「メロンが大豊作!」
一見、喜ばしいニュースですが、地域が抱えていたのは“豊作の危機”。北海道のある地域では出荷量を超えるメロンの豊作で、売れ残りや廃棄の懸念が生まれていました。
地域デザイン事業本部では 「地域の財産を無駄にしたくない」と解決策を模索。別の地域の事業者と連携し、“新しい解決のかたち”を生み出した事例をご紹介します!
努力を水の泡にしたくない・・「地域の財産」を守ろう!
北海道の夏も以前と比べて暑くなり、農作物への影響も大きくなっています。CCSが関わる地域でもその影響が・・。
北海道のある地域では、気候条件の変化によってメロンの生育が例年以上に良く、収穫量が大幅に増えました。
一見、うれしい出来事のようですが、実は出荷量を大きく超える豊作が原因で、売れ残りが発生してしまったんです。
このままでは廃棄されるメロンが出て、生産者さんの努力が水の泡になってしまう・・。地域経済にも影響を与えかねない深刻な状況でした。
メロンはいわば「地域の財産」。何とか活かす方法はないかと、チームメンバーで頭をひねりました。そこで思いついたのが、メロンを「原料」として活用してもらうこと。
まずは、ふるさと納税を通じて交流の多い、別の地域のジェラート店に相談してみました。その結果、メロンを原料として使った新しいジェラートの開発・販売が実現したんです。
さらに、焼き菓子店やベーカリーなど複数の事業者さんにも、原料として活用してもらえることに!
出荷できず廃棄になってしまったかもしれないメロンに新たな価値が生まれ、地域を超えた連携で“おいしい解決”へとつながりました。
関わる人みんなが幸せになる「サーキュラーエコノミー」に
ジェラートは販売後すぐに完売するほどの人気商品に!
廃棄される予定だったメロンが、ジェラートや焼き菓子などに姿を変え、「よろこばれる形」で届けられた。生産者にはきちんと対価が支払われ、サーキュラーエコノミーにも繋がりました。
関わる人みんなが幸せになる形をつくれたのは、純粋にうれしく、今後の展開への大きな手応えを感じる結果に。
今回の連携をきっかけに、生産者・加工業者・自治体の間に新たなつながりも芽生えています。ふるさと納税の仕組みを活用して、“自治体間コラボ”として返礼品化を進める動きも出てきているんです。
これまでは各地域の内側で完結していた取り組みが、外へと広がり、お互いを補い合う関係へと発展している。“地域の資源を無駄にしない”というサステナブルな意識が、関わる人の中に根づき行動へつながることを実感しました。
今回の事例は、単なる“特産品コラボ”ではなく、「地域の課題を、別の地域の力で支える」モデルケースとして注目されています。
これからも地域の課題をチャンスに変える“つながり”を生み出していきたいですね。
地域の人たちと一緒に考え、行動し、形にしていく。そんな“共創の輪”を一緒に広げる仲間も増やしていきたいです。