楽天フルフィルメントセンター多摩(RFC多摩)に、2025年8月、新しいメンバーが加わりました。
物流業界で長くキャリアを積んできた近藤さん。入社して半年が経ち、現場の「当たり前」と向き合いながら、一歩ずつ進んでいる今の心境を聞きました。
「一番、経験が活かせる場所」を探して
――JPRLに入社されたきっかけを教えてください。
近藤:これまでEC物流の現場で、業務改善に深く携わってきました。前職ではその成果を評価いただき、複数回表彰を受けた経験もあります。いくつか他社も検討しましたが、なかでもRFC多摩は稼働して間もない新しい拠点。
そのような拠点だからこそ、決まったルールをなぞるだけでなく、自分の培ってきた改善のノウハウを反映させながら、より良い現場の仕組みを一から自分たちの手で作っていける。そのフェーズにあることに大きな魅力を感じたのが、入社の決め手でした。
――今の現場で、これまでのスキルが特に活かせていると感じる部分はどこですか?
近藤: テクニカルな部分もそうですが、一番は「対人コミュニケーション」の取り方ですね。物流現場には様々な方が働いていらっしゃるので、これまでのキャリアで培ってきた、相手に合わせた話し方や伝え方が今の現場でも活きていると感じます。
RFC多摩のスタッフさんは非常に業務理解度や習熟度が早く、そうした優秀なメンバーの力を最大限に引き出すためにも、まずは信頼関係を築くことを大切にしています。
培ったノウハウを、今の現場に最適化させていく。
――即戦力として期待されての入社でしたが、戸惑うこともありましたか?
近藤: ありますね。どうしても「経験者でしょ?」という前提で物事が進んでしまう。JPRLならではの細かいルールを、自分でも「多分こうだろう」と端折って理解してしまったり、逆に周りからも説明を端折られたりして、そこのギャップを埋めるのには少し苦労しました。
――そのギャップを埋めるために、どのようなことを意識されましたか?
近藤: 大切にしているのは、培ってきたノウハウは自分の引き出しとして持っておきつつも、それをそのまま正解として押し付けないことです。「前の会社ではこうだった」と一方的に出すのは違うなと。まずはJPRLの文化ややり方を自分の中にしっかり落とし込む。その上で、今の現場に合う形に自分の知見を組み合わせて共有するように意識してきました。
――周囲のメンバーとの関係性はどうですか?
近藤:まずは自分自身の感覚や認識をJPRLのやり方に合わせることに時間をかけ、半年経ってようやく、周囲のメンバーとも一歩踏み込んだ深い相談ができるようになってきました。
12月の繁忙期、初めてのトラブル対応で悩んでいた時に、早番で先に帰宅していた先輩社員がわざわざ拠点に戻ってきてくれたことがあったんです。「まだ教えてなかったよね」とレクチャーしてくれて。電話で済ませることもできたはずなのに、最後まで付き合ってくれた。その気遣いは、純粋にかっこいいなと思いましたね。ご本人は照れ隠しで「近くにいたから」なんて言ってましたけど、そんな人柄に触れて、自分もこのチームで頑張ろうと思えました。
「なぜ数値がブレるのか」に向き合う、現場改善の醍醐味。
――近藤さんは前職でも改善活動で複数回表彰をされたそうですね。今の現場はどうですか?
近藤: 日々のオペレーションを確実に回すことはもちろんですが、今はその一歩先にある「改善」にフォーカスし始めています。一度業務を覚えてしまえば、次は「どう効率化して自分の時間を捻出するか」が課題。日頃から「改善のタネ」を見つけるのは、自分にとっては自然なことなんです。
――どんな瞬間に手応えを感じますか?
近藤: 一般的には「10時間かかると予測した作業を、効率化して8時間で終わらせた」といった、目に見える成果に達成感があると思うんです。でも私の場合は、「10時間分の作業量があると予測し、計算通りピッタリ10時間で収まったとき」が一番気持ちいい。
予測に対して人手も時間も過不足なく、完璧に計画通り着地させる。逆に、夕方になって「なぜ予測した数値からブレているんだろう」と読みきれない時は、悔しくて一人で振り返っています(笑)。この「予測と実績のズレをなくし、現場を安定させること」こそが、今の多摩に必要な改善であり、面白いところだと思っています。
「やってみてダメなら戻せばいい」という空気を作りたい
――今後の目標や、これから入る仲間へのメッセージをお願いします。
近藤: 今の現場は、まだ「変化」に対して慎重な部分もあります。「今までこうだったから」で止まらずに、「まずはやってみて、ダメなら戻せばいい」というトライをもっと増やしていきたい。
ある程度改善活動に自信があって、うまくいかない状況でも試行錯誤しながら前向きに楽しめる方なら、ここは新しい経験ができる面白い場所になるはずです。仕事の話はもちろん、何でも相談し合えるような風通しの良い環境を、これから入る仲間と一緒に作っていきたいですね。
【編集後記】
日々の効率化を追求するだけでなく、その先にある「計画通りの安定」にまでこだわり抜く近藤さん。
現場の熱量と、冷静な予測精度。その両方を大切にする誠実な姿勢は、RFC多摩にさらなる「安心」と「進化」をもたらしてくれるはずです。