こんにちは。ディレクターズ・ユニブ採用担当の渡邉です。
今回は、グラフィックからWebまで幅広く手がけるチーフデザイナー・疋田さんにインタビュー。未経験から始めたWebデザインをどのように身につけたのか、そして、日々のクリエイティブで感じている想いについても伺いました。
チーフデザイナー/クリエイティブ事業部マネージャー 疋田
―経歴を教えてください。
成安造形大学でグラフィックデザインを学んだ後、滋賀県の印刷会社に入社しました。
約12年間、グラフィックデザイン部門でパンフレットやチラシなどの印刷物、イベントツールのデザインを担当してきました。
グラフィックデザインは一通り経験したという手応えがあり、また時代がデジタル中心へ移り変わっていく流れも感じていたことから、Webデザインに挑戦できる環境を求めてディレクターズ・ユニブへ転職しました。
―Webデザインはどうやって学びましたか?
Webデザインは未経験だったので、最初はグラフィックデザインをベースに取り組み始めました。Webならではの表現ができず壁にぶつかることもありましたが、数をこなせる環境だったこともあり、手探りながら少しずつ感覚をつかんでいきました。また、HTMLなどの構築部分については、オンライン講座や初心者向けの本で基礎を学びつつ、実務で手を動かしながら習得しました。
入社して5年目になりますが、2年目くらいからは自分でも「ちゃんと作れている」と感じられるようになり、その中で徐々にクオリティも上がってきたと実感しています。
―印象に残っている仕事は何ですか?
会社のロゴ制作を担当したことです。前職ではブランドデザインに携わる機会がなく、とても貴重な経験でした。
実際に取り組んでみると、紙面のレイアウトとは全く違う難しさがあり、ロゴ自体は形にできても「なぜこのデザインなのか」を納得してもらうための説明に苦戦しました。試行錯誤の中で、代表にアドバイスをもらいながら会社の理解を深め、使用される場面を想像し、形や色に根拠を持たせてデザインを言語化できるようにしていきました。こうしたプロセスを積み重ねてストーリーを持たせたことで、最終的には社員へのプレゼンテーションでも受け入れてもらえたと感じています。
チラシやポスターは目にするのが一瞬ですが、ロゴは長く使われ、毎日誰かの目に触れるものです。その重みを実感し、「意味のあるデザイン」を作ることを学んだ、印象深い仕事でした。
―業務をする中で大切にしていることはありますか?
「何事に対しても誠実でいること」を大切にしています。
以前、作ったデザインに対して営業メンバーから修正を頼まれ、言われた通りに直した結果、元のデザインからかけ離れてしまい、代表から「それでいいのか?」と指摘を受けたことがありました。あの時は、営業メンバーと意向をすり合わせるべきでしたし、デザインに対しても誠実ではなかったと反省しています。
恥ずかしながら、まだできていない時もありますが、仕事やデザインへの向き合い方、人との関わり方において、常に誠実でいることを心に留めて働いています。
―今後挑戦したいことは何ですか?
ブランドデザインの仕事にもっと挑戦してみたいです。
これまでは与えられた素材をもとにデザインすることが多かったのですが、今後は大きなプロジェクトなどのデザインコンセプトから考え、さまざまな場面に展開してもらえるような仕事にも関わっていきたいと考えています。
―最後に、どのような方と一緒に働きたいですか?
言われたことだけをやる、いわゆる“指示待ち”タイプの方だと難しい場面が多いと思います。仕様が固まらないまま案件が動き出すこともあるため、相手が求めていることを考え、自分から提案できる方と一緒に働きたいです。
また、日々進化する技術やデザインを自ら見つけて取り入れていける方が向いていると思います。新しいものに前向きで、変化を楽しめる人と一緒に働けると嬉しいです。