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【どんな1日?】映像業界のサブディレクターとは?

弊社では、サブディレクターを募集しています。
サブディレクターとは、映像制作のプロジェクトの全体の進行を潤滑にすすめるために
ディレクターとともにプロジェクトの最初から最後まで横断的にサポートをする役目です。

主な仕事としては、
・撮影素材の編集
・英語/日本語字幕 YouTube用SRT制作
・テロップ制作
・撮影小道具の買い出し
・台本の用意
・撮影時のお弁当手配
・各セクションへの支払い/清算
・音声整音
・香盤表制作
・配信イベントのシステム準備
・カメラ/音声機材準備
・撮影場所の許可申請

弊社では個々の編集スキルに合わせて、見合った編集をお願いするので、
入ったその日から編集をするスタッフもいます。
また、撮影や配信の準備も各セクションと合わせて行います。

実際にカメラ機材を触り、カメラの設定や、照明機材の設定、
さらには配信業務の場合は、配信機材の設定を行うため、
サブディレクターと言っても、制作だけではなく、
今後ディレクターとしてではなく、
カメラマンや配信スタッフとしても視野に入れられるように、
OJTでどんどん知識と経験を増やすことになります。

そして、サブディレクターの1日の仕事の例は、

・撮影がない日の場合
9:30- 全員出社 ゴミ出し・掃除
10:00- 次のプロジェクトの打ち合わせにディレクターと参加
11:00- 先ほどお打ち合わせの内容を踏まえて、ディレクターと打ち合わせ
12:00- プロジェクトに必要なものを洗い出し、スケジュール作成
13:00- 昼食
14:00- 翌週に控える撮影のスタッフ演者の昼食を手配・各セクションに進捗連絡
15:00- ロケハンで都内移動
17:00- ロケハン後、カフェでスタッフ打ち合わせ
18:00- 帰社・前日の撮影した案件の編集
21:00- 帰宅

というような1日もあります。
もちろん翌日が撮影の場合、
朝早くから現場に入ることもあれば、
夕方からの現場など毎日行う仕事は異なります。

実際にこれまで、同じ一日は全くなかったので、毎日が刺激的でしょう。



そして、弊社で募集をしているサブディレクターという職種は、映像制作における血液のような存在です。

身体を一つのプロジェクトとすると、
心臓→プロデューサー
脳→ディレクター
目→カメラマン
耳→音声マン
手→照明マン
足→編集マン
などなど色々と考えられます。

ディレクターの思い描く方向に身体の向かわせるためには、
すべての動きを把握し、それぞれのセクションに声をかけ、
身体を健康的に動かすための潤滑油のような、血液が必要です。

それがサブディレクターの役目です。

ディレクターの指示のもと、ちゃんと各機能が働いているかをチェックし、
プロジェクトの進行を行います。
それゆえ様々なセクションの動きを横断的に把握しなければならず、
どのセクションがいつ、どのように動くかを見張ることもしばしば。
「サブディレクターという仕事は大変だ」と、よく言われるのはそのためです。

しかし、ディレクターになるためには、
一つのプロジェクトのストーリーだけを考えれいいわけではありません。
予算のこと・納期のこと・撮影までの道のりや音楽のことまで、
とても多くのことに気を配りながら進行しなければなりません。
だからこそ、ディレクターはサブディレクターとしての経験が必須です。

最近のPCスペックや撮影機材は、性能がどんどん上がり、値段はぐんぐん下がり、
誰でも資金があれば映像が撮れる時代になりました。
公開もwebに簡単にアップ出来るため、誰でもいつでもディレクターになれる時代です。

ただし、大きな予算の仕事が来ると、必ずしも「決断」の連続です。
いつ・誰が・何を・いくらで・やるのか。決めるのは主にディレクター。
物事の「決断」には、経験が必要になることが多いです。

そこで、サブディレクターとして多くの経験を積むことで、
ディレクターになった時に差が出るのが、ディレクターという職業でしょう。

これを書いている私はカメラマンですが、色々なディレクターとコンビを組んで仕事をします。
だからこそ、客観的にそれぞれのディレクターの特徴を感じることになります。
そして、その違いは各ディレクターがサブディレクターの時代に、

「何をやって、何を感じてきたか」

が左右していると思っています。
人それぞれの違いを観察するのはとても楽しいです。

しかし、ゴリゴリの体育会系出身のディレクターが優秀か?と言ったら、それもまた違います。
私が若かりし頃は、まだ体育会系の香りが残る時代だったので、厳しいこともたくさんあり、
枕を濡らした夜も幾度となくありました。

ただし、それが良いかどうかと言われると、今の時代は適切ではないでしょう。
私自身も自分の経験が正しかったと思いがちですが、そう思わないように気をつけています。

2023年の時代に合った成長の仕方があるだろうと、社内でもよく話します。

そして、我々の思いとしては、出来るだけ早くサブディレクターからディレクターになり、
1つでも多くのプロジェクトを動かして欲しいと思っています。

サブディレクターからディレクターになるために、苦労はしなくてもいいかもしれませんが、
必ずしも経験は積まなければなりません。
そのためにサブディレクターには多くの現場に帯同してもらいます。
そして、各セクションがどのようなワークフローで動き、
身体全体がどのように動いているかを知るのです。

だからこそ、サブディレクターはなくてはならない、血液という存在なのです。

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