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CEO interview【出版社からデータアナリスト!?医療系編集者から始まった異色のキャリアとその背景】

ーー大竹さんはDeNA分析組織を経てHogetic Labを創業されましたが、これまでの経歴について教えてください。

私は新卒でDeNAに入社したわけではなくて、医療系出版社での編集者がキャリアのスタートでした。そもそも学生時代は、京都大学医学部の保健系学部で医工学系の研究をしながら体育会のアイスホッケー部に所属しており、部活がメインの生活でしたね。

卒業後1年間は所属していたアイスホッケー部のコーチを務めつつ、空いた時間で勉強や就活をしていくなかで、医療系出版社への入社を決めました。決めた理由も『自分が好きで得意なことは何だろう?』と考えた時に、学生時代からスライド資料を作ることが好きだとに気づいたことがキッカケで、周りにも分かりやすいと言われて嬉しかったんです。

だからこそ出版社なら『自分で情報を整理して可視化して発信する仕事』だと思い、専攻していたことからも医学系の出版社に絞り込んで、入社に至りました。

ーー入社後は編集者としてキャリアをスタートしたわけですが、そこでも今に繋がる分析業務に携わることがあったのでしょうか?

配属先が看護系の編集部で、看護師国家試験の試験対策書籍の制作を担当していたのですが、入社後しばらくして当時のメンターから「看護師国家試験の分析に興味ないか?」と声をかけられたのが、仕事としての分析との出会いでした。

分析そのものに関しては大学時代、”糖尿病患者に向けた血糖値を光学で測定する研究”で統計的に解析したり、データを見ていたので、仕事として分析の世界に入ることにも全く抵抗なく、すんなり足を踏み入れていましたね。一方、当時出版社で行っていた分析は予備校のような分析と言いますか、過去十年国家試験の出題傾向を分析し、「傾向に合わせてこんな学習指導をしましょう!」と看護学校の先生方に向けて発信する国家試験レポートを作っていました。

ーーそこからDeNAに転職されるまでに、本格的にアナリストとしてのキャリアを歩んでいこう思うキッカケがあったのですか?

国家試験は1年に1回改定されるサイクルなので、どうしてもそれが遅く感じてしまって。仕事の進め方や考え方としても、触れるデータも『もっと早いサイクルで回したい』と思うようになったことがキッカケでした。

すると当時、DeNAが分析未経験OKのデータアナリストのポテンシャル採用をしていたのを偶然見かけて、「これは最高だ!」と思って受けに行ったんです。DeNAという会社にも興味がありましたし、ゲーム事業は事業サイクルもきっと早いだろうと思い、奇跡的に内定もいただけたのがDeNA入社の背景となります。


【肌で感じた『データ分析格差』。危機感から生まれたポリシーが創業へと駆り立てた】

ーーキッカケがポテンシャル採用だったとは…!そうして分析部アナリストとしてのキャリアが始まったのですね。

実はDeNA入社後、分析組織に配属となり、そこでの担当メンターがCOOの白石で、その師弟関係のなかでデータ分析の本格的なキャリアをスタートしました。そこでは生きているデータを事業にどうやって組み込むといいのか、データをもとにどのように事業を先導すると価値があるのか、様々なゲームタイトルの分析者、アナリストとしての動きを白石から教えてもらった一年半でしたね。

また、自分自身の志向性として全体を統括して方向性を決めたり、裁量の大きい仕事をしたい想いがあったので、縁があって組織のマネージャーを務めることもできました。マネージャー2年目には組織の副部長を務めたりと、たまたまデータサイエンスの世界に足を突っ込みんだところから、色々な経験を経て今日を迎えています。

ーーDeNAの分析組織で副部長まで務めていて、どうしてHogetic Labを創業しようと思ったのですか?

前職とDeNAでのギャップがキッカケとしてはありました。前職では分析業務とはいえどもExcelをベースにしたもので、いわゆる『レガシー企業で分析っぽいことをしていた』という感覚で。

一方DeNAは、分析をするための環境が何もかも整っていたんですよね。データ基盤もあって、データベースからリアルタイムのデータを持ってきて分析を回すことができて、50人近くのメンバーもいて……そういった分析環境の格差を感じました。

社会課題としてのデータ分析の格差といいますか、データを使える会社と使えない会社の格差は世界的に拡大しているだろうと思いましたし、日本においては特に顕著に感じました。

日本企業の国際的競争力を考えても、データをもとに柔軟に変化できないと即応性も失って戦えなくなってしまうだろうと肌身で感じて。それが自分のポリシーとなったことが、創業に至るキッカケでした。

ーー将来を見据えて社会的なデータ分析格差に課題感を持ったところに、仲間も集まっていったのですね。

このことをCOO白石に話したら「いいっすね!やりましょう!」と言ってくれて、はじめは副業として様々な企業に分析コンサルとして入る形でスタートしました。進めていくうちに、やはり私の思った仮説は正しかったみたいで。『データはあるけど、どう分析すればいいのか、どう事業運用に組み込んでいけばいいのか分からない』企業が、本当に沢山あったんです。

とはいえ、世の中に対して自分たちが副業でやり続けるのも限界があると思い、『何かしらの分析の仕組みやポジションを型化して、日本に行き渡らせる方法はないだろうか?』と、ビジネスモデルの検討をして法人化に至ったのが、これまでのHogetic Labの歩みになっています。


【データ分析をどうしたいのか?『ミッション』『ビジョン』にかけた想いとは】

ーー『Reinvent Every Business Management 〜 データの力で”経営”を再発明する 〜』をミッションに掲げていますが、このミッションへの想いを伺いたいです。

元々は『データ分析を全ての人に』を企業ミッションとして掲げていたのですが、『分析してその先をどうしたいのか?』という根源的な問いが残ったままでした。その違和感をメンバーと議論していくなかで、データの分析をいかに経営に組み込んでいくか、というところにたどり着いたんです。

というのも中小企業に限らず、事業が経営者の勘所で動くことってどうしてもあるんですよね。こういった勘所に再現性を持たせること、意思決定を振り返ることができるように可視化して未来を見通せるようすることが、私たちの果たすべき意義だと気づきました。

こうしてデータの力を信じて経営の形から変えていこうという想いを込めて『経営を再発明しよう』をミッションとして掲げています。

ーービジョンの『Collect and Connect All Data 〜 全てのデータを集めて繋げる 〜』はミッションを実現するためのあるべき状態ということですね。

そうですね。とはいえ、私たちの考えているアプローチとしては、トップダウンではなくボトムアップでスタートしていきたいと思っていて。現場でツールを使えない限りは、会社全体がデータ活用できるようになるなんてありえないですから、そういった意味でも現場の方々に向けて、簡単に分析を導入しやすくしたりしたり、ベースとなるものをソリューションとして作っています。

だからこそ、分析をするためにデータを簡単に集められるよう状態である、という部分がそもそも重要になってくるので、全てのデータを集めて、かつ簡単に繋げて分析できるようにすることを、ミッションの途中段階にある中長期的な経営ビジョンとして掲げています。

おかげさまで、お声がけいただくクライアント様も増えてきている状況なので、クライアント様としっかりと向き合って、ボトムアップからの分析を導入して、そこから社内へと徐々に影響力を膨らませて会社全体を変えていく、という動きをクライアント様とも並走して進めていますね。


【事業を作って駆け抜けてきた。『バリュー』に込めた『やっぱり大事にしたい』こと。】

ーーメンバーに大切にしてほしい価値観として『4つのバリュー』を定めているとのことですが、それぞれ内容を教えていただきたいです。

①『行動こそ価値 -Nothing is better than action-』

緻密に計画を立てて動くこともありますが、まず動かないと何も始まらないと思っていて。まさにDXもそうなのですが、ミニマムで始められるところからやらなければ結局全体に波及しないんですよね。

クライアント様に対して提案する時も、まずは自分たちからアクションを仕掛けてクライアント様に価値を届けていこうと思っています。そもそもHogetic Labが『失敗は許容する、動かないは悪』という考えを持った組織体なので、動かなければ何も変わらないよと普段からメンバーにも伝えています。

リスクは承知のうえで行動することを大事にしているので結果、アグレッシブなメンバーが多いかもしれないですね。自分からアクションすることを前提に、行動指針として持ってることが大切だと思います。

②『真の問を定義する -Define Deep Issue-』

クライアント様に言われたものをただ実装するだけではダメで、それを通して何を実現したいのか、クライアント様に寄り添って徹底的に課題を深堀る、ということを徹底しています。DXという市場が過熱していくなかで、本当にDXを達成できる会社とそうでない会社の2極化が進むと思っていて。だからこそ我々は前者であり続けるためにもクライアント様と対等なパートナーという立場で並走していきたいと考えています。

ヒアリングの段階からも、ただ表層的なことだけを聞いてもしょうがなくて。相手の組織の中での立ち位置や事情も紐解いてあげて、『本当にこの人は何がしたいのだろうか』とクライアント様の進路を私たちで定義して走っていこうと、徹底してクライアント様に向き合っています。事業会社出身のメンバーがほとんどなので、ある意味現場理解もあって泥臭い向き合い方だとは思いますが…(笑)

プロダクトを開発する時も、現在もクライアント様のもとでトライアルしているのですが、困りごとは徹底的に聞いて開発の現場にFBするという仕組みも整えているので、ユーザーファーストにできているかなとは感じています。

③『最先端を作り続ける -Always be a pioneer-』

いまHogetic Labのデータサイエンティストとデータエンジニア2つのグループで取り組んでいることが、世の中に今はまだない仕組みを実装することなんですね。

先行事例も、こうやれば良いというひな形もない状況で進めているので、私たちが最先端でいこうという気持ちは強く持っています。みんなで試行錯誤しながら、分からないなかでも泥臭くやっていますね。メンバーのレベルも非常に高いのでお互いに高め合い刺激し合うなかで新たなイノベーションを起こしていきたいと本気で思っています。

④『全ての行動に魂を込める -Do your best in everything-』

私は仕事に関わる全ての作業がすべて会社としての資産になると思っていて。自分たちが積み上げてきたものを有効活用できてこそ生産性も上がりますし、メンバー同士で活かしていかないと、会社としての強みをなかなか発揮できないと考えています。メンバーの数は限られているなかで多くのクライアント様のニーズにハイクオリティで応えていくには効率化できるところは徹底的にやっていかないといけない。そのために意識すべきことはあるよね?という狙いを込めてこちらを定めました。

だからこそ、何かを作る時に『自分だけが分かればいい』と雑に取り組むのではなくて、仲間にとってもシナジーを生める、相互作用してソリューションの質を高めていく、ということを会社として大事にしていますね。

先々を見据えて、全体にとって価値のあるものを魂を込めて作っていこうという想いで掲げています。

と、4つのバリューへの想いを述べてきて、総じてとっても泥臭いのですが…… (笑) クライアント様と向き合う時も同じで、泥臭く目の前のことに取り組んで、より大きな成果を生み出していこうという覚悟でやっています。こういった泥臭いバリューと、泥臭いメンバーに囲まれて、これまで進んできました。


【来たれ、尖り人材!データを使って日本の会社を変えていきませんか。】

ーースマートな泥臭さがすごく伝わってきました…!今後、仲間を増やしていくフェーズで大竹さんはどんな人と働きたいと思いますか?

前述のバリューへの共感も重要ですが、マインドに関しては吸収力、素直さが前提にある人と働きたいです。スキルに関しては正直、現在のメンバーみんなスキルが高いと思っているので。先端系の企業にいるプロ人材が多い環境ですし、自分のスキルに自信がある、尖りがある人はHogetic Labにマッチすると思います。

あとは、そもそも創業のキッカケにもありますが『分析の格差を埋めていく』『経営を再発明していく』ということがHogetic Labとして目指しているものなので、そこに対して課題感を持っている方、何かしらパッションを持っている方がいいです。

BizScholaという教育コンテンツも持っているので、分析未経験の人材、特に大学生を長期インターン生として受け入れて自社で育てて社会に還元する動きも並行して進めていきます。ミッションを達成するためにも”学校”というプレイヤーも巻き込みつつ何かできたらいいなと日々妄想しているところです。

Hogetic Labを通じて日本の会社を変えていこうと賛同してくれる方であれば、一緒に働けたら嬉しいなと思います!!

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