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【社内インタビューNo.6】日々の勉強への心がけが上達への一歩です。

塚本 倫基。ディレクター兼CGI監督。担当作品:『サイダーのように言葉が湧き上がる』、『ひるね姫』等。

「日々勉強です」と語る塚本さん。モデラー・CGIディレクターとして数多くの作品を手掛けて、現在はサブリメイションでディレクター兼CGI監督を務めている。長年3DCGアニメの制作現場で経験を積み重ねた塚本さんからCGI監督に必要な目を養う方法からモデリングが上手くなれるためのコツまで、幅広くお話を伺った。


塚本さん、本日はよろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

塚本さんは現在サブリメイションでアイドル作品のディレクター兼CGI監督を担当されていると伺っていますが、ディレクター・CGI監督のお仕事をする上で心掛けている点は何でしょうか?

自分のやりたいビジョンを持つことが大事だと思います。そのビジョンに関しては基本的に自分の直感に重きを置きたいです。そのうえでスタッフの意見を取り入れながら、練り上げていく感じでしょうか。

その作品に対して自分がやりたいことをしっかり持つ感じですね!ご自身で監督・CGIディレクターの目をどのように養ってきましたか?

私は要領はよくないので、ひたすらトライアンドエラーした感じですね。場数を踏んで身に着ける感じです。あとは必要に応じて様々な資料をみたりしました。

そういった学びの機会に関して過去の具体的なエピソードはありますでしょうか?

それでいうと、サブリメイションを立ち上げる前にプロダクションI.GさんのCGIチームに所属した時代のエピソードになりますね。当時はフル3Dの時代ではまだなく作画との共同作業が主体だったのですが、作業の過程で多くのL/O、原画、シートをみる機会に恵まれました。作業している時に実感がなかったのですが、自分の引き出しを増やすことに繋がりました。

2Dから学べることもありますね!

そうですね。あとは監督や演出さんから学ぶこともありましたね。リテイクの出し方やどういうところにこだわりを持つとかについて色々学べました。でもこのお仕事は本当に常に勉強ですね。監督になってまた新しい挑戦に向かって今も勉強中です。

塚本さんは映像作りにおいて工夫されているところやこだわりはどういった点になりますでしょうか?

3Dレイアウトを長くやっていたので、レイアウトには重きを置きたいです。後は私はモデラーでもあるので、その点はこだわりたいです。

モデリングが上手くなるためのコツはありますでしょうか?

まずは資料集め。色んなものをみて引き出しを増やしておくと良いですね。すべて記憶するとかではなくアイデアの取っ掛かりを増やしておく感じです。あとは下手でも良いので絵を描いてみたりして、イメージを整理したり。方針が固まったらあとはトライアンドエラーですね。

塚本さんのほうで新人教育も担当されていると思いますが、その際に大事にされているところはありますか?

先程も触れましたがまずは資料集めをするよういいます。例えば人体をつくるならばまず自分の体や人体関連の資料集め、リアルがどんなものか検証してもらいます。デフォルメ化しているキャラであっても基本的には人体の構造にならったものですから。あとは丁寧さと根気ですね。

モデリング以外の工程に関しても教える機会はありますか?

アニメーションでしたら基本的なの動きについて教えています。モデリング同様資料集めるがここでも重要です。自分で動いてみたり、動画をさがしたり、アニメーションの書籍も多数でていますので読んでもらったり。

最後のご質問になりますが、サブリメイションで今後作ってみたい作品はありますか?

日常系の作品を作ってみたいですね。のんびりした空気感で。ロボものも好きなので『ひるね姫』みたいな感じで日常に交じってくる感じでもいいなと思っています。

塚本さんが今後作る作品を楽しみにしております!本日はお時間いただきありがとうございました!

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