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【代表インタビュー】何もしなければ、自分の強みなんて分からない。16歳からビジネスで戦い続けてきた代表が照らす未来

16歳で高校中退。その後、職を転々としながら自らの才能を開花させ、21歳で株式会社OfficeBrightを立ち上げた淀澤さん。会社組織に頼って生きるのではなく、“個”の力によって時代を生き抜く若手ビジネスパーソンの育成を目指し、順調に業績を伸ばし続けています。現在、第二創業期を迎えた株式会社OfficeBrightの歩みと、これからの展望について詳しく伺いました。


淀澤 伸之 / グループ代表

高校を中退し、建築現場の作業スタッフや人材派遣業、化粧品営業などを経験。「自分のように道を外れた若者の味方でありたい」と感じ、株式会社OfficeBrightを設立した。社名には「一人ひとりの輝きを見つけ、未来を照らす」という願いが込められており、社員個人の幸せにつながる未来の実現を目指している。

現場スタッフ、人材派遣、営業。さまざまな経験で磨かれた自分の強み

ーーまずは学生時代の経歴から、教えてください。

中学時代から、目立つことが好きでした。社会のレールから外れた方がイケている。そんなふうに思っていたんですよね。ぼんやりと将来の仕事について考えることもありましたが、「今が楽しい!」という気持ちの方が大きかったです。そんな時に、僕と同じ中学校の先輩が仕事で活躍していることを知りました。10代から建築現場の仕事に就き、しっかり稼いでいてカッコよかった。先輩の姿を見ているうちに「そういう生き方も良いな」と感じて、高校を中退しました。

ーー最初のキャリアは建築現場のスタッフだったのですか?

そうなんです。そこからさまざまなキャリアを経験しました。夜のお店でキャッチをしたり、人材派遣業や化粧品営業をしたりしながら、自分にとって強みとなる「武器」を増やしていたのだと思います。特に個人事業主として始めた化粧品営業は、インセンティブも含めて最高月収120万円を達成した月もありました。50代の女性をターゲットに絞り、積極的に声をかけて提案を繰り返した結果、対人スキルがかなり鍛えられましたね。百貨店の化粧品売場で知り合った方に、「弊社で扱っているコスメを一度試してほしい」と商品をオススメしたこともあります。光回線を提案する飛び込み営業にチャレンジしたこともありました。若いうちに地に足のついた泥臭い経験が積めて、本当に良かったです。

ーーさまざまなキャリアを経験し、ご自身の強みである「対人スキル」を高めていったのですね?

はい。僕がやっていた個人向け営業がまさに象徴的ですが、「あなただからお願いしたい」と依頼されるビジネスモデルは属人性が高く、対人スキルも伸ばしやすいです。一方で月々の売上が安定しにくく、自転車操業に陥りやすい側面もあると感じていました。もし会社を作るなら、継続した売上実績を保つ仕組み・事業を作っていこう──そう思っていた矢先、僕の母が病に倒れました。がんが再発し、余命3ヶ月と告げられたのです。

いろいろと調べたところ、助かるためには海外の最先端医療による治療法しかないと分かりました。しかし非常に高額な治療法だったため、すぐにお金が底をついてしまい、治療を断念。母はそのまま息を引き取りました。

「稼ぎたい」と思って、高校を中退してまでお金を追い続けてきたのに。お金の力では、母の命を助けられませんでした。

それまでは「認めてほしい。すごいと思われたい」という承認欲求のために、お金を稼いでいた自分がいました。でも、お金って本来、大切な人を助けたり、人生の選択肢を広げたりするものではないだろうか。母の死を境に、そう感じるようになり、株式会社OfficeBrightの立ち上げを真剣に考え始めました。

若者の未来をはるか遠くまで照らす光になりたい

ーーどのような想いで、株式会社OfficeBrightを立ち上げたのでしょうか?

「自分のように道を外れた若者の人生を、逆転させてあげたい」という想いが、強くありましたね。

母が亡くなってから、化粧品販売に加えて、積立保険の事業にも取り組み始め、少しずつ安定した業績が見込めるようになりました。個人事業主からいよいよ会社設立を視野に入れられるようになり、お金や時間に余裕ができて、人も集まるようになってきました。そうなってようやく、今までの自分を落ち着いて振り返ることができたんです。

「高校を中退し、どうしようもなかった自分でもここまで登ってこれた。どんな人間でも、正しい努力をすれば輝けるはずだ」と思えるような自分に、いつの間にかなっていました。

ーー「稼ぎたい!」と思っていた自分から、「誰かを支えたい」という自分へ変わったのですね?

変わりました。これは僕の持論ですが、幸福度は「お金」「人」「時間」のバランスが取れている状態に大きく影響していると考えています。例えば、心の中にコップがあるとします。そのコップの中身が「お金」「人」「時間」で満たされて初めて幸せを感じ、周りも満たしたいと思えるのかなと。

僕自身、デキた人間ではありません。自分の心にあるコップに「お金」「人」「時間」がちょうど良く入ったから、ようやく幸せになれたんです。だからこそ、次のステップとして「周りにもこの幸せを広げていこう」と思えるようになりました。

ーー株式会社OfficeBrightの、会社としての強みはどこにあるのでしょうか?

これからの時代は、会社に頼って生きるのではなく「個人としていかにキャリアアップしていけるか」が問われるでしょう。そうした「個の時代」を戦い抜く若い人材が輩出できる点に、会社としての強みがあります。

個の時代を戦うためには、次の3つの要素が不可欠だと思っています。

1つは「地上戦に長けること」。地上戦とは、対人スキルを活かした戦い方です。日本能率協会がビジネスパーソン1000名に行ったアンケート調査によると、「AI時代に、ビジネスパーソンに求められるスキル・能力は何だと思うか」との問いに、40.7%が「コミュニケーション力」と答えています。コミュニケーション力の高い人材は、どんな組織においても必要とされます。意思伝達力、傾聴力、愛嬌、チームワーク、トラブル処理能力…こうした対人スキルを伸ばすことは、経営者としての成功にもつながりやすくなります。そして20代で泥臭い経験をいかに積んでいるかで、身につくスピードも変わるでしょう。その点、当社は地上戦を鍛える環境が揃っています。

2つめは「20代で経験の前倒しをすること」。20代で20代なりの経験、30代で30代なりの経験を積んでも、周りと差をつけることはできないですよね、年齢に見合った経験を積むよりも、例えば20代のうちに40代までの経験を積めたらどうなるでしょうか?レバレッジが効き、二次曲線的に成長を遂げることができると考えています。

3つめは「自らの強みを知り、社会への売り方を知ること」です。自分にはどんな強みがあり、仕事にどう活かせるかについて言語化できているでしょうか?まずは自分の能力を正しく理解することが、個の時代を生き抜く“何者か”になるための第一歩になります。

ーー具体的には、どのような組織体制を整えているのでしょうか?

まずは「地上戦を戦う力を鍛える場」として、営業代行事業を立ち上げました。さらに、安定した経営基盤を築き、会社という“船”がつぶれないようHR事業部を創出。社会情勢にも左右されにくく、若手ビジネスパーソンの成長を支えられる組織となっています。

【新規事業紹介】日本の労働市場を新たに拓く育成型人材紹介サービス『HINODE』をご紹介! | 株式会社OfficeBright
「一人ひとりが輝きを見出せる社会へ」を企業理念にかかげているOfficeBright。社員が次に活躍するステージを照らし、自己実現へと向かう道のりを応援したいと考えています。今回紹介するのはOf...
https://www.wantedly.com/companies/company_9643203/post_articles/882272
個の時代を戦える若者を輩出する新規事業「HINODE」をスタート!詳しくはこちらの記事で解説しています!

「自分は何者なのか」が感じられる原点を仕事で見つけてほしい

ーー若手人材の活躍についても、教えてください。

当社は各事業部ごとに分社化し、社員の中から子会社の社長を抜擢。経営を全面的に任せる方針を取っています。なぜなら、社長のワンマン経営では会社経営が安定しないと考えているからです。経営を安定させるためにも、組織の仕組み化は不可欠です。また、「20代で経験の前倒しをすること」という方針にも合致しています。

僕自身もそうでしたが、自分の人生の目標が定まらず、ぼんやりしている人は意外と多いんです。自分の特技について質問されても、なかなか答えが出ない。それでも時代の変化の波に合わせて、生き抜く必要があるから焦ります。焦ってしまう前に、自分が目指したい方向と当社が交わる接点が見つかれば、主体的に動き出せるんじゃないかと思うんです。

あなたの中で、何が一番とがっているのかを見つけて、共に走りたい。そのチャンスを「自分の原点」として、体感してもらいたいんです。

特に若い方は、社会人経験が乏しく、自分の中の小さな物差しでしか可能性をはかれないものです。若者たち一人ひとりの小さな輝きを照らし、次のステージへと送り出していきたいですね。

ーー入社後のキャリアステップはどのようになっていますか?

あくまで1つの例ですが、以下を想定しています。

1.あなたの輝きを活かせる事業部に配属
2.メンバーとして、個人の成功体験を積む
3.チームリーダーとして、チームメンバーの成功体験を生む
4.子会社の役員として、経営経験をつむ
5.子会社の社長、または親会社の役員として、会社の成功体験を生む

最初は「個人の成果」の達成を目指し、成功体験を積んでいただきます。あなた自身が持っている強みを一緒に探しながら、仕事の成果につながる喜びを感じてください。その後はマネージャーとして、チームや事業全体の成果を出すミッションにチャレンジ。マネジメントスキルを磨き、最後は子会社社長・役員を目指します。親会社の役員として経験を積むことも可能です。ここまで、30代で達成させるのが目標です。

最近も「弱冠24歳・未経験入社2年目」のメンバーが営業代行事業の社長に抜擢されました。実は彼は元々、夜の街で僕に声をかけてきたキャッチだったんです。「いいお店がありますよ」と声をかけられて最初は相手にしていませんでしたが、なぜか人の懐にスッと入り込んでしまうような愛嬌があって、印象に残っていました。「もしかして、対人スキルを磨けば伸びるかも」とピンときて会社に誘ったところ、優秀な営業人材へと成長したんです。このように、自らの強みを知り、社会への“売り方”が分かれば必ず活躍できると思います。

これから目指したい会社の未来と、仲間のこと

ーー今後、会社として目指したいことについてお聞かせください。

現在、OfficeBrightには20名ほどの仲間が集まっています。結婚・出産を経ても活躍してくれている社員もいますし、これからも彼らの生活を守りながら高みを目指していきたいです。

そのためにも、より強固なビジネスモデルと組織構造を作り、OfficeBrightが沈まないようにしていくことが僕の役目。より速いスピードで成長していくためなら、僕よりも経営能力が高い人材にバトンを引き継ぐという選択肢もあり得ます。

5年後に年商数十億円、営業利益30〜35%で売却し、社員にはストックオプションとして還元できたら最高ですね。

ーーこれからともに成長する仲間として、どのような方に入社してほしいと考えていますか?

とても難しい質問ですね。どんな人にでも「活かせるスキル」がありますから。

例えば「継続してコツコツできる方」。当社で十分活躍できます。目の前のことを淡々と続けていける方は、意外と少ないんです。でも継続する力があれば、「どうすれば相手に伝わる提案ができるだろうか」と考えて、試行錯誤しながら営業に取り組めますよね。これは大きな強みです。

また「忘れっぽい」も、強みになります。嫌なことがあってもすぐに忘れてしまう方は、人間に本来備わっている防衛本能が高いとも言えます。ストレス耐性が高く、切り替え上手だから、また次のチャレンジへと前向きに歩き出せるでしょう。

「サボりぐせがある方」も大丈夫。先輩社員の中にもいます。「気持ちが乗らないな」という日があっても平気なように、サボりにくい仕組みを社内で作っていますのでご安心ください。

あなたにしかできない、あなたの強みはどこにあるのか。そこから一緒に考えていきましょう。

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