「今、この仕事をやらないと生きていけない」
インタビュー中、大槻さんは静かな語り口で、仕事への確固たる覚悟を口にしました。53歳という年齢で、若いメンバーが多いアドネスにジョインし、数え切れないほどの職を渡り歩いてきた彼にとって、仕事とは、そしてアドネスとは何だったのでしょうか。
常に「次をやってみたい」という探求心で異なる業務を経験し、自ら機会を作り出して広告チームの根幹を支える縁の下の力持ちへと変貌を遂げた大槻さんの、その仕事への哲学と、挑戦の軌跡に迫ります。
大槻 直樹さん(53歳)
約2年半前(2023年5月末)にアドネスにジョイン。これまでにドライバー、大日本印刷での製版、フランチャイズ社員、訪問営業など、数多くの職を経験し、常に新しい経験。現在は広告チームに所属し、主に数値管理・流入調査を行い、そこから直接部門への改善提案を行う役割を担っている。チームの根幹を支える存在として、「気づかれない価値提供」を徹底。
アドネスへのジョインと、その前の仕事
――アドネスにジョインする前は、どんな仕事や活動をしていましたか?
大槻さん: ドライバー業や、フランチャイズの社員、大日本印刷での製版、訪問営業など、数え切れないほどの職を渡り歩きました。なるべく違う業務をいろいろ経験するのが好きなんです。
――当時の悩みや、アドネスにジョインした決め手は?
大槻さん: 自分で色々やりたいという気持ちが強かったのですが、それが強くなると組織にいづらくなっていました。アドネスには、求人に応募したものの連絡が来ないというトラブルがあり、気になって代表の三上さんにDMを送ったのがきっかけです。
最終的に、三上さんの1on1面接を受け、アドネス哲学の動画を見て「ビジョンがしっかりしている」と感じました。色々な会社に行ったけど、普通の会社員が好きじゃない。とにかく仕事をしないといけないという気持ちで入社を決めました。
挑戦と成長、そして転機
――最初に配属されたチームと、その後の大きな転機は?
大槻さん: 最初に配属されたのは営業管理の立ち上げです。1年ほど経った後、オンラインのメンバーが4人くらい一気に辞めることになり、「全部引き取れる」と三上さんに提案し、広告チームへ異動しました。
その中で、AIの発展と広告チームでの数値管理業務が大きな転機になりました。以前は「必要でない」と言われていたことも、必要だろうと思ってやり続けていたら、できるようになったんです。
――ジョイン後に「大変だったな」「壁を感じたな」と思うエピソードはありますか?
大槻さん: 求められている中で、ジョインした当初は自分にできることがなかったことです。周りの若いメンバーたちとの年齢差もあり、危機感しかありませんでした。
――それをどうやって乗り越えましたか?
大槻さん: やり続ける、できるまでやる。この一点です。若い人たちは条件が整っているのにフルベットできていない。そこに自分がコツコツやって追い抜いていっている、と思っています。継続こそが、一番大きな成果であり、自分の長所です。
現在の役割と仕事の哲学
――チームの中ではどんな役割を担っていますか?
大槻さん: 縁の下の力持ちです。目標は「気づかれないように」価値提供すること。意識されてしまうのは、落ち度や不調がある時だからです。
空気のように、意識されない価値提供をしたい。
例えば、仕事を始める前の掃除もルーティンでやっていますが、これも気づかれないようにするのが価値提供です。直接部門(売上に関わる部分)の人たちが、「最近調子がいいぞ」と感じる状況を、裏側で後押しする環境を整えるのが役割です。
――日々の業務で意識していること、大事にしていることは何ですか?
大槻さん: 「今、自分がやるべきことをやる」
ただ、それだけです。仕事に対して、好き嫌いやモチベーションは一切持ち込みません。覚悟が決まっている。今この仕事をやらないと生きていけないと思っているからです。手を抜くと病んでしまう。
休みは「一日単位」ではなく「時間単位」で考えると気が楽です。休憩時間を区切りながら集中することで、ダラダラと長く働いてしまうことを避けています。これは、試してPDCAを回した結果、得られた働き方です。
これからの展望とメッセージ
――今後、アドネスでどんなことに挑戦していきたいですか?
大槻さん: 「生きる」会社員は好きじゃないので、経営や事業の仕組みを作る側に成長していきたいと思っています。いろんなところに興味が湧いて転職を繰り返してきた感覚も、今のところはアドネスで完結しています。
――アドネスで働くことを検討している人に向けて、一言メッセージをお願いします。
大槻さん: 継続できるのであれば、居場所は自分で作れます。継続さえできれば、必ずできるようになる。
大槻さんの静かでストイックな語り口の奥には、数多くの経験から培われた、揺るぎない人生哲学が横たわっていました。
「生きる」ことへの飽くなき探求心と、「継続」という普遍的な価値観。
その強い意志こそが、アドネスの成長スピードと危機感の中で、50代のエースとして価値提供を続ける大槻さんの原動力です。
私たちは、目標に向き合い、自らの手で居場所を創り出そうとする人と、ぜひ一緒に働きましょう!