1
/
5

Wantedlyは、300万人が利用する国内最大のビジネスSNSです

This page is intended for users in Japan. Go to the page for users in United States.

「少し先の未来データ」アプローチで未知の体験を届ける!日本ユニシス協業プロジェクトの裏側

皆さん、こんにちは。ネストエッグ マーケティング部の岸畑です。
ネストエッグは、日本ユニシスと協業し、「今欲しい情報」をユーザーに”適切なタイミング”で提供するCX マーケティング・プラットフォーム「Fab-Stand(ファブ-スタンド)」を構築し、2021年3月8日(月)より貯金アプリ「finbee」にて提供を開始しました。(リリースはこちら

今回は、この「Fab-Stand」を推進する執行役員 川口にインタビューを実施し、この取り組みの背景や魅力、実現していきたいことについてお届けします。

執行役員 経営企画室室長 川口雅史
2004年より独立系コンサルティング会社にて新規決済事業(国際ブランドプリペイド/デビット/クレジット)の立ち上げやデータ分析業務に従事。2010年からはインフキュリオンに参画し、クライアント常駐型の新規決済事業構築やビッグデータを活用した予測システム構築など多くのプロジェクトに従事。2016年4月にネストエッグ立上げ支援を行った後、グループ内出向を経て、2016年9月にネストエッグへ転籍。

「ユーザーが欲しいタイミングで欲しい情報が届く」これまでにない体験を提供するための共同事業

--「Fab-Stand」では、どのようなことが実現できるのでしょうか。

finbeeというプロダクトが当初より目指している「楽しく貯めて、欲しいものを手にする」ための世界観を届けるための仕組みができたことになります。

このプラットフォームはDECAX(デキャックス)というマーケティング領域における消費行動モデルを参考にしています。「Discovery(発見)」→「Engagement(関係構築)」→「Check(確認)」→「Action(購買・行動)」→「Experience(体験と共有)」ですね。

finbee内の平均貯金期間が7か月ほどなので、その期間がユーザーと伴走できる時間と言えます。貯金期間は、消費行動モデルの中の「Engagement」で関係が築ける期間なので、そこでアプローチをしていって貯金の進捗度合いと欲しいものへの熱量を並行して向上させていこうと考えています。

ユーザー体験としては、finbeeだったら欲しい情報が必要なタイミングで手に入って、お得に購入できると感じてもらうことを目指していて、届ける情報としては広告やメディアの記事を想定しています。広告も届けるべき人に最適なタイミングで届けられることで有益な情報となります。

通常の第一想起をしてもらうためのマス向け広告とは異なり、finbeeはユーザーが将来何がしたいのかがわかるデータを持っているので、ピンポイントで個人に広告を出すことで価値の高い情報提供が可能です。「Fab-Stand」は、ユーザー、広告主、メディアの三者に価値提供ができるようになることを目指しています。

「Fab-Stand」を通じて、「これまでにない体験を提供したい」という想いをネーミングにも込めていて、「Fab」は「Fabulous(ファビュラス)=すごい、素晴らしい」という意味に由来しています。あまり馴染みがない単語かもしれませんが、叶姉妹のあの「ファビュラス」と同じですね。

--叶姉妹のあの「ファビュラス」なんですね!そう聞くと覚えられそうです!(笑)

finbeeならではの「将来のやりたいこと」データ×日本ユニシスの開発・データ活用ノウハウで新たな価値を提供

-日本ユニシスさんと協同事業として取り組むことになった背景を教えてください。

finbeeとして提携銀行との連携をしていく中で、ある銀行の基幹システムを日本ユニシスさんが担当していたことがきっかけで関係が始まりました。

日本ユニシスさんとしてもフィンテックの領域で事業拡大をしていきたいという思いがありました。彼らの銀行・流通業界に対するCRMデータシステムの開発ノウハウや「Rinza」というAIを使った分析・モデル構築実績とfinbeeが持つ「少し未来のデータ」を組み合わせることで新しい価値を提供することができそうだということで協業に至りました。

「これまでにない体験の提供」だからこそ、計画づくり、開発、営業すべてのフェーズでゼロからの取組み

‐‐実際に今回のリリースに向けて、大変だったところはどのような点ですか?

大変だったことはたくさんありますが、一言で言うと前例がない取り組みだったので何をするにもゼロから作り上げないといけないという点ですね。例えば、収支計画を作るときにも両社ともマーケティングが専門領域ではなかったので、どういうKPI、変数が妥当なのかなど、いろいろな人にヒヤリングをしながら業界動向を調査検討し、緻密な計算をしながら計画を立てました。

モデル設計のベースになっているDECAXについても、「貯金」データを混ぜ込んだモデルはあまり聞いたことはありません。finbeeの貯金カテゴリで最も多い「旅行」カテゴリでのペルソナを作り、貯金と連動したカスタマージャーニーを基にして体験設計やモデル設計をおこないました。

その後のモデルを開発面や営業面での整備など、すべてのフェーズでゼロから作り上げてきたので大変なことばかりでした。(笑)

▲大変と言いながら、満面の笑みの川口

「将来のデータ」を予測モデルに活用することで、因果関係を考慮したアプローチができる!

--大変と言ってますが、川口さん楽しそうですね!以前のキャリアでデータを活用したコンサルをされていましたが、購買データなど「過去のデータ」を活用した予測モデルと「将来のデータ」を活用する予測モデルの違いはどんなところにありますか?

「過去のデータ」と「将来のデータ」を活用する大きな違いのポイントは、過去データは相関関係はわかりますが、因果関係を導き出すことが難しい点があります。関連性はわかるけど、その行動が起きた理由は確率の中で考えるアプローチになります。

将来のデータを活用すると、因果関係を結びつけた異なるアプローチができるようになります。例えば、「ソファが欲しい」という事に対して、「なぜ?」を紐解くことができるとより適切な情報を届けることができます。「ボロボロになったから新しいソファが欲しい」のか、「今度結婚して引っ越しをするから、1人用ではないもっと大きいものが欲しい」のかで届けるべき情報は全然違ってきますよね。

こういった部分で、将来のデータを活用することは、過去データの活用とは異なるモデルのアプローチで欲しい情報を届けることができると考えています。

広告主にとってのメリットは、将来データを活用した効果的なプロモーションの実現

--アプローチ自体が全然違うんですね。広告主にとって「Fab-Stand」を活用するメリットはどういった点でしょうか?

マス向けに打ってきた広告よりも効果的にプロモーションが出来るという点です。「貯金」や「いつ頃、何がしたいのか」をユーザーが自分で宣言しているデータなどを活用することによって、より質が高いユーザーに直接アプローチすることができます。我々として目指しているのはこれまでの広告のやり方ではなくて、数は少なくても質が高いユーザーに対するアプローチなので、まずは質の観点での魅力を伝えています。

--「質」とは、「いつ頃、いくらくらいの予算で何がしたいのか」という将来に関するデータを活用したマッチングという点でしょうか?

そうですね。貯金や将来何がしたいのかをユーザーが自分で宣言しているデータを活用できるプレーヤーはなかなかいないので、このアプローチの実績をつくって、市場やビジネス自体を啓もうしていく営業活動が必要だと考えています。いまは単純なモデルからはじまっていますが、今後はAIや数理モデルを使ってマッチングの質や量を高めていきます。

まだ実装していませんが、finbeeはお金や貯金ルールなどの習慣化といったところも付加情報としてあります。例えば計画通り貯められている人は真面目度が高くて、計画通りいっていないとズボラ傾向といった人の内面、潜在的な面もデータとして表すことができます。可能性としてこういった点も考慮したモデルもつくれるので、finbeeならではのデータを活用した差別化ポイントで価値を磨いていくことが大事ですね。

--これまでの広告ビジネスの土俵ではなく、finbeeならではの新しい土俵を作って戦っていくってことですね。リリースから間もないですが、反響としてはいかがですか?

すでに確定している広告主もあります。finbeeの貯金カテゴリと相性がよい自動車関連やハウス関連、その他に生活系サービス関連の企業に興味を持ってもらっています。

finbeeユーザーの特徴のひとつである「お金、新しいサービスへの関心が高い」ことも広告主にとっての魅力

--自動車やハウス関連はイメージがつきますが、生活系サービス関連は意外ですね。どういったところに興味を持っていただいたんでしょうか?

finbeeユーザーの使い方として、「マイホームを購入したい」などの願望に関する貯金をしている人もいれば、今後、発生する支出に対して取り分けておくという使い方をする人もいます。後者はお金を計画立てて無駄なく使えるようにfinbeeを活用している方たちですね。

過去の広告実績で家具のサブスク系サービスのコンバージョンがよかったこともあり、ユーザー特性として生活の中で節約につながるものやお得・新しいサービスへの関心が高いことがわかっています。生活系サービスは家の近くのお店を「なんとなく」選んでいる方が多いジャンルなので、「もっと便利に、お得にできるブランド」があるということをお金や新サービスへの感度が高い層に直接届けることができる点でメリットを感じていただいたという背景があります。

--今後の注力していくアクションはどういったところでしょうか?

レコメンドモデルの精度向上、広告主の増加、メディアの開拓の3点ですね。広告主やメディアの開拓は、ユーザーにあった適切な情報を届けていくためにも重要です。メディアは、キュレーションメディアや美容や自動車などの面としてユーザーを持っている、特化したコンテンツを持っているメディアを想定しています。

「楽しみながら、自分の欲しい情報が適切なタイミングで届く」サービスとして、ユーザーの人生をより豊かにしたい

--「Fab-Stand」をきっかけに、ネストエッグとしてどんなことをかなえていきたいですか?

サービスを利用するきっかけや動機は色々あると思います。例えばゲームだったら「(純粋に)楽しいから」「達成感」などですね。finbeeにおいては、「楽しみながら、自分の欲しい情報が適切なタイミングで届く」ということがインセンティブに感じてもらえるようにしていきたいです。

アプリを起動する動機に貯金をするためだけではなく、情報という観点でfinbeeちゃん(※1)と会話することで自分が欲しい情報を届けてもらいたいと思ってもらえるようにしていきたいですね。

▲※1.finbeeちゃんとのコミュニケーションの場として、サポートfinbeeちゃんを開始。

その状態になれば、裏側では仕組みが動いて精度が磨かれていくので、一般的にあるようなリタゲなどのマス向けの行動ターゲティングではなく、ユーザーが欲しいタイミング、内容がどんどん届いてプロダクトのバリューも高まる好循環をつくることができます。

ユーザーとしても情報を出す必要がありますが、その対価として欲しい情報や興味のあることがアウトプットとして得られるので、そこに安心して価値を感じてもらえるようにこの取り組みを成長させていきたいと考えています。

株式会社ネストエッグでは一緒に働く仲間を募集しています
4 いいね!
4 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング