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技能五輪「印刷部門」で日本代表に選ばれたカイダ君のスゴいところ

今年6月に世界ラベルコンテストで「世界一」を受賞しましたが、その後、地元TV局や新聞社より多数取材の依頼をいただき、半年近くたった現在でも取材の依頼が続いています。改めて、「世界一」のインパクトの大きさを実感している次第です。

そのような状況で、また一つ、嬉しいニュースが飛び込んできました。技能五輪「印刷部門」で、当社の印刷技術者・カイダ君が優勝し、日本代表に選ばれました!(*゚◇゚)//""パチパチ♪

■日印産連 技能五輪大会の日本代表選手に甲斐田光選手(丸信)
http://www.newprinet.co.jp/?p=28639

11月26日に、東京で行われた記者発表に出席したのは、今回の優勝者・カイダ君と副工場長。業界紙を中心に10数紙が取材に来られ、早速、翌日から各紙で取り上げていただきました。

この記者発表の様子は、取材した業界団体のご厚意で、福岡県久留米の当社の本社工場にライブ配信していただき、同じオフセット印刷工場で働く従業員を中心に50名以上が記者発表の様子を見守りました。

ちなみに記者発表の席で、主催団体の専務理事さんより「カイダ君は、代表に選ばれて、東京に来れたことが嬉しかったそうです」と暴露されていました(^^;

その後、地元の新聞社から取材しいただき、社内報でもインタビュー。自治体や母校への報告も予定しており、今や引っ張りだこになりつつあるカイダ君(と、副工場長)。こうした、一連の、動きすべてに同行・同席している広報担当者として、少しずつカイダ君のスゴさが分かり始めてきましたので、その一端をご紹介します。

技能五輪はスピードと正確性が求められる競技

「そもそも、技能五輪ってどんな競技? 何がスゴいんですか?」

特に地元の新聞社やTV局からは、必ずと言ってよいほど最初に聞かれる質問です。これに対して「とにかく・・・印刷機がトレーラーみたいにデカくて・・・これ操作するのが難しくて・・・入社4年目の若手が動かせるのがスゴい・・・はずです・・・」と上手く答えられない私。

そんな曖昧で薄めの情報しか持ち合わせていなかったところに、切り込んでいただいたのが地元紙の記者さん。かなり具体的なところまで根掘り葉掘り突っ込んで頂いたことで、自社のことながら競技や印刷への理解が深まり、同時にカイダ君の内面も知ることができました。

まず、技能五輪(印刷部門)には22歳以下の年齢制限があります(世界大会は新型コロナの影響で23歳以下に緩和)。若手技能者を対象に「技能の重要性及び必要性をアピールし、技能尊重気運の醸成に資する」というのが目的です。

競技項目としては「①インク調合」と「②印刷」の2つ。印刷物としては、調合したインクを使用する「1色印刷」と、一般的なインクを使用した「4色印刷」。これを制限時間内に正確かつ美しく印刷することを競います。

実は2年前にもこの大会に出場したカイダ君。その時は制限時間をオーバーして僅差の2位。その経験から、今回はとにかく「時間」を意識して大会に挑みました。審査委員からは「なんで、そんなに慌てているの?」と言われるほど、断トツで速かったようです。

そして、もちろん、品質も高かったことから今回に日本代表に選定された訳です。ただし、正直、競技内容のどこが凄かったかを具体的に説明するのは相当に難しいので、カイダ君の姿勢や性格の方にスポットを当てたいと思います。

緊張しない笑顔の21歳青年

1.通常業務での経験

技能五輪の優勝は今回初ですが、そもそも過去7回の大会で優勝経験があるのは2社のみ。うち1社は最大手の印刷会社で優勝5回という常連でした。大手さんは大会に向けた数カ月間、練習プログラムを組んで万全の態勢で挑んでおられるようです。

当社のような中小印刷会社では、数カ月も人員が抜けたら現場は回りません。そこで、通常業務の中でいかに経験を積むかが重要。大会前、現場では極力、大会で使用する印刷物に近い案件を、彼に任せることをしました。

※社内練習の様子

2.逃げない

もう一つは、彼の「逃げない性格」です。通常業務の中では、どうしても難しい案件というのがあります。若手や経験が浅い社員は、失敗しないために先輩社員の手厚いサポートを求めるのが普通ですが、彼はあえて「難しい案件」も積極的にチャレンジしてきました。これも、通常業務の中でスキルを積むことができた要因ではないかと分析しています。

3.緊張しない

上司である副工場長が彼を評するときに必ず話すのが「緊張しない」こと。その秘訣を彼に聞いてみると、「小学生以来、何かで緊張したことはない」とのこと。それと「嫌なことは寝ると忘れるタイプ」という強心臓の持ち主。だからこそ、難しい案件から逃げない、という選択ができるのかもしれません。こればかりは天性の才能と言ってよいかも。

4.笑顔

記者発表という公の場で「彼の良いところは笑顔」と堂々と言い放った副工場長。緊張しないことと同じくらい「笑顔」も彼の武器であることは間違いありません。この笑顔こそが技術力アップには大切。副工場長は続けます。「彼の笑顔は職場を明るくしてくれる」と。

職場が明るくなると、前向きな気持ちになり、モチベーションも上がり、全体の生産性が上がります。実は、簡単なようで意外と難しいのが、職場で常に笑顔でいられことだったりします。それを自然とやっているカイダ君。職場の影響も踏まえると、副工場長が「笑顔」を評価することに頷づけます。

5.落ち着き

常に坦々と。技能五輪の一連の取材対応の中で彼の言動を見る限り、この言葉がぴったりハマります。前回大会2位から今回は優勝ということで、それだけ聞くと、並々ならぬ野心でリベンジを果たしたように思われそうですが、まったくそんなことは無し(たぶん)。

記者から「前回大会2位の時はどんな感想でした?」と聞かれ、すかさず甲斐田くんは「割と良いとこ行ったかな~と思いました」と、彼らしく、むしろ誇らしげな様子。今回の優勝でも、過剰に喜びを表すようなこともなく、何か悟りを開いているかのような姿勢に、21歳の若者とは思えない落ち着きがあります。

世界大会は2022年秋・中国で

そんな感じで、全てではないですが、当社のカイダ君のスゴさが少しずつ分かってきました。ちなみに、一つだけ付け加えておきたいのは、当社には日本代表を育てた現役の先輩たちが多数在籍しているということ。もちろん技術も経験も彼以上のものを持っています。一応、印刷会社として、“日本代表選手を育てられる人材が多数いること”、これだけはアピッておきたいです、はい。

ただ、競技はあくまでも年齢制限があり、参加企業が限られる中での1位。会社の事情や方針等で大会に出ない印刷会社や実力ある技術者はもっとたくさんいるし、熟練の技術者を含めたら彼より凄腕の技術者がたくさんいるのは当然のこと。日本代表に恥じないよう、真の日本一の技術者を目指して、これからもっと経験を積んでもらいたいところです。

と本人に話すと、おそらく「あ、はい、頑張りま~す」と返してきそうですが、、、。しかも満面の笑みで。

さて、日本代表に選出されたからには世界大会があります。2022年秋ごろ、中国・上海。

周りは大きな期待を寄せると思いますが、そんなことはお構いなしに、いつも通りマイペースで競技をこなし、世界大会に出場した感想を聞かれて「上海に行けたことが嬉しい」と喜ぶカイダ君の姿が目に浮かびます。

※カイダ君(左)と副工場長(右)

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