人ですね♡

まあそんな経緯で好きではない職種についたわけですね。

ちなみに営業スタイルは平均200件/日のテレアポをして全て新規開拓。
というゴリゴリのプッシュ戦略です。

精神的にも肉体的にも正直めっちゃしんどかったです。



なんだこのクソ業務。

と思いつつ仕事してました。
そうして嫌いな仕事生活がスタートしたわけです。



そんなマイナスからのスタートだったわけですが、そこで何を考えたかというと

・しんどい人生は嫌なので、どうせなら楽しみたい。
・もうちょっと楽して契約とれればええな。


という2点。
ひたすらこの2点を考えて追及することにしました。



細かなテクニックは大量に思いついて実行していたので割愛しますが、
「営業ってそもそも必要なくね!?」という発想から、
無駄を省いてコアな部分だけに注力を意識。



主には下記。
・他営業マンとの差別化(考えるだけでも結構楽しい)
・人間の不具合をついた先読みと配慮(喜ばれると楽しい)
・顧客目線(契約獲得が楽になる)
・リピート契約or独占契約の追及(仕事全体が楽になる)
・理想が高い客先は相手にしない(嫌な仕事が減る)


これだけで営業成績や契約数がどんどん伸びました。

しかも、

・お客さんが勝手に評価してくれて褒めてもらえる(自尊心UP)
・社会的に意義があるかどうかは知らんけどお客さんは素直に喜んでいるので、まあヨシッ!(喜んでいる人を見るのは素直に嬉しいもんだ)
・労働時間がグッと減った。(動かなくとも契約が降ってくる)

という色々なおまけつき。

これは中々に最高です。

ある程度回りだすと1日2時間くらいしか実質働かずにマンガ喫茶でずっと時間潰していたくらいです。

マンガ喫茶料金で懐が苦しいという謎の問題が発生したものの幸せな日々でしたね。


ちなみに社内での評価も上がり表彰とかされてましたけど、正直なところ「社内評価?!そんなもん鼻くそやでっ!」と、もんたよしのり風に心で呟いていました。


もう一度まとめます。
仕事は好きでなくても良いです。
ただ、
・どうせなら楽しむ観点を持つ
・どうすれば楽になるか考える

という考えで動けるかどうかは結構重要だと僕は考えています。


全体を俯瞰してポイントを見つけ、逆算して戦略を練り行動に移しこむ。

当社では(カッコよくいえば)そんな事を考えて営業活動をしております。※出来ているとは言ってません。


~余談~
楽になるかを考えた結果、1社目では営業成績トップになってはいけないと理解しました。
トップになると更なる上乗せ期待がふってきてしまったからです。
途中から、20人中3位~5位くらいが一番楽。というのに気づきました。
楽ばかり考えると長期的な成長にはマイナス要素かもしれないので、多少はバランス必要ですね。

現在も楽ばかりしようとしている自分への戒め。

さて、そんなやる気の欠片も見えないトップが不安しかない方針で営業活動している弊社ですが、そんな弊社でも優しいお気持ちで許して頂けるエンジニアの方は御応募頂けると幸甚でございまする。


おわり。

株式会社シンプルでは一緒に働く仲間を募集しています
1 いいね!
1 いいね!
今週のランキング