1
/
5

「目的地も、レールも変えられる」大手企業務めの道から飛び出してベンチャー企業にジョインしたメンバーが話す変な商社の魅力

総合旅行会社H.I.S.のグループ企業として、2017年に設立された「変な商社」。グループ内のホテル・テーマパークに向けた商事事業からスタートし、2023年の現在ではグループ外のホテル、旅館、テーマパーク、グランピング施設などに対する商品の卸販売事業や、自社で飲食事業なども展開しています。「変な商社」の「変」は、変化の「変」が由来。今回は変な商社に転職をしたことをきっかけに、自身のキャリを大きく「変化」させ、現在活躍している社員を紹介します。


今回紹介するのは、ファーストキャリアで大手金融機関・人材系コンサルティング企業で営業を経験し、2022年1月にジョインした笹島裕顕さんです。本記事ではそんな大手企業経験者のインタビューを通し、「自身のやりたい仕事で成果を出しながら、会社に貢献する」モデルケースを紹介します。

IPOにむけた資金調達をミッションとして ~自分の強みの活かせる領域にキャリアチェンジ~


Q:現在はどんな業務を担当していますか?


笹島:所属は人事総務部なのですが、前職での経験を生かした財務関連の仕事も担当しています。財務関連の業務では、資金調達や金融機関との折衝業務をしています。中でも大きなものが、IPOに向けた資金調達で、金融機関に提出する資料作成など行っています。金融機関へ提出する資料の作成や説明には、ある種のコツが必要になります。前職での経験もあり、自社の強みや将来性をしっかり伝えられる資料作成や説明には自信があります。当社は2026年にIPOすることを目指しており、社長と二人三脚で投資家や金融機関と折衝することが多く、非常に大きなプロジェクトに携われていると感じています。


Q:人事総務業務では、どのような領域を担当していますか?


笹島:部署は私1人しかいないので、採用やインナーコミュニケーションを促す社内行事の企画、人事評価制度の運用、給与計算など、非常に多岐にわたる業務を担当しています。これまでのキャリアで経験してこなかった業務ということもあり、まずは「与えられた仕事を、きっちりこなす」ことを意識しています。


Q:未経験の業務を1人の部署を担当されているのはすごいですね。不安などはありませんでしたか?


笹島:前任の担当者がしっかり引き継ぎ書を作成していたので、安心して業務に当たれました。部署も1人とはいえ、顧問弁護士や社労士の方々もいらっしゃいますので、都度、相談や連携しながら進められています。自分はやはり人事総務に関しては初心者ですので、しっかり各所と相談しながら選択肢を絞り込んでいき、最適解を見つけていくイメージで業務を遂行しています。

一方で、採用業務は結構大変に感じます。私は過去の上司から「ストレートしか投げられないピッチャー」と言われたことが深く印象に残っています。目的に対して小細工をせずに最短距離で行きたいと考えるタイプで、人事総務に求められる気配りやコミュニケーションが比較的苦手なんです。採用業務のなかで、変な商社の魅力を120%伝えたり、たくさんの人とコミュニケーションを取る必要があります。このような、私が苦手意識のある人事総務の業務は、社内で得意な人が補ってくれるので、自分が得意とする業務範囲に集中することができ、初めての業務でも安心して進めることができます。



「どこに向かうかも、どう向かうかも自分次第」 キャリアップにつながる刺激的な環境


Q:これまでのキャリアでは、従業員数が1000人以上の大手企業を渡り歩いてこられました。そこから、社員数30人ほどのベンチャー企業である変な商社にジョインした経緯を聞かせてください。


笹島:これまで社会人として生活した9年のうち、前半7年を地方銀行、後半2年を人材系の企業で過ごしました。いずれも営業マンとして仕事をしていたのですが、自分の長い人生を考えたときに「このままでいいのだろうか」と漠然と感じていました。営業マンとして長く活躍していくには、2つの軸があると考えています。1つは「コミュニケーション力」で、もう1つが「ノウハウ」です。コミュニケーションは先ほどお話しした通り、比較的苦手な領域なので、今後を考えたときに、どこかで限界が来るのではないかと感じていました。一方で後者のノウハウは、経験すればするだけ、自分に蓄積されるものです。では、自分に蓄積されているノウハウは何かを考えたときに、財務関連の経験と知識だと思い、そのノウハウをさらに磨ける・活かせる会社として変な商社を選びました。

変な商社は、まだ若い会社ということもあり、これからチャレンジすることがたくさんあります。選考を通して、会社や社長の熱量や目指しているものを聞くうちに、自分に蓄積されたノウハウを生かしながら実行者として携わることに大きな魅力を感じたのもポイントです。


Q:前職での経験は、今どのように生きていますか?


笹島:先ほど業務内容でお話ししたように、金融機関に対する資料作成で非常に役立っています。地方銀行でのキャリアの後半は、担当企業の決算書を読み込んで融資判断を行っていました。昨今は様々な経済状況もあり、金融機関が融資する際の判断はシビアになっています。どうしたら融資業務を通して担当企業様にお役に立てるかを必死に考えてきた経験値は、現職で金融機関とコミュニケーションする際に生きていると感じます。


Q:前職までと変な商社では、企業規模が大きく異なります。入社してみて感じたギャップや、やりがいにはどういったものがありますか。


笹島:やはりこれまでは大規模な会社でしたので、振り返ってみるとシステマティックだったなと感じます。逆に今は、自由であり、スピーディーさを感じることが多いですね。まだ仕組みが不十分なことも多いので、ひとつひとつの判断やアクション、トラブル処理なども思いがけなかったことがたくさん起こります(笑)。「台風が来た、さてどう受け止めようか」といったイメージが近いでしょうか。

あとは、変な商社のバリューの一つに、"First & Fast ~何ごとにも一番最初にやる、誰よりも速いにこだわります~”というものがあります。これまで世の中になかったことを先駆けて実行する、という意味です。その中では、「本当にこれ、できるの?」と感じるものもあります(笑)。前例のない、必ずしも成功にたどり着くとは限らない案件の数々を自らの意思決定で捌いていく判断をすることはこれまでにない経験で、とても楽しいですね。言い換えれば、「レールがない」。自分たちの判断や頑張り次第で、レールも変わりますし、目的地も変わっていきます。これまでは、どちらかというと保守的な会社でしたので、あまりない経験で、刺激的です。


Q:台風というのは面白い表現ですね(笑)。そんなときはどう対応されているのでしょうか?


自分は明確に「これがやりたい」という軸をもって変な商社にジョインしました。何かトラブルがあった際に放置してしまうと、どんどん深刻化してしまい、やりたいことに割くリソースも削られてしまいます。そうならないよう、早めに対処法を考えて、トラブルシューティングしていくことを心掛けています。


Q:「明確にやりたいことをもってジョインした」という言葉が非常に印象的です。一方で、人事総務業務はご自身の「やりたいこと」とは異なった領域です。この点にギャップは感じていますか?


笹島:確かにやりたいこととは異なりますが、経験値として非常に重要なものだと前向きに捉えています。長い人生を生きていく中で、引き出しや選択肢は多い方がいいですから。「財務」という、自分がやりたい領域で限界が来たときに、また別の選択肢があることは重要です。どんな仕事も、預けてもらえるなら全力でこなす。そうすれば、必ず自分に蓄積されるものがあるはずなので、それが私の「勝ちパターン」になります。


Q:変な商社に興味を持っている方へ、メッセージをお願いします。


笹島:当社はIPOに向けて、これから非常に重要な時期を迎えます。ぜひ、この大きな「波」に乗るだけでなく、波を強化したり、新たな波を生み出したりする熱量を持った方にジョインいただきたいです。私が変な商社にジョインしたのはコロナ禍の真っただ中でした。ホテル業界が苦しいこともあり、当社もまだ絶好調とはいえない状況です。ただ、苦しい中でも営業のメンバーが多くの顧客を開拓してくれました。新たな価値をつくるB2B向けの受発注システムの開発も進んでいます。これから一気に花が開く準備は整っていると感じます。一緒に宿泊業界に新しい変化を生み出せる仲間になっていただければと思います。



変な商社株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
4 いいね!
4 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
変な商社株式会社からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?