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動画の形式ってこんなに種類があったの?目的別で最適な形式を選ぶコツ💡


みなさんこんにちは!なゆたネット技術サービス部の下川です。

なゆたネットでは、日々多くのクライアント様から映像・音声・作品情報などを受け取り、 多くの配信サービスへ作品を納品しています。クライアント様のご相談内容に合わせて、

  • 特定の配信サービスに特化した形式
  • 幅広い配信サービスに対応できる万能な形式

など最適な方法をご提案しています。


以前、動画編集とエンコードの違いについて記事を出しましたが、今回はなゆたネットの業務であるエンコードに深く関わる、動画の“素材形式”について深掘りしていきたいと思います!

動画編集とエンコードの違いとは?? | 株式会社なゆたネット
なゆたネットは動画のエンコードをおこなっている会社ですが、動画編集をしている会社だと勘違いされることも多いんです!そこで、今話題のChatGPTで、動画編集とエンコードの違いを聞いてみました。な...
https://www.wantedly.com/companies/company_9104114/post_articles/510217

動画編集やエンコードに興味のある方、必見ですよ~!


そもそも、動画の素材形式とは?

動画の素材形式とは、動画データを記録するための形式のことであり、コンテナ形式コーデックの2つから構成されています。

  • コンテナ形式・・・動画データや音声データ、字幕データなどをまとめて格納するための入れ物
  • コーデック ・・・動画や音声を圧縮・解凍するための技術



動画で一番重要なのは?


受け取り、納品、配信、保管、中間素材…

動画ファイルの使用目的を明確にするために、形式決定する大きな要素は主に『品質』『容量』『互換性』の3つです。 これらの目的と形式がマッチしていることが重要になります。
3つの中では、『品質』は妥協しにくい傾向があるので、決定要因のベースになりやすいのです💡


形式選びの迷いを吹き飛ばす! メリット・デメリットを比較

映像ファイルや圧縮形式は環境の多様化・進化を重ね、増え続けているため、あらゆる場面を想定して、動画ファイル形式を使い分ける必要があります

特に使用頻度の多い形式の特徴が下記になります。

<大容量><高品質>

大容量形式ではあるものの、高品質という強みが好まれているので、容量・伝送面を強化することで頻繁に取り扱うことを可能にしています。


<品質と圧縮率調整>

mp4/mpgに関しては、圧縮率(ビットレート)によって容量や品質が異なり、品質・圧縮の調整について、適したものを設定する必要があると言えます。 調整次第でデメリットをカバーすることができます。


なゆたネットが考える“品質”って?

運用フローを構築していく上で、3要素のベースにあるのが『品質』です。 品質が相応なものでないと、フローとして成立しないこともあります。

  • mov/avi  → ProresHQ/CanopusHQ 想定
  • mp4    → H.264/H.265 20Mbps 想定
  • mpg/MXF → mpeg-2 50Mbps 想定

品質面で問題なしとされるものを<推奨👍>としています。

その他は品質面に少し懸念があったりもしますが、配信サービスの仕様が優先されるためこの組み合わせも存在します。 圧縮率(ビットレート)の調整次第で成立することもあります。

「エンコード最適化」には品質面をクリアしつつ、パフォーマンスを発揮する環境を整える必要があると言えるでしょう。


品質を保ちつつ、パフォーマンスもアップできる環境!

ここからは少し専門的なお話になります!
実際になゆたネットでのエンコードに適した設備・環境をご紹介します。

エンコード作業は映像品質に応じた形式で行うのですが、 エンコード速度は伝送速度PC処理の2点が揃うとパフォーマンスを最大限に発揮できます。 どちらかが不足すると、ボトルネックになりパフォーマンスを発揮できません。

  • データ保管 複数ドライブを搭載したRAIDストレージやNAS、SSDを使用
  • 伝送環境  USB3.0(5Gbps)や、10GbpsLANの接続
  • PC処理   高速なCPUやGPUを搭載

上記3点のバランスで、パフォーマンス向上に繋がります。

NASであっても、大人数のアクセス集中でパフォーマンス不足になることもありますし、
USB3.0で接続していても、HDDの場合実測は1Gbps程度しか発揮しないなど、環境によるので一概には言えません。

社内ではスペックのボトルネックにならないよう、機材更新・導入を行う必要があります。


~まとめ~ 3つを兼ね揃えた夢の形式誕生間近?

  • mov、avi、mp4、mpgなど、どの形式が最適か
  • 『品質』『容量』『互換性』3要素でどれを重要視するか

それぞれの形式に得意分野があり、総合的に判断することで、仕様を決定します。
それぞれに弱点もありますが、伝送環境を整備・PCスペックを向上することで、その弱点をカバーすることが可能であると言えます。

環境を整備することで、各形式の強みを最大限に活かしたフローが可能になるのです!

近年は、技術の進歩により高品質・少容量・高互換性の、すべてを備えた形式の誕生に少しずつ近づいています。ただ環境の整備については、配信サービス側も消費者側も全体的な進歩が進むことで、初めて達成と言えるのではないでしょうか。

最新のファイル形式が普及するときに、現状との比較をして最適な選択肢をとれるように、形式について理解を深めていくと良いですね!



動画の素材形式について、理解は深まりましたか?✨

動画形式にはそれぞれメリット・デメリットがあり、用途によって使い分けが必要だということが分かりましたね!

全てを理解できなかった…という方、問題ありません!!私もまだまだ勉強中ですw
ということで…わたしたちと一緒に日々追究し、新しいことに挑戦していく仲間を募集中です!


動画配信運用
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株式会社なゆたネット ・2005年に設立 ・代表取締役:白山 久壽 ■事業内容 【動画配信サービス運用】 動画配信サービスにおける映像処理を専門に扱うスペシャリスト集団として成長を遂げてきました。 テレビ局やコンテンツホルダーから預かったデータ(映像・画像・文字情報・字幕など)を加工・処理し、動画配信サービスに納品します。 取引を行う動画配信事業者・権利元は200社以上あり、アニメやドラマなど様々なコンテンツに携わることができます! また、技術開発にも力を入れており、4K/8K、HDR、Dolby Atmosなど新しい技術に触れられます。 【LIVE配信運用業務】 スポーツ・イベント系のLIVE映像運用および 映像監視を行っています!
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株式会社なゆたネット ・2005年に設立 ・代表取締役:白山 久壽 ■事業内容 【コンテンツ運用業務】 アニメやドラマ、映画などの 『映像エンコード』を専門に扱うスペシャリスト集団として成長を遂げてきました。 取引を行う動画配信事業者・権利元は200社以上あり、4K/8K、HDRなど新しい技術に触れられます。 テレビ局や配給会社から素材を預かり、迅速且つ丁寧に対応しているため、お客様からも高い評価を受けております。 幅広い案件で、アニメやドラマなど様々なコンテンツに携わることができます! 『映像エンコード』とは? 様々なサイトやサービス、ソフトで動画を視聴できるように、各サービスに適した形式に動画を変換します。 【LIVE配信運用業務】 スポーツ・イベント系のLIVE映像に対し、 映像の監視、配信運用を行っています! >>具体的には… 映像音声の乱れや映像受信エラーの早期検知、お客様のシステムをお借りして予備映像への切り替え等を行い、安定した配信運用を進行致します。
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これからもなゆたネットならではの情報を発信していきますので、お楽しみに♪

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