前回に引き続き、今回も印象に残った内見についてのインタビューをお届けします。
「どの内見も印象に残っているんですけど、その中でも特にあの日のことは今でも覚えています」
そう話し始めてくれました。
今回は、そのときの内見について、詳しく聞かせてもらいました。
— どんな物件だったんですか?
千代田区にある、タワーマンションでした。
居住フロアが19階以上で、窓の外には東京の街が広がっている。
エントランスに入った瞬間、「あ、これは別格だ」と思いました。
正直、案内する前から少し緊張していました。
こういう物件を担当するのは、何年経ってもまだ慣れません、、笑
でも同時に、「この物件の魅力をちゃんと伝えたい」という気持ちも強くありました。
それくらい、一目見て引き込まれる物件でした。
— お客様はどんな方でしたか?
都心で暮らしたいけど、騒がしい場所は苦手という方でした。
「利便性は大事だけど、家に帰ったときは静かでいたい」というご要望でした。
交通の便が良くて、でも落ち着いた環境。
その両方を求めていらっしゃいました。
正直、条件を聞いたとき、この物件が頭に浮かびました。
近くに緑豊かな公園があって、4駅8路線が使える立地。
利便性と静けさが、自然と両立している場所なんです。
— 実際に案内してみていかがでしたか?
エントランスをくぐった瞬間のことが、一番印象に残っています。
ホテルのようなロビー、光が差し込む吹き抜けの中庭。
「……すごいですね」
お客様がぽつりとそう言って、しばらく黙って周りを見渡していました。
こういう瞬間が、この仕事の醍醐味だと思っています。
言葉で説明するより、空間そのものが語ってくれる。
自分が何かをしたわけじゃないけど、この場所に連れてこられてよかったと、素直に思えました。
— 案内するうえで、意識したことはありますか?
この物件は、設備もサービスも充実しすぎているくらい充実しているんです。
24時間対応のフロントスタッフ、フィットネスルーム、バイリンガル対応。
全部説明しようとすると、情報が多すぎてお客様の頭に入りきらない。
だから意識したのは、「この方の暮らしに、何が一番響くか」を考えながら話すことでした。
事前のヒアリングで、朝の時間をゆっくり過ごすのが好きだとおっしゃっていた。
だから中庭の話を丁寧にお伝えしました。
「朝ここでコーヒーを飲む時間、きっと好きだと思いますよ」と。
お客様がふっと笑顔になって、「それ、想像しただけでいいですね」と言ってくださいました。
スペックを説明するより、暮らしの場面を一緒にイメージする。
それが、この仕事で一番大切にしていることかもしれません。
— 難しかった部分はありましたか?
この物件、実はペット飼育ができるんです。大型犬まで相談可能という、都心のタワーマンションでした。
お客様も犬を飼っていらっしゃったので、その点はとても喜んでいただけました。
ただ、ペット可の物件には細かい規約があります。飼育できる種類やサイズ、共用部でのルールなど。
喜んでいただいている場面で、規約の説明をしなければいけない。
テンションが上がっているところに水を差すような感覚があって、タイミングと伝え方をかなり慎重に考えました。
ネガティブな情報でも、ちゃんと理解した上で決めていただきたい。でも、せっかく気に入っていただいた気持ちも大切にしたい。
その両方を意識しながら、「大切なことなのでお伝えしますね」と自然な流れで説明するようにしました。
お客様に「きちんと説明してくれてありがとう」と言っていただけたときは、ホッとしました。
正直に、丁寧に伝えることが、お客様との信頼につながるんだと、改めて感じた場面でした。
— 内見が終わったとき、どんな言葉をもらいましたか?
「こんな暮らしができるんですね。来てよかったです」と言っていただけました。
その言葉が、すごく嬉しかった。
物件を「見せた」んじゃなくて、「暮らしを想像してもらえた」という感覚がありました。
そこに立ち会えたことが、単純に誇らしかったです。
不動産の仕事って、物件を売ることだと思われがちです。
でも本当は、その人がこれからどんな暮らしをするかに、関わっている仕事だと思っています。
住まいが変わると、毎日が少し変わる。
毎日が変わると、人生が少し変わる。
大げさかもしれないけど、そういう仕事に関われているという実感が、この仕事を続けていられる理由です。
お客様がこれからどんな暮らしをしたいか、どんな毎日を過ごしたいか。
その答えを、一緒に見つけていくのが内見だと思っています。
どれだけ条件が良くても、その人の暮らしにイメージが結びつかなければ意味がない。
逆に、完璧な物件じゃなくても、「ここで暮らしたい」と思ってもらえれば、それが正解だと思っています。
同じ物件でも、案内する人によって伝わる魅力は変わる。
同じお客様でも、そのときの暮らしの状況によって、刺さるポイントは違う。
だから内見は、毎回が違う。
だから内見は、毎回が面白い。
GREAでは、こういった高級賃貸の案件にも、早い段階から関わることができます。
「お客様の暮らしに、真剣に関わりたい」という気持ちがある人には、本当に向いている仕事だと思います。
一緒に、そんな瞬間を積み重ねていきましょう!
