H.I.F.の社員さんへ、会社の魅力や仕事内容などをざっくばらんにお伺いするインタビューシリーズ。第4回目を迎えた今回お話を聞いたのは、COO（最高執行責任者）である橋本理子さんです。

HIS入社2年目で関東から関西へ転勤となり、オンライン予約サイトの運営部署で主に営業のキャリアを積んできた橋本さん。

H.I.F.は決済代行業を担う会社です。まったく毛色の違うグループ会社へ移ることを決めた背景とは？

「やりたいことがない」「夢をもてない」ーーそんな学生さんへの強いメッセージを聞くことができました。

ーー橋本さんは、新卒でHISに入社され、2年目に関東から関西へ転勤になっているんですよね。H.I.F.代表の東小薗さんとは、関西勤務中に知り合われたのでしょうか？

そうです。

当時、法人営業部で働いていた東小薗とは、仕事上やりとりをすることが何度かありました。

ちょっとした悩み事があると相談したり、話を聞いてもらったりーーそんな中で、「H.I.F.に入らないか」と声をかけてもらったのは、2018年の末でしたね。

ーーその後、正式に入社をされたのはいつ頃だったのでしょう？

翌年の1～2月には「行きます」と返事をして、正式入社は8月です。
私、もともと旅行業にとても魅力を感じていて、HISという会社自体も心から好きで。

営業として新規顧客を獲得したり、新たな旅行プランを提案したりするのが主な仕事内容だったのですが、大きなプレッシャーを感じる反面、仕事に対するやりがいも凄まじかったんです。

けれど、誤解を恐れずに言うのならば……大手ゆえに、漠然と「もどかしいな」と感じる場面も多々あったんですよね。

そういったところも含め、何か息詰まると、東小薗に話を聞いてもらっていたんです。

HISでは、人にも、環境にも恵まれていました。私にはもったいないくらい。

それでも、やりたいことがあって、追求していきたいこともたくさんあった。当時、会社のトップになりたいわけではなかった私にとって、より”自身の成長”を求めるのであれば、環境を変えるしかないと兼ねてから考えていたんです。

ーー関西でのキャリアをストップさせて関東に戻り、H.I.F.に入ろうと決められた背景には、より成長したいという気持ちがあったんですね。

ただの飽き性なのかもしれません。
どんどん新しいことに挑戦したい、自分がどこまでいけるのかを試してみたいという気持ちが強くて。

確かに、葛藤がなかったわけではありません。
HISは居心地も良かったですし……だけど、それゆえに、なのかもしれませんね。

ーーH.I.F.では、COO（最高執行責任者）として着任されていますよね。
日々、どのように仕事を進められているんですか？

新規顧客にヒアリングをし、決済代行の仕組みを整えるのが主な仕事です。
HISとの調整も行ったりします。

COOといってしまうと、なんだかとても大層な響きなんですけど……実際は、やるべき仕事をただひたすらにやっているという感じです。毎日、とてつもないスピード感で走り続けているというか。

ーー大手とはまた違った速度感なのでしょうね……。
仕事内容も働き方もガラリと変わられたと思うのですが、H.I.F.はどういったところが働きやすいと感じますか？

会社の、ひいては東小薗が描いているビジョンに対して、社員全員が共感している点です。物事を進める時には全員で協力して、スムーズに事が運びますし、全体の風通しもいい。

それはひとえに、ビジョンへの共感から生まれる”一体感”が土台にあるからだと思っています。

あとは、社員ひとりひとりの夢や目標も、いっしょになって応援してくれる雰囲気が心地いいですね。

ーー夢や目標、ですか。
それは会社としてではなく、個人の。

そうです。もちろん会社としてのビジョンはしっかりあって、それに向かって全員がそれぞれの仕事を全うしているのが前提にあります。

それを踏まえた上で、個人の夢も叶える土壌が、ここにはあるんですよ。

ーーとてもモチベーション高く日々の仕事に向かえそうですね！
ちなみに、橋本さんの夢ってどんなものですか？

私、小学校1年生から大学卒業まで、16年間女子サッカーを続けてきたんです。私という人間性を培っていく上で、サッカーには心からお世話になったと感じています。

なので、「サッカー・スポーツ界に対する恩返しをしたい」というのが長年の夢であり、モチベーションの源泉でもありますね。

まだまだ漠然としている面もあるのですが……、スポーツを軸に、しっかりとお金がまわっていく経済圏をつくっていきたいんです。

ーーサッカーを16年間……凄すぎます。
橋本さんのように、夢や目標、自分が人生を通してやり遂げたいことに出会えず、悩んでいる学生さんも多いと思っています。
何かアドバイスがあれば教えていただきたいです。

やりたいことって、なくてもいいと思っているんです。

もちろん、やりたいことがあるっていう状態は素晴らしいですが、

無理に探す必要はないし、複数バラバラに持っていても、1本に絞ることもない。

それでも焦ってしょうがないのであれば、ひとまず目の前のことに集中して、あらゆる物事に興味をもって、インプットしまくること。

こういうのって、見つけようと思えば思うほど、見つからないものですから。

住む場所や環境を変えたり、普段の人付き合いを変えたりしてみるのもいいですね。

私もつい最近までは自分が何をしたいのかなんて具体的にはイメージできなかったです。

今後も変わるかもしれないですし。

本当に「やりたい事を見つける方法」があったら私にも教えてほしい。

ーー興味を持つこと、インプットすること。まずは自分を知ることから、ですね。
最後に、インターンや入社を検討されている皆さまへ、H.I.F.の魅力を一言で教えてください！

夢実現への道筋をいっしょに整えてくれる、多様性のある風土が一番の魅力です。

いい意味で、H.I.F.の社員って全員が”変わってる”んです。

ひとりひとり個性があるし、互いに依存関係はまったくない。各々が自立して仕事をしているにも関わらず、結果的にチームとしてまとまっている点も居心地のいい所以です。

よく、うちの代表・東小薗が、「スタンドプレーによって生じるチームプレー」ってフレーズをよく使うんです。

個人を尊重してくれる、夢を応援してくれる会社。
きっと、他にはなかなかないと思いますよ。

ライター：北村有